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CMFCToolBarButton クラス

ツール バーのボタン機能を提供します。

class CMFCToolBarButton : public CObject

メンバー

Bb983678.collapse_all(ja-jp,VS.110).gifパブリック コンストラクター

名前

説明

CMFCToolBarButton::CMFCToolBarButton

CMFCToolBarButton オブジェクトを構築し、初期化します。

CMFCToolBarButton::~CMFCToolBarButton

デストラクターです。

Bb983678.collapse_all(ja-jp,VS.110).gifパブリック メソッド

名前

説明

CMFCToolBarButton::CanBeDropped

カスタマイズの際、ユーザーがツール バーまたはメニューにボタンを配置できるかどうかを指定します。

CMFCToolBarButton::CanBeStored

ボタンを格納できるかどうかを指定します。

CMFCToolBarButton::CanBeStretched

ユーザーがカスタマイズ中にボタンを引き伸ばせるかどうかを指定します

CMFCToolBarButton::CompareWith

指定された CMFCToolBarButton オブジェクトを、このインスタンスと比較します。

CMFCToolBarButton::CopyFrom

別のツール バー ボタンのプロパティを現在のボタンにコピーします。

CMFCToolBarButton::CreateFromOleData

指定した COleDataObject オブジェクトから CMFCToolBarButton オブジェクトを作成します。

CMFCToolBarButton::CreateObject

このクラス型の動的インスタンスを作成するために、フレームワークによって使用されます。

CMFCToolBarButton::EnableWindow

マウス入力およびキーボード入力を許可または禁止します。

CMFCToolBarButton::ExportToMenuButton

ツール バー ボタンのテキストをメニューにコピーします。

CMFCToolBarButton::GetClipboardFormat

アプリケーションのグローバル クリップボード形式を取得します。

CMFCToolBarButton::GetHwnd

ツール バー ボタンに関連付けられたウィンドウ ハンドルを取得します。

CMFCToolBarButton::GetImage

ボタンのイメージのインデックスを取得します。

CMFCToolBarButton::GetInvalidateRect

再描画する必要がある、ボタンのクライアント領域内での部分を取得します。

CMFCToolBarButton::GetParentWnd

ボタンの親ウィンドウを取得します。

CMFCToolBarButton::GetProtectedCommands

ユーザーがカスタマイズできないコマンドの一覧を取得します。

CMFCToolBarButton::GetTextSize

ボタン テキストのサイズを取得します。

CMFCToolBarButton::HasFocus

ボタンに現在の入力フォーカスがあるかどうかを判断します。

CMFCToolBarButton::HaveHotBorder

ユーザーがボタンを選択したときに、ボタンの境界線を表示するかどうかを判定します

CMFCToolBarButton::IsDrawImage

ボタンにイメージが表示されるかどうかを判断します。

CMFCToolBarButton::IsDrawText

ボタンにテキスト ラベルを表示するかどうかを判断します。

CMFCToolBarButton::IsDroppedDown

ボタンがサブメニューを表示するかどうかを判断します。

CMFCToolBarButton::IsEditable

ボタンをカスタマイズできるかどうかを判断します。

CMFCToolBarButton::IsExtraSize

拡張された境界でボタンを表示できるかどうかを指定します。

CMFCToolBarButton::IsFirstInGroup

ボタンがボタン グループの先頭にあるかどうかを判断します。

CMFCToolBarButton::IsHidden

ボタンが非表示かどうかを判断します。

CMFCToolBarButton::IsHorizontal

ボタンが水平方向のツール バーに配置されているかどうかを判断します。

CMFCToolBarButton::IsLastInGroup

そのボタンを、ボタン グループの末尾に配置するかどうかを指定します。

CMFCToolBarButton::IsLocked

ボタンがロックされた (カスタマイズできない) ツール バー上にあるかどうかを判断します。

CMFCToolBarButton::IsOwnerOf

ボタンが、指定されたウィンドウ ハンドルのオーナーかどうかを判断します。

