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CMDIFrameWndEx クラス

CMDIFrameWnd (Windows のマルチ ドキュメント インターフェイス (MDI: Multiple Document Interface) のフレーム ウィンドウ) の機能を拡張します。

class CMDIFrameWndEx : public CMDIFrameWnd

メンバー

Bb984374.collapse_all(ja-jp,VS.110).gifパブリック メソッド

名前

説明

CMDIFrameWndEx::ActiveItemRecalcLayout

アクティブな項目のレイアウトを再計算します。

CMDIFrameWndEx::AddDockSite

このメソッドは使用されません。

CMDIFrameWndEx::AddPane

ペインをドッキング マネージャーに登録します。

CMDIFrameWndEx::AdjustClientArea

境界線を使用できるようにクライアント領域を縮小します。

CMDIFrameWndEx::AdjustDockingLayout

すべてのドッキングされるペインのレイアウトを再計算します。

CMDIFrameWndEx::AreMDITabs

MDI タブ機能または MDI タブ付きグループ機能が有効かどうかを判断します。

CMDIFrameWndEx::CanCovertControlBarToMDIChild

フレーム ウィンドウでドッキング ペインをタブ付きドキュメントに変換できるかどうかを判定するために、フレームワークによって呼び出されます。

CMDIFrameWndEx::ControlBarToTabbedDocument

指定したドッキング ペインをタブ付きドキュメントに変換します。

CMDIFrameWndEx::CreateDocumentWindow

子ドキュメント ウィンドウを作成します。

CMDIFrameWndEx::CreateNewWindow

新しいウィンドウを作成するために、フレームワークによって呼び出されます。

CMDIFrameWndEx::CreateObject

このクラス型の動的インスタンスを作成するために、フレームワークによって使用されます。

CMDIFrameWndEx::DockPane

指定されたペインをフレーム ウィンドウにドッキングします。

CMDIFrameWndEx::DockPaneLeftOf

ペインを別のペインの左側にドッキングします。

CMDIFrameWndEx::EnableAutoHidePanes

ペインがメイン フレーム ウィンドウの指定した辺にドッキングされている場合に、ペインの自動非表示モードを有効にします。

CMDIFrameWndEx::EnableDocking

MDI フレーム ウィンドウに属するペインのドッキングを有効にします。

CMDIFrameWndEx::EnableFullScreenMainMenu

表示と非全画面表示モードのメイン メニュー。

CMDIFrameWndEx::EnableFullScreenMode

フレーム ウィンドウの全画面表示モードを有効にします。

CMDIFrameWndEx::EnableLoadDockState

ドッキング状態の読み込みを有効または無効にします。

CMDIFrameWndEx::EnableMDITabbedGroups

MDI タブ付きグループ機能を有効または無効にします。

CMDIFrameWndEx::EnableMDITabs

MDI タブ機能を有効または無効にします。有効にすると、フレーム ウィンドウに各 MDI 子ウィンドウのタブが表示されます。

CMDIFrameWndEx::EnableMDITabsLastActiveActivation

ユーザーが現在のタブを閉じたときに、最後にアクティブだったタブをアクティブにするかどうかを指定します。

CMDIFrameWndEx::EnablePaneMenu

アプリケーション ペインのリストを表示するポップアップ ペイン メニューの自動的な作成と管理を有効または無効にします。.

