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Visual Studio デバッガーの拡張性

Visual Studio には、完全にインタラクティブなソース コード デバッガーが含まれており、プログラムのバグを追跡するための強力で使いやすいツールを提供します。 デバッガーは、Visual Basic、C#、C/C++、および JavaScript を完全にサポートしています。 ただし、Microsoft ダウンロード センターから入手できる Visual Studio SDK を使用すると、同じ豊富な機能を備えたデバッガーで他のプログラミング言語をサポートできます。

Visual Studio デバッガーは、デバッグ対象の言語に固有の、デバッグ コンポーネントへの共通のフロントエンド (つまり、ユーザー インターフェイス) です。 新しい言語では、Visual Studio デバッガーによるサポートに必要なのは、デバッグ エンジン (DE) などの必要なバックエンド コンポーネントを作成することだけです。 このようなときに Visual Studio SDK が役に立ちます。

Visual Studio SDK には、新しい DE を作成するために必要なすべての Visual Studio 要素への完全な参照が含まれています。 また、作業を開始するためのサンプルとチュートリアルも用意されています。

デバッグをサポートする言語プロジェクト システムの完全なサンプルについては、IronPython サンプルを参照してください。

次のセクションでは、Visual Studio SDK を使用してデバッガーを拡張する方法について説明します。

このセクションの内容

概要」では、Visual Studio デバッグの機能と SDK をインストールする方法について説明します。

カスタム デバッグ エンジンを作成する」では、DE のためのプログラムの準備から DE のデタッチまで、カスタム DE プロセスについて説明します。

CLR 式エバリュエーターを記述する」では、式エバリュエーターを記述する必要があるかどうかについて説明します。

デバッグ エンジンの実装方法を選択する」では、DE を実装する方法について説明します。

参照では、Visual Studio デバッグ API に関するドキュメントを示します。

サンプル」には、共通言語ランタイムの式エバリュエーター サンプルとデバッグ エンジン サンプルへのリンクが含まれています。