CMFCToolBarButton::IsVisible

ツール バー ボタンが表示されているかどうかを判断します。

CMFCToolBarButton::IsWindowVisible

ボタンの基になるウィンドウ ハンドルが表示されているかどうかを判断します。

CMFCToolBarButton::NotifyCommand

ボタンで WM_COMMAND メッセージを処理するかどうかを指定します。

CMFCToolBarButton::OnAddToCustomizePage

ボタンが [カスタマイズ] ダイアログ ボックスに追加されたときに、フレームワークによって呼び出されます。

CMFCToolBarButton::OnBeforeDrag

ボタンをドラッグできるかどうかを指定します。

CMFCToolBarButton::OnBeforeDrop

ユーザーがボタンをターゲットのツール バーにドロップできるかどうかを指定します。

CMFCToolBarButton::OnCalculateSize

指定されたデバイス コンテキストとドッキングの状態に応じたボタンのサイズを計算するために、フレームワークによって呼び出されます。

CMFCToolBarButton::OnCancelMode

WM_CANCELMODE メッセージを処理するために、フレームワークによって呼び出されます。

CMFCToolBarButton::OnChangeParentWnd

新しいツール バーにボタンが挿入されたときに、フレームワークによって呼び出されます。

CMFCToolBarButton::OnClick

ユーザーがマウス ボタンをクリックしたときに、フレームワークによって呼び出されます。

CMFCToolBarButton::OnClickUp

ユーザーがマウス ボタンを放すと、フレームワークによって呼び出されます。

CMFCToolBarButton::OnContextHelp

親ツール バーが WM_HELPHITTEST メッセージを処理するときに、フレームワークによって呼び出されます。

CMFCToolBarButton::OnCtlColor

親ツール バーが WM_CTLCOLOR メッセージを処理するときに、フレームワークによって呼び出されます。

CMFCToolBarButton::OnCustomizeMenu

アプリケーションが親ツール バーにショートカット メニューを表示する場合、指定されたメニューをボタンが変更できるようにします。

CMFCToolBarButton::OnDblClk

親ツール バーが WM_LBUTTONDBLCLK メッセージを処理するときに、フレームワークによって呼び出されます。

CMFCToolBarButton::OnDraw

指定されたスタイルとオプションを使用してボタンを描画するために、フレームワークによって呼び出されます。

CMFCToolBarButton::OnDrawOnCustomizeList

[カスタマイズ] ダイアログ ボックスの [コマンド] ペインにボタンを描画するために、フレームワークによって呼び出されます。

CMFCToolBarButton::OnGetCustomToolTipText

ボタンのカスタム ツールヒントのテキストを取得するために、フレームワークによって呼び出されます。

CMFCToolBarButton::OnGlobalFontsChanged

グローバル フォントが変更されたときに、フレームワークによって呼び出されます。

CMFCToolBarButton::OnMove

親ツール バーが移動されたときに、フレームワークによって呼び出されます。

CMFCToolBarButton::OnShow

ボタンが表示または非表示に切り替わったときに、フレームワークによって呼び出されます。

CMFCToolBarButton::OnSize

親ツール バーのサイズまたは位置が変更され、それに伴ってホタンのサイズを変更する必要がある場合に、フレームワークによって呼び出されます。

CMFCToolBarButton::OnToolHitTest

ボタンに外接する四角形内にポインターがあるかどうかを親ツール バーが判断する必要がある場合に、フレームワークによって呼び出されます。

CMFCToolBarButton::OnUpdateToolTip

親ツール バーが、そのツールヒント テキストを更新するときに、フレームワークによって呼び出されます。

CMFCToolBarButton::PrepareDrag

ボタンがドラッグ アンド ドロップ操作を実行しようとすると、フレームワークによって呼び出されます。

CMFCToolBarButton::Rect

ボタンの外接する四角形を取得します。

CMFCToolBarButton::ResetImageToDefault

ボタンに関連付けられるイメージに既定の値を設定します。

CMFCToolBarButton::SaveBarState

ツール バー ボタンの状態を保存します。

CMFCToolBarButton::Serialize

このオブジェクトをアーカイブから読み取るか、アーカイブに書き込みます (CObject::Serialize をオーバーライドします。)