CMDIFrameWndEx::EnableWindowsDialog

CMFCWindowsManagerDialog ダイアログ ボックスを呼び出すコマンド ID を持つメニュー項目を挿入します。

CMDIFrameWndEx::GetActivePopup

現在表示されているポップアップ メニューへのポインターを返します。

CMDIFrameWndEx::GetPane

指定したコントロール ID を持つペインへのポインターを返します。

CMDIFrameWndEx::GetDefaultResId

MDI フレーム ウィンドウの共有リソースの ID を返します。

CMDIFrameWndEx::GetMDITabGroups

MDI タブ付きウィンドウの一覧を返します。

CMDIFrameWndEx::GetMDITabs

下線付きのタブ付きウィンドウへの参照を返します。

CMDIFrameWndEx::GetMDITabsContextMenuAllowedItems

MDI タブ付きグループ機能が有効である場合に、どのコンテキスト メニュー項目が有効かを示すフラグの組み合わせを返します。

CMDIFrameWndEx::GetMenuBar

フレーム ウィンドウに関連付けられているメニュー バー オブジェクトへのポインターを返します。

CMDIFrameWndEx::GetRibbonBar

フレームのリボン バー コントロールを取得します。

CMDIFrameWndEx::GetTearOffBars

ティアオフ状態になっている CPane 派生オブジェクトのリストを返します。

CMDIFrameWndEx::GetThisClass

このクラス型に関連付けられた CRuntimeClass オブジェクトへのポインターを取得するために、フレームワークによって呼び出されます。

CMDIFrameWndEx::GetToolbarButtonToolTipText

アプリケーションがツール バー ボタンのツールヒントを表示するときに、フレームワークによって呼び出されます。

CMDIFrameWndEx::InsertPane

指定したペインをドッキング マネージャーに登録します。

CMDIFrameWndEx::IsFullScreen

フレーム ウィンドウが全画面表示モードかどうかを判定します。

CMDIFrameWndEx::IsMDITabbedGroup

MDI タブ付きグループ機能が有効かどうかを判定します。

CMDIFrameWndEx::IsMemberOfMDITabGroup

指定したタブ付きウィンドウが、MDI タブ付きグループに属するウィンドウの一覧にあるかどうかを判断します。

CMDIFrameWndEx::IsMenuBarAvailable

フレーム ウィンドウにメニュー バーがあるかどうかを判定します。

CMDIFrameWndEx::IsPointNearDockSite

指定された点がドッキング サイトの近くにあるかどうかを判定します。

CMDIFrameWndEx::IsPrintPreview

フレーム ウィンドウが印刷プレビュー モードかどうかを判定します。

CMDIFrameWndEx::LoadFrame

リソース情報からフレーム ウィンドウを作成します。(CMDIFrameWnd::LoadFrame をオーバーライドします。)

CMDIFrameWndEx::LoadMDIState

MDI タブ付きグループの指定されたレイアウト、および以前に開いたドキュメントの一覧を読み込みます。

CMDIFrameWndEx::MDITabMoveToNextGroup

現在アクティブなタブ付きウィンドウから、次または前のタブ付きグループにアクティブなタブを移動します。

CMDIFrameWndEx::MDITabNewGroup

1 つのウィンドウを持つ新しいタブ付きグループを作成します。

CMDIFrameWndEx::NegotiateBorderSpace

埋め込み先編集の有効化時に、フレーム ウィンドウの境界領域を調整します。

CMDIFrameWndEx::OnCloseDockingPane

ドッキングできるペインの閉じるボタンをユーザーがクリックしたときに、フレームワークによって呼び出されます。

CMDIFrameWndEx::OnCloseMiniFrame

ユーザーが浮動ミニフレーム ウィンドウの閉じるボタンをクリックすると、フレームワークによって呼び出されます。

CMDIFrameWndEx::OnClosePopupMenu

アクティブなポップアップ メニューが WM_DESTROY メッセージを処理するときに、フレームワークによって呼び出されます。

COleIPFrameWndEx::OnCmdMsg

コマンド メッセージの転送先を決定してディスパッチし、さらにコマンド ユーザー インターフェイス オブジェクトを更新するために、フレームワークによって呼び出されます。

CMDIFrameWndEx::OnDrawMenuImage

メニュー項目に関連付けられたイメージが描画されるときに、フレームワークによって呼び出されます。

CMDIFrameWndEx::OnDrawMenuLogo

CMFCPopupMenuWM_PAINT メッセージを処理するときにフレームワークによって呼び出されます。

CMDIFrameWndEx::OnEraseMDIClientBackground

MDI フレーム ウィンドウが WM_ERASEBKGND メッセージを処理するときに、フレームワークによって呼び出されます。

CMDIFrameWndEx::OnMenuButtonToolHitTest

CMFCToolBarButton オブジェクトが WM_NCHITTEST メッセージを処理するときに、フレームワークによって呼び出されます。

CMDIFrameWndEx::OnMoveMiniFrame

ミニフレーム ウィンドウを移動するために、フレームワークによって呼び出されます。

CMDIFrameWndEx::OnSetPreviewMode

アプリケーションのメイン フレーム ウィンドウを印刷プレビュー モードに設定します。(CFrameWnd::OnSetPreviewMode をオーバーライドします。)

