Excel 接続マネージャー
Excel 接続マネージャーを使用すると、パッケージを既存の Microsoft Excel ブック ファイルに接続できます。 Microsoft SQL Server Integration Services に含まれる Excel ソースと Excel 変換先は、Excel 接続マネージャーを使用します。
パッケージに Excel 接続マネージャーを追加すると、Integration Services によって、実行時に Excel 接続として解決される接続マネージャーが作成され、接続マネージャーのプロパティが設定され、パッケージのコレクションに接続マネージャーが Connections
追加されます。
接続マネージャーの ConnectionManagerType
プロパティは、EXCEL
に設定されます。
Note
パスワードで保護された Excel ファイルには接続できません。
Excel 接続マネージャーの構成
Excel 接続マネージャーは、次の方法で構成できます。
Excel ブック ファイルのパスを指定します。
ファイルの作成に使用した Excel のバージョンを指定します。
選択したワークシート内または範囲内でアクセスするデータの最初の行に、列名が格納されているかどうかを示します。
Excel ソースによって Excel 接続マネージャーが使用された場合は、抽出したデータに列名が含められます。 Excel 変換先によって使用された場合は、出力されたデータに列名が含められます。
Excel 接続マネージャーは、Microsoft OLE DB Provider for Jet 4.0 とそのサポートされる Excel ISAM (Indexed Sequential Access Method) ドライバーを使用して、Excel データ ソースへのデータの接続と読み取りと書き込みを行います。 Excel ソースと Excel 変換先で使用する場合のこのプロバイダーとドライバーの動作の詳細については、「 Excel のソース と Excel の変換先」を参照してください。
プロパティを設定するには SSIS デザイナーから行うか、またはプログラムによって設定します。
SSIS デザイナーで設定できるプロパティの詳細については、「 Excel 接続マネージャー」を参照してください。
プログラムによる接続マネージャーの構成については、「 ConnectionManager 」と「 プログラムによる接続の追加に設定されます。
Excel ファイルのグループによるループ処理については、「 Foreach ループ コンテナーを使用して Excel のファイルおよびテーブルをループ処理する」をご覧ください。