グラフ ビュー

グラフ ビューには、グローバル スキーマ ノードおよびノード間のリレーションシップがグラフィック表示されます。グラフ ビューでは、デザイン サーフェイスのスキーマ セットのレイアウトを変更できないことに注意してください。グラフ ビューには、XML スキーマ デザイナーのツール バーおよび階層リンク バーも含まれています。

次の画像は、デザイン サーフェイスに 6 つのグローバル ノードが表示されたグラフ ビューを示します。

デザイン サーフェイス

グラフ ビューのデザイン サーフェイスには、XML スキーマ デザイナーのワークスペースのコンテンツが表示されます。ワークスペースにスキーマ セットからのグローバル ノードが含まれている場合、ノードがグラフ ビューのデザイン サーフェイスに表示され、リレーションシップを持つノード間に矢印が引かれます。

グラフ ビューのノードをダブルクリックすると、XML エディターが表示されます。

ワークスペースから選択したノードを削除するには、XSD デザイナーのツール バーまたは Del キーを使用します。

デザイン サーフェイスが空白の場合、XML エディター、XML スキーマ エクスプローラー、およびウォーターマークが表示されます。ウォーターマークは、XSD デザイナーのすべてのビューへのリンクの一覧です。

スキーマ セットにエラーがある場合、一覧の最後に "スキーマ セット内のエラーを表示および修正するには、エラー一覧を使用します" というテキストが表示されます。

階層リンク バー

グラフ ビューの下部に表示される階層リンク バーは、選択したノードが存在するスキーマ セットの場所を示します。複数の項目が選択されている場合、階層リンク バーは空白になります。

コンテキスト メニュー

グラフ ビューのデザイン サーフェイスにあるすべてのノードに使用できるオプションを次の表に示します。

オプション	内容
[XML スキーマ エクスプローラーで表示]	スキーマ エクスプローラーにフォーカスを置き、スキーマ セット ノードを強調表示します。
[グラフ ビューで表示]	グラフ ビュー (灰色表示) に切り替えます。
[サンプル XML の生成]	グローバル要素でのみ使用できます。グローバル要素のサンプル XML ファイルを生成します。
[ワークスペースのクリア]	ワークスペースおよびデザイン サーフェイスをクリアします。
[ワークスペースからの削除]	ワークスペースおよびデザイン サーフェイスから選択したノードを削除します。
[選択項目以外のすべてをワークスペースから削除]	ワークスペースおよびデザイン サーフェイスから選択されていないノードを削除します。
[イメージとしてダイアグラムをエクスポート…]	デザイン サーフェイスを XPS ファイルに保存します。
[すべて選択]	デザイン サーフェイスのすべてのノードを選択します。
[コードの表示]	選択したノードを含むファイルが XML エディターで開きます。XML エディターには、XML スキーマ エクスプローラーで選択されている項目も表示されます。
[プロパティ ウィンドウ]	[プロパティ] ウィンドウを開きます (まだ開いていない場合)。このウィンドウには、ノードに関する情報が表示されます。

グローバル要素のコンテキスト メニューには、前述の共通オプションに加えて、次のオプションがあります。

オプション	内容
[型定義を追加]	ダイアグラムに基本型を追加します。
[すべての参照を追加]	要素を参照するすべてのノードを追加し、その間にリレーションシップを示す矢印を引きます。
[代替グループのメンバーを追加]	すべての代替グループのメンバーを追加します。このオプションは、要素が代替グループの先頭またはメンバーの場合にビューに表示されます。
[サンプル XML の生成]	グローバル要素のサンプル XML ファイルを生成します。

グローバル単純型とグローバル複合型のコンテキスト メニューには、前述の共通オプションに加えて、次のオプションがあります。

オプション	内容
[基本型の追加]	選択した型がグローバル型から派生している場合に、選択した型の基本型を追加します。
[すべての参照を追加]	選択した型へのすべての参照を追加します。これには、選択した型および選択した型から派生した型の要素と属性が含まれます。
[すべての派生型を追加]	選択した型から直接または間接的に派生したすべての型を追加します。
[すべての先祖を追加]	すべての親の型 (基本型) を追加します。

