パッケージの接続マネージャーを追加、削除、または共有する
Integration Services には、リレーショナル データベース、Analysis Services データベース、CSV および XML 形式のファイルなど、さまざまなデータ ソースに接続するためのさまざまな接続マネージャーが含まれています。 接続マネージャーは、パッケージ レベルまたはプロジェクト レベルで作成できます。 プロジェクト レベルで作成した接続マネージャーは、プロジェクト内のすべてのパッケージで使用できます。 一方、パッケージ レベルで作成した接続マネージャーは、特定のパッケージでのみ使用できます。
データ ソースの代わりにプロジェクト レベルで作成された接続マネージャーを使用して、ソースへの接続を共有します。 プロジェクト レベルで接続マネージャーを追加するには、 Integration Services プロジェクトでプロジェクト配置モデルを使用する必要があります。 このモデルを使用するようにプロジェクトが構成されている場合、 [接続マネージャー] フォルダーが ソリューション エクスプローラーに表示され、 [データ ソース] フォルダーが ソリューション エクスプローラーから削除されます。
Note
パッケージでデータ ソースを使用する場合は、プロジェクトをパッケージ配置モデルに変換する必要があります。
2 つのモデルの詳細については、「 プロジェクトとパッケージの展開」を参照してください。 プロジェクト配置モデルへのプロジェクトの変換の詳細については、「 Integration Services サーバーへのプロジェクトの配置」を参照してください。
次の手順はすべての種類の接続マネージャーに適用されます。次のタスクの実行方法について説明します。
パッケージ作成時に接続マネージャーを追加するには
SQL Server インポートおよびエクスポート ウィザードを使用します。
接続マネージャーの作成と構成に加えて、このウィザードでは、接続マネージャーを使用する変換元および変換先の作成と構成を行うこともできます。 詳細については、「 SQL Server データ ツールでのパッケージの作成」を参照してください。
接続マネージャーを既存のパッケージに追加するには
SQL Server Data Tools (SSDT)で、目的のパッケージが含まれている Integration Services プロジェクトを開きます。
ソリューション エクスプローラーで、パッケージをダブルクリックして開きます。
SSIS デザイナーで、 [制御フロー] タブ、 [データ フロー] タブ、または [イベント ハンドラー] タブをクリックして、 [接続マネージャー] 領域を表示します。
[接続マネージャー] 領域で任意の場所を右クリックし、次のいずれかの操作を行います。
パッケージに追加する接続マネージャーの種類をクリックします。
または
追加する種類が一覧にない場合は、 [新しい接続] をクリックして [SSIS 接続マネージャーの追加] ダイアログ ボックスを開き、接続マネージャーの種類を選択してから [OK] をクリックします。
選択した接続マネージャーの種類に応じたカスタム ダイアログ ボックスが開きます。 接続マネージャーの種類と設定可能なオプションの詳細については、次のオプションの表を参照してください。
[接続マネージャー] 領域に、追加した接続マネージャーが一覧表示されます。
必要に応じて、接続マネージャーを右クリックし、 [名前の変更] をクリックして、接続マネージャーの既定の名前を変更します。
更新したパッケージを保存するには、 [ファイル] メニューの [選択されたファイルを上書き保存] をクリックします。
プロジェクト レベルで接続マネージャーを追加するには
SQL Server Data Tools (SSDT)で、 Integration Services プロジェクトを開きます。
ソリューション エクスプローラーで [接続マネージャー] を右クリックし、 [新しい接続マネージャー] をクリックします。
[SSIS 接続マネージャーの追加] ダイアログ ボックスで、接続マネージャーの種類を選択し、 [追加] をクリックします。
選択した接続マネージャーの種類に応じたカスタム ダイアログ ボックスが開きます。 接続マネージャーの種類と設定可能なオプションの詳細については、次のオプションの表を参照してください。
追加した接続マネージャーが、 ソリューション エクスプローラー の [接続マネージャー] ノードの下に表示されます。 また、プロジェクト内のすべてのパッケージの [SSIS デザイナー] ウィンドウの [接続マネージャー] タブにも表示されます。 このタブに表示される接続マネージャーの名前の前には (プロジェクト) と表記され、パッケージ レベルの接続マネージャーと区別されます。
必要に応じて、 [ソリューション マネージャー] ウィンドウの [接続マネージャー] ノードまたは [SSIS デザイナー] ウィンドウの [接続マネージャー] タブで接続マネージャーを右クリックし、 [名前の変更] をクリックして、接続マネージャーの既定の名前を変更します。
Note
[SSIS デザイナー] ウィンドウの [接続マネージャー] タブでは、接続マネージャーの名前の前に表示されている (プロジェクト) を上書きすることはできません。 これは仕様です。
接続マネージャーのプロパティのパラメーターを作成するには
[接続マネージャー] 領域で、パラメーターを作成する接続マネージャーを右クリックし、 [パラメーター化] をクリックします。
[パラメーター化] ダイアログ ボックスでパラメーター設定を構成します。 詳細については、「 [パラメーター化] ダイアログ ボックス」を参照してください。
パッケージから接続マネージャーを削除するには
SQL Server Data Tools (SSDT)で、目的のパッケージが含まれている Integration Services プロジェクトを開きます。
ソリューション エクスプローラーで、パッケージをダブルクリックして開きます。
SSIS デザイナーで、 [制御フロー] タブ、 [データ フロー] タブ、または [イベント ハンドラー] タブをクリックして、 [接続マネージャー] 領域を表示します。
削除する接続マネージャーを右クリックして、 [削除] をクリックします。
SQL 実行タスクや OLE DB ソースなどのパッケージ要素が使用している接続マネージャーを削除すると、結果は次のようになります。
削除された接続マネージャーを使用していたパッケージ要素にエラー アイコンが表示されます。
パッケージの検証に失敗します。
パッケージを実行できません。
更新したパッケージを保存するには、 [ファイル] メニューの [選択されたファイルを上書き保存] をクリックします。
共有接続マネージャー (プロジェクト レベルの接続マネージャー) を削除するには
プロジェクト レベルの接続マネージャーを削除するには、 [ソリューション エクスプローラー] ウィンドウの [接続マネージャー] ノードで接続マネージャーを右クリックし、 [削除] をクリックします。 SQL Server Data Tools で次のような警告メッセージが表示されます。
警告
プロジェクト接続マネージャーを削除すると、その接続マネージャーを使用するパッケージが動作しなくなる場合があります。 この操作を元に戻すことはできません。 接続マネージャーを削除しますか。
接続マネージャーを削除するには [OK] をクリックし、削除しない場合は [キャンセル] をクリックします。
Note
プロジェクトのパッケージに対して開いた [SSIS デザイナー] ウィンドウの [接続マネージャー] タブから、プロジェクト レベルの接続マネージャーを削除することもできます。 そのためには、タブで接続マネージャーを右クリックし、 [削除] をクリックします。