IInkAnalyzer::Reconcile メソッド
バックグラウンド インク分析操作の結果を、 IInkAnalyzer::BackgroundAnalyze メソッドの呼び出し以降にアプリケーションによって変更されていないツリーの部分のコンテキスト ノード ツリーに適用します。
構文
HRESULT Reconcile();
パラメーター
このメソッドにはパラメーターはありません。
戻り値
戻り値の説明については、「 クラスとインターフェイス - インク分析」を参照してください。
解説
既定では、 IInkAnalyzer は、 _IAnalysisEvents::IntermediateResults イベントと _IAnalysisEvents:: Results イベントを発生させる直前に、自動調整フェーズ を 実行します。
自動調整を無効にするには、インク アナライザーの分析モードから AnalysisModes_AutomaticReconciliation フラグをオフにします (「IInkAnalyzer::SetAnalysisModes メソッドと AnalysisModes」を参照してください)。 IInkAnalyzer::BackgroundAnalyze メソッドは、自動調整が無効になっており、アプリケーションが _IAnalysisEvents::ReadyToReconcile イベントを処理しない場合にエラーを返します。 IInkAnalyzer が結果の処理を続行したり、対応する分析ステージの詳細な分析を続行したりする前に、アプリケーションで IInkAnalyzer::Reconcile メソッドを呼び出す必要があります。
アプリケーションでは、背景分析中 に IInkAnalyzer オブジェクトのコンテキスト ノード ツリーで、ストロークの追加や削除、ストローク データの変更などの変更を行うことができます。 このような変更により、バックグラウンド分析結果の一部が無効になることがあります。 このメソッドは、アプリケーションが変更されていないツリーの部分に対して、アナライザーのコンテキスト ノード ツリーにのみ分析結果を適用します。 また、このメソッドは、無効な分析結果を含む領域を IInkAnalyzer オブジェクトのダーティ領域に追加します (「IInkAnalyzer::GetDirtyRegion メソッド」を参照)。
を使用してインクを分析する方法の詳細については、「 インク分析の概要」を参照してください。AnalysisModes
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント |
Windows XP Tablet PC Edition [デスクトップ アプリのみ] |
サポートされている最小のサーバー |
サポートなし |
ヘッダー |
|
[DLL] |
|