CMDIFrameWndEx::OnShowCustomizePane

[簡易カスタマイズ] ペインがアクティブになるときに、フレームワークによって呼び出されます。

CMDIFrameWndEx::OnShowMDITabContextMenu

いずれかのタブにコンテキスト メニューを表示する必要があるときに、フレームワークによって呼び出されます。(MDI タブ付きグループについてのみ有効です。)

CMDIFrameWndEx::OnShowPanes

ペインを表示または非表示にするために、フレームワークによって呼び出されます。

CMDIFrameWndEx::OnShowPopupMenu

ポップアップ メニューがアクティブになると、フレームワークによって呼び出されます。

CMDIFrameWndEx::OnSizeMDIClient

クライアントの MDI ウィンドウのサイズを変更しているときに、フレームワークによって呼び出されます。

CMDIFrameWndEx::OnTearOffMenu

ティアオフ バーのあるメニューをアクティブにすると、フレームワークによって呼び出されます。

CMDIFrameWndEx::OnUpdateFrameMenu

フレーム メニューを更新するために、フレームワークによって呼び出されます (CMDIFrameWnd::OnUpdateFrameMenu をオーバーライドします。)

CMDIFrameWndEx::PaneFromPoint

指定した点を含むドッキング ペインを返します。

CMDIFrameWndEx::PreTranslateMessage

ウィンドウ メッセージが Windows 関数の TranslateMessage および DispatchMessage にディスパッチされる前に、メッセージを変換するために CWinApp クラスによって使用されます (CMDIFrameWnd::PreTranslateMessage をオーバーライドします。)

CMDIFrameWndEx::RecalcLayout

フレーム ウィンドウのレイアウトを再計算するために、フレームワークによって呼び出されます。(CFrameWnd::RecalcLayout をオーバーライドします。)

CMDIFrameWndEx::RemovePaneFromDockManager

ペインの登録を解除し、ドッキング マネージャーから削除します。

CMDIFrameWndEx::SaveMDIState

MDI タブ付きグループの現在のレイアウト、および以前に開いたドキュメントの一覧を保存します。

CMDIFrameWndEx::SetPrintPreviewFrame

印刷プレビュー フレーム ウィンドウを設定します。

CMDIFrameWndEx::SetupToolbarMenu

ダミー項目を検索し、そのダミー項目を、指定されたユーザー定義項目に置き換えることによって、ツール バー オブジェクトを変更します。

CMDIFrameWndEx::ShowFullScreen

通常モードから全画面表示モードにメイン フレームを切り替えます。

CMDIFrameWndEx::ShowPane

指定されたペインの表示と非表示を切り替えます。

CMDIFrameWndEx::ShowWindowsDialog

CMFCWindowsManagerDialog ボックスを作成して開きます。

CMDIFrameWndEx::TabbedDocumentToControlBar

指定したタブ付きドキュメントをドッキング ペインに変換します。

CMDIFrameWndEx::UpdateCaption

ウィンドウ フレームのキャプションを更新するために、フレームワークによって呼び出されます。

CMDIFrameWndEx::UpdateMDITabbedBarsIcons

MDI タブ付きペインごとにアイコンを設定します。

CMDIFrameWndEx::WinHelp

WinHelp アプリケーションまたはコンテキスト ヘルプを起動するために、フレームワークによって呼び出されます。(CWnd::WinHelp をオーバーライドします。)

Bb984374.collapse_all(ja-jp,VS.110).gifデータ メンバー

名前

説明

CMDIFrameWndEx::m_bCanCovertControlBarToMDIChild

ドッキング ペインを MDI 子ウィンドウに変換できるかどうかを判定します。

CMDIFrameWndEx::m_bDisableSetRedraw

MDI 子ウィンドウの再描画を最適化する処理の有効と無効を切り替えます。

解説

MDI アプリケーションで拡張カスタマイズ機能を利用するには、CMDIFrameWnd ではなく、CMDIFrameWndEx からアプリケーションの MDI フレーム ウィンドウ クラスを派生します。

