XML スキーマ エクスプローラー
XML スキーマ エクスプローラーは Microsoft Visual Studio および XML エディターに統合されており、これを使用すると、XML スキーマ定義言語 (XSD) スキーマの操作が可能になります。XML スキーマ ファイルを開くと、XML スキーマ エクスプローラーに [スキーマ セット] ノードが表示されます。XML スキーマ エクスプローラーには、対象ファイルに対してインクルード、インポート、または再定義されたすべてのスキーマだけでなく、include ステートメントまたは import ステートメントを通じて参照されているファイルも表示されます。
XML スキーマ エクスプローラーでは、次の操作を実行できます。
スキーマ セットの概要をすばやく確認する。
ツリーを参照して移動する。
キーワード検索とスキーマ固有の検索を実行する。詳細については、「スキーマ セットの検索」を参照してください。
グラフ ビューまたはコンテンツ モデル ビューに検索結果を追加する。
ドキュメントの順序、ドキュメントの種類、またはドキュメント名でツリーを並べ替える。詳細については、「並べ替え、フィルター処理、およびグループ化」を参照してください。
XML エディターを開き、XSD ファイルのコードの場所にジャンプする。詳細については、「XML エディターとの統合」を参照してください。
グローバル要素のサンプル XML を生成する。
XML スキーマ エクスプローラーでは、ツリー ビューでスキーマ セットの階層を表示することができます。また、検索、フィルター処理、ナビゲーション、および並べ替えを行うこともできます。XML スキーマ エクスプローラーにアクセスするには、次のいずれかの操作を実行します。
スタート ビューが表示されている場合は、[XML スキーマ エクスプローラー] リンクをクリックします。
グラフ ビューまたはコンテンツ モデル ビューが表示されており、ワークスペース内にノードが存在する場合は、コンテキスト メニューを使用して XML スキーマ エクスプローラーを選択します。
[表示] メニューからも [XML スキーマ エクスプローラー] を選択できます。
.xsd ファイルに関連付けられた Visual Basic の XML リテラルが記述されている .vb ファイルからも XML スキーマ エクスプローラーにアクセスできます。XML スキーマ エクスプローラーでスキーマ セットを表示するには、XML リテラルまたは XML 名前空間インポートで XML ノードを右クリックして、[スキーマ エクスプローラーで表示] コマンドをクリックします。詳細については、「XML リテラルと XML スキーマ エクスプローラーの統合」を参照してください。
ツリー ビュー
XML スキーマ エクスプローラーでは、事前にコンパイルされたスキーマ セット情報がツリー構造で表示されます。ツリー構造は、次のように構成されます。
最上位レベルは、スキーマ セット ノードです。
2 番目のレベルには名前空間が含まれます。
3 番目のレベルにはファイルが含まれます。
4 番目のレベルにはグローバル ノードが含まれます。これには、要素、グループ、複合型、単純型、属性、属性グループ、include ステートメントimport ステートメント、および redefine ステートメントを含めることができます。
ツリー構造の例を次に示します。
選択とアクティブ化
ノードを強調表示して選択するには、スキーマ エクスプローラーでそのノードをクリックします。
ノードをアクティブ化するには、ノードをダブルクリックするか、ノードを選択して Enter キーを押します。
ノードをアクティブ化すると、このノードが定義されているファイルが開き (ファイルが既に開かれていない場合)、ファイル内でノードが選択されます。
ファイル ノードをアクティブ化すると、選択されたファイルが開き (既に開かれていない場合)、<schema> ノードが強調表示されます。
SchemaSet または名前空間ノードをアクティブ化しても、何も行われません。
ノードのドラッグ アンド ドロップ
グローバル ノード、ファイル ノード、名前空間ノードを XSD デザイナーのビューにドラッグ アンド ドロップすることができます。現在のビューがスタート ビューの場合は、ビューにノードをドラッグすると、グラフ ビューが開きます。現在のビューがコンテンツ モデル ビューまたはグラフ ビューの場合は、ビューにノードをドロップしてもビューは変化しません。
ビューにファイルをドロップすると、ファイル内のすべてのグローバル ノードが XSD デザイナーのワークスぺースに追加されます。ビューに名前空間をドロップすると、名前空間内のすべてのグローバル ノードがワークスぺースに追加されます。ワークスペースは、すべてのビューで共有されます。
ローカル ノードまたはローカル インポートをドラッグ アンド ドロップすることはできません。