Protocol 要素 (ICF)
カスタム配信プロトコルの定義を要素に記述します。カスタム配信プロトコルは、複数のアプリケーションから使用できます。
構文
<Protocols>
<Protocol>
要素の特性
特性 | 説明 |
---|---|
データ型 |
なし。 |
既定値 |
なし。 |
個数 |
Protocols 要素につき 1 個以上 (必須)。 |
更新 |
インスタンスの更新時に、追加または削除して適用できます。 |
要素の関係
関係 | 要素 |
---|---|
親要素 |
|
子要素 |
解説
インスタンスによってホストされるアプリケーションが使用するカスタム配信プロトコルには、それぞれ 1 つの Protocol 要素が必要です。組み込みの File 配信プロトコルや SMTP 配信プロトコルでは Protocol 要素を定義しないでください。
IDeliveryProtocol インターフェイスに基づくカスタム配信プロトコルの場合は、そのカスタム配信プロトコルを実装するクラスの完全修飾名と、そのクラスが含まれるアセンブリの名前を指定する必要があります。
IHttpProtocolProvider インターフェイスに基づくカスタム配信プロトコルの場合は、HttpExtension をクラス名として指定し、AssemblyName 要素は省略します。HttpExtension 配信プロトコルの配信チャネルを定義する場合は、カスタム プロトコルの必須の引数を指定する必要があります。
使用例
次の例では、IDeliveryProtocol インターフェイスを実装する SMS (ショート メッセージ サービス) 配信プロトコルを定義しています。ここで指定するクラスは SMSProtocol
という名前で、Protocols
名前空間に存在します。このクラスは SMS.dll
アセンブリ内にあります。
<Protocol>
<ProtocolName>SMSProtocol</ProtocolName>
<ClassName>Protocols.SMSProtocol</ClassName>
<AssemblyName>%BaseDirPath%\SMS.dll</AssemblyName>
</Protocol>
次の例では、IHttpProtocolProvider インターフェイスに基づいて配信プロトコルを定義しています。クラスは Notification Services アセンブリで実装されるため、アセンブリ情報を指定する必要はありません。
<Protocol>
<ProtocolName>HTTP</ProtocolName>
<ClassName>HttpExtension</ClassName>
</Protocol>