グローバル グループと属性グループのコンテキスト メニューには、前述の共通オプションに加えて、次のオプションがあります。

オプション	内容
[すべての参照を追加]	グループを参照するすべてのノードを追加し、その間にリレーションシップを示す矢印を引きます。
[すべてのメンバーを追加]	グループのすべてのメンバーを追加し、その間にリレーションシップを示す矢印を引きます。

グローバル属性のコンテキスト メニューには、前述の共通オプションに加えて、次のオプションがあります。

オプション	内容
[すべての参照を追加]	グループを参照するすべてのノードを追加し、その間にリレーションシップを示す矢印を引きます。

[プロパティ ウィンドウ]

最初に [プロパティ] ウィンドウを開くには、コンテキスト メニューを使用します。既定では、Visual Studio の右下隅に [プロパティ] ウィンドウが表示されます。コンテンツ モデル ビューに表示されているノードをクリックすると、そのノードのプロパティが [プロパティ] ウィンドウに表示されます。

XSD ツール バー

グラフ ビューがアクティブな場合に、次の XSD ツール バー ボタンが表示されます。

オプション	内容
[スタート ビューの表示]	スタート ビューに切り替えます。このビューには、ショートカット キーの Ctrl + 1 を使用してアクセスできます。
[コンテンツ モデル ビューの表示]	コンテンツ モデル ビューに切り替えます。このビューには、ショートカット キーの Ctrl + 2 を使用してアクセスできます。
[グラフ ビューの表示]	グラフ ビューに切り替えます。このビューには、ショートカット キーの Ctrl + 3 を使用してアクセスできます。
[ワークスペースのクリア]	ワークスペースおよびデザイン サーフェイスをクリアします。
[ワークスペースからの削除]	ワークスペースおよびデザイン サーフェイスから選択したノードを削除します。
[選択項目以外のすべてをワークスペースから削除]	ワークスペースおよびデザイン サーフェイスから選択されていないノードを削除します。このオプションは、コンテンツ モデル ビューおよびグラフ ビューで有効です。
[左から右]	グラフ ビューのレイアウトを、左から右にノードの階層が表示されるように変更します。このオプションには、ショートカット キーの Alt + →を使用してアクセスできます。
[右から左]	グラフ ビューのレイアウトを、右から左にノードの階層が表示されるように変更します。このオプションには、ショートカット キーの Alt + ←を使用してアクセスできます。
[上から下]	グラフ ビューのレイアウトを、上から下にノードの階層が表示されるように変更します。このオプションには、ショートカット キーの Alt + ↓を使用してアクセスできます。
[下から上]	グラフ ビューのレイアウトを、下から上にノードの階層が表示されるように変更します。このオプションには、ショートカット キーの Alt + ↑を使用してアクセスできます。

パン/スクロール

スクロール バーを使用するか、Ctrl キーを押しながらマウスをクリックしてドラッグすることで、デザイン サーフェイスをパンできます。マウスをクリックしてドラッグすることでデザイン サーフェイスをパンした場合は、カーソルが 4 方向を指す 4 つの交差矢印に変化します。

元に戻す/やり直し

元に戻す/やり直し機能は、グラフ ビューの次の操作に対して有効です。

• ドラッグ アンド ドロップして 1 つのノードを追加する。

• スキーマ エクスプローラーの検索結果ウィンドウまたはスタート ビューのクエリで複数のノードを追加する。

• 1 つまたは複数のノードを削除する。

ズーム

ズームはグラフ ビューの右下隅にあります。

ズームは、次の方法で制御できます。

• マウス カーソルをグラフ ビューのサーフェイスの上に置いた状態で、Ctrl キーを押しながらマウスのホイールを回転させる。

• スライダー コントロールを使用する。スライダーは現在のズーム レベルを示します。

ズームのスライダーは、スライダーを選択したり、その上にカーソルを合わせたり、Ctrl キーを押しながらマウスのホイールを回転させてズームさせるときは不透明になります。それ以外の場合は透明です。

XML エディターとの統合

ノードをクリックしたり、[コードの表示] コンテキスト メニューを使用することで、グラフ ビューと XML エディターを切り替えることができます。

XML エディターでスキーマ セットを変更すると、グラフ ビューにもその変更が同期されます。詳細については、「XML エディターとの統合」を参照してください。

関連項目

概念

デザイン サーフェイス