ROUNDDOWN 関数
切り捨てを行い、ゼロに近い方に数値を丸めます。
構文
ROUNDDOWN(<number>, <num_digits>)
パラメーター
項目 |
定義 |
---|---|
number |
切り捨てを行う対象の実数。 |
num_digits |
どの桁までの丸めを行うかを指定する数値。 負の値を指定した場合、数値は小数点の左側の指定した桁に丸められます。ゼロを指定した場合、最も近い整数に丸められます。 |
戻り値
10 進数。
説明
num_digits が 0 (ゼロ) より大きい場合、number の値は指定した小数点以下の桁まで切り捨てられます。
num_digits が 0 の場合、number の値は最も近い整数になるように切り捨てられます。
num_digits が 0 未満の場合、number 内の値は小数点の左側の指定した桁まで切り捨てられます。
関連する関数
ROUNDDOWN は ROUND のように機能しますが、常に数値に切り捨てを行う点が異なります。 INT 関数でも切り捨てを行いますが、INT では結果は常に整数になり、ROUNDDOWN では結果の有効桁数を制御できます。
使用例
次の式は、3.14159 を小数点第 3 位で切り捨てます。 予期される結果は 3.141 です。
=ROUNDDOWN(3.14159,3)
次の例では、31415.92654 という値を小数点の左側 2 桁で切り捨てます。 予期される結果は 31400 です。
=ROUNDDOWN(31415.92654, -2)