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glArrayElement 関数

glArrayElement 関数は、頂点のレンダリングに使用される配列要素を指定します。

構文

void WINAPI glArrayElement(
   GLint index
);

パラメーター

インデックス

有効な配列内のインデックス。

戻り値

この関数は値を返しません。

注釈

glBeginglEnd のペア内で glArrayElement 関数を使用して、ポイント、ライン、およびポリゴンプリミティブの頂点データと属性データを指定します。 glArrayElement 関数は、有効な頂点配列のインデックスにある頂点と属性データを使用して、1 つの頂点のデータを指定します。

glArrayElement を使用すると、最初から最後の順序でデータの配列をストリーミングするのではなく、頂点データにインデックスを付けてプリミティブを構築できます。 glArrayElement は単一の頂点のみを指定するため、個々のプリミティブの属性を明示的に指定できます。 たとえば、個々の三角形ごとに 1 つの法線を設定できます。

表示リストに glArrayElement の呼び出しを含めると、配列ポインターと有効値によって決まる必要な配列データも表示リストに入力されます。 配列ポインターと有効化値は、表示リストの実行時ではなく、表示リストの作成時に決定されます。

glArrayElement を使用すると、いつでも静的配列データの読み取りとキャッシュを行うことができます。 配列を再度指定せずに静的配列の要素を変更すると、 glArrayElement に対する後続の呼び出しの結果は未定義になります。

glEnableClientState(GL_VERTEX_ARRAY) を最初に呼び出さずに glArrayElement を呼び出すと、描画は行われませんが、有効な配列に対応する属性は変更されます。 glBeginglEnd のペア内で配列を指定してもエラーは生成されませんが、結果は未定義です。

注意

glArrayElement 関数は、OpenGL バージョン 1.1 以降でのみ使用できます。

必要条件

要件
サポートされている最小のクライアント
Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリのみ]
サポートされている最小のサーバー
Windows 2000 Server [デスクトップ アプリのみ]
ヘッダー
Gl.h
ライブラリ
Opengl32.lib
[DLL]
Opengl32.dll

関連項目

glBegin

glColorPointer

glDrawArrays

glEdgeFlagPointer

glEnableClientState

glEnd

glGetPointerv

glGetString

glIndexPointer

glNormalPointer

glTexCoordPointer

glVertexPointer