使用例

CMDIFrameWndEx からクラスを派生する例を次に示します。このコード スニペットは DrawClient サンプル: 描画アプリケーション MFC リボン ベースの OLE オブジェクトから抽出されます。

class CMainFrame : public CMDIFrameWndEx
{
    DECLARE_DYNAMIC(CMainFrame)
public:
    struct XStyle
    {
        COLORREF clrFill;
        COLORREF clrLine;
    };

public:
    CMainFrame();

    // Attributes
public:
    CMFCRibbonBar* GetRibbonBar() {return &m_wndRibbonBar;}

    // Operations
public:
    void UpdateUI(CDrawView* pCurrView);
    void UpdateContextTab(CDrawView* pCurrView);
    void UpdateContextTabFromObject(CDrawObjList& list);

    COLORREF GetColorFromColorButton(int nButtonID);
    int GetWeightFromLineWeight(int nButtonID);
    BOOL GetStyleFromStyles(XStyle& style);

    void SetRibbonContextCategory(UINT uiCategoryID);
    void ActivateRibbonContextCategory(UINT uiCategoryID);

// Implementation
public:
    virtual ~CMainFrame();
#ifdef _DEBUG
    virtual void AssertValid() const;
    virtual void Dump(CDumpContext& dc) const;
#endif

protected:
    // control bar embedded members
    CMFCRibbonStatusBar m_wndStatusBar;
    CMFCRibbonBar m_wndRibbonBar;

    CMFCRibbonApplicationButton m_MainButton;

    // panel images
    CMFCToolBarImages m_PanelImages;

    // Document colors for demo:
    CList<COLORREF,COLORREF> m_lstMainColors;
    CList<COLORREF,COLORREF> m_lstAdditionalColors;
    CList<COLORREF,COLORREF> m_lstStandardColors;

    // Generated message map functions
protected:
    //{{AFX_MSG(CMainFrame)
    afx_msg int OnCreate(LPCREATESTRUCT lpCreateStruct);
    afx_msg void OnAppLook(UINT id);
    afx_msg void OnUpdateAppLook(CCmdUI* pCmdUI);
    afx_msg void OnWindowManager();
    afx_msg void OnMdiMoveToNextGroup();
    afx_msg void OnMdiMoveToPrevGroup();
    afx_msg void OnMdiNewHorzTabGroup();
    afx_msg void OnMdiNewVertGroup();
    afx_msg void OnMdiCancel();
    afx_msg LRESULT OnRibbonCustomize(WPARAM wp, LPARAM lp);
    afx_msg LRESULT OnHighlightRibbonListItem(WPARAM wp, LPARAM lp);
    afx_msg void OnToolsOptions();
    afx_msg void OnDummy();
    afx_msg void OnSysColorChange();
    //}}AFX_MSG

    DECLARE_MESSAGE_MAP()

    virtual BOOL OnShowMDITabContextMenu(CPoint point, DWORD dwAllowedItems, BOOL bDrop);
    virtual BOOL OnShowPopupMenu(CMFCPopupMenu* pMenuPopup);

    void ShowOptions(int nPage);
    void CreateDocumentColors();

private:
    BOOL CreateRibbonBar();
    BOOL CreateStatusBar();

    void InitMainButton();
    void InitHomeCategory();
    void InitViewCategory();
    void InitTabButtons();

    void AddContextTab_Format();

    void AdjustObjectSubmenu(CMFCPopupMenu* pMenuPopup);
    void UpdateStatusBarCountPane(int nID, CString strText, int nCount);

    UINT m_nAppLook;
};

継承階層

CObject

   CCmdTarget

      CWnd

         CFrameWnd

            CMDIFrameWnd

               CMDIFrameWndEx

必要条件

ヘッダー : afxMDIFrameWndEx.h

参照

関連項目

階層図

CMDIFrameWnd

CMDIChildWndEx クラス

その他の技術情報

MFC クラス