CMFCToolBarButton::SetACCData

指定された CAccessibilityData オブジェクトに、ツール バー ボタンのアクセシビリティ データを設定します。

CMFCToolBarButton::SetClipboardFormatName

グローバル クリップボード形式の名前を変更します。

CMFCToolBarButton::SetImage

ボタンのイメージのインデックスを設定します。

CMFCToolBarButton::SetProtectedCommands

ユーザーがカスタマイズできないコマンドの一覧を設定します。

CMFCToolBarButton::SetRadio

ボタンがオンになっている状態を変更したときに、フレームワークによって呼び出されます。

CMFCToolBarButton::SetRect

ボタンの外接する四角形を設定します。

CMFCToolBarButton::SetStyle

ボタンのスタイルを設定します。

CMFCToolBarButton::SetVisible

ボタンを表示するかどうかを指定します。

CMFCToolBarButton::Show

ボタンの表示、非表示を切り替えます。

Bb983678.collapse_all(ja-jp,VS.110).gifデータ メンバー

名前

説明

CMFCToolBarButton::m_bImage

ボタンにイメージを表示するかどうかを指定します。

CMFCToolBarButton::m_bText

ボタンにテキスト ラベルを表示するかどうかを指定します。

CMFCToolBarButton::m_bTextBelow

ボタンのイメージの下にテキスト ラベルを表示するかどうかを指定します。

CMFCToolBarButton::m_bUserButton

ボタンにユーザー定義のイメージがあるかどうかを指定します。

CMFCToolBarButton::m_bWholeText

テキスト ラベルが外接する四角形に収まらない場合でもボタンにフル テキスト ラベルを表示するかどうかを指定します。

CMFCToolBarButton::m_bWrap

区切りの横のボタンが次の行に挿入されるかどうかを指定します。

CMFCToolBarButton::m_bWrapText

複数行のテキスト ラベルを有効にするかどうかを指定します。

CMFCToolBarButton::m_nID

ボタンのコマンド ID。

CMFCToolBarButton::m_nStyle

ボタンのスタイル。

CMFCToolBarButton::m_strText

ボタンのテキスト ラベル。

解説

CMFCToolbarButton オブジェクトはツール バー上にあるコントロールです。その動作は通常のボタンの動作に似ています。このオブジェクトには、イメージとテキスト ラベルを割り当てることができます。ツール バー ボタンはコマンド ID を持つこともできます。ユーザーがツール バー ボタンをクリックすると、フレームワークは、この ID で指定されるコマンドを実行します。

通常、ツール バー ボタンはカスタマイズできます。ユーザーは 1 つのツール バーから別のツール バーにボタンをドラッグし、テキスト ラベルとイメージをコピー、貼り付け、削除、および編集することができます。ユーザーがツール バーをカスタマイズできないようにするために、ツール バーをロックできます。そのためには、CMFCToolBar::LoadToolBar を呼び出すときに bLocked フラグを TRUE に設定するか、または CMFCToolBarButton::SetProtectedCommands メソッドを使用して保護されたコマンドのグローバル リストに個別のボタンのコマンド ID を追加します。

CMFCToolBarButton オブジェクトは、ツール バー イメージのグローバル コレクションのイメージをアプリケーションに表示します。これらのコレクションは、親ツール バー CMFCToolBar クラスによって保持されます。詳細については、「CMFCToolBarImages クラス」を参照してください。

ユーザーがツール バー ボタンをクリックすると、その親ツール バーは、マウス メッセージを処理して適切なアクションをボタンに伝えます。ボタンに有効なコマンド ID があれば、親ツール バーは親フレームに WM_COMMAND メッセージを送信します。

CMFCToolBarButton クラスは、CMFCToolBarMenuButton クラスCMFCToolBarEditBoxButton クラス、および CMFCToolBarComboBoxButton クラスなど、他のツール バー ボタン クラスの基本クラスです。

使用例

CMFCToolBarButton クラスのさまざまなメソッドを使用して CMFCToolBarButton オブジェクトを構成する方法を次の例に示します。また、マウスおよびキーボードの入力を有効にし、ボタンのイメージ インデックスを設定し、ボタンに外接した四角形を設定し、ボタンを表示する方法も示します。このコード スニペットは タブ コントロールのサンプルの一部です。

    CMFCToolBarButton* pOffice2007 = NULL;
    int nIndex = -1;
    
    for (UINT uiCmd = ID_VIEW_APPLOOK_2007_1; uiCmd <= ID_VIEW_APPLOOK_2007_4; uiCmd++)
    {
        // CMFCToolBar  m_wndToolBarTheme
        nIndex = m_wndToolBarTheme.CommandToIndex (uiCmd);

        CMFCToolBarButton* pButton = m_wndToolBarTheme.GetButton (nIndex);
    
        if (pButton != NULL)
        {
            pOffice2007 = pButton;
            break;
        }
    }


...


    pOffice2007->EnableWindow();
    pOffice2007->SetImage(1);
    pOffice2007->SetRect( CRect(1,1,1,1));
    pOffice2007->SetVisible();
    pOffice2007->Show(true);

継承階層

CObject

   CMFCToolBarButton

必要条件

ヘッダー : afxtoolbarbutton.h

参照

関連項目

階層図

CMFCToolBar クラス

CMFCToolBarImages クラス

CMFCToolBarButton::OnClick

CMFCToolBarButton::NotifyCommand

その他の技術情報

MFC クラス