カスタム デバッグ エンジンを作成する
デバッグ エンジン (DE) は、特定のランタイム アーキテクチャのデバッグを可能にするコンポーネントです。 通常は、ランタイム環境ごとに 1 つの DE 実装のみが存在します。
Note
Transact-SQL および JScript 用には個別の DE 実装が存在しますが、VBScript と JScript は単一の DE を共有します。
DE は、インタープリターまたはオペレーティング システムと連携して、実行制御、ブレークポイント、式の評価などのデバッグ サービスを提供します。 これらのサービスは DE のインターフェイスを通じて実装され、デバッガーの動作モードをさまざまに遷移させる可能性があります。 詳細については、「操作モード」を参照してください。
DE の作成は、次の手順から構成されます。
DE を Visual Studio に登録する
デバッグされるプログラムの有効化
実行制御と状態評価を実装する
送信イベント
終了とデタッチをセットアップする
このセクションの内容
「カスタム デバッグ エンジンを登録する」では、デバッグ エンジンを Visual Studio に登録して使用できるようにするために必要な手順について説明すます。
「プログラムのデバッグを有効にする」では、DE でプログラムをデバッグする前に、まず DE を起動するか、既存のプログラムにアタッチする必要があることを説明すます。
「実行制御と状態の評価」では、実行制御機能を実装することがアプリケーションのデバッグに必要である理由について説明すます。
「送信イベント」では、デバッガーと DE 間の通信について、DCOM に基づいたイベント モデルとして説明すます。
「終了とデタッチを設定する」では、正常終了を実現する方法について説明すます。これは、デバッグ対象のアプリケーションにブレークポイント、例外、実行時エラー、または無限ループがないことを意味します。
「デバッガー イベントの呼び出し」では、デバッグ セッションで発生するイベントの呼び出し順序について説明すます。
「方法: カスタム デバッグ エンジンをデバッグする」では、カスタム DE をデバッグする方法について説明すます。