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予測、作業指示書、およびプロジェクト

資産管理では、原価管理を最適化するためにプロジェクト管理および会計モジュールへの統合が実行され、ユーザーはメンテナンス作業タイプの予測と作業指示書ジョブの原価を追跡できます。

メンテナンス作業タイプの予測を追跡するには、次の 2 つの設定を行う必要があります。

  1. 資産管理>設定>資産管理パラメーターでプロジェクトを選択してから、資産タブ > プロジェクト クイック タブ、メンテナンス予測プロジェクト フィールドでプロジェクトを選択します。

  2. メンテナンス作業タイプの既定ページでは、メンテナンス作業タイプの既定の明細行を作成すると、その行の活動番号が自動的に作成されます (資産管理>設定>ジョブ>メンテナンス作業タイプの既定)。

メンテナンス作業タイプの予測では、次の 2 つの目的があります。

  • プロジェクト管理および会計モジュールで、メンテナンス作業タイプの予測原価を追跡できます。
  • 予測は、作業指示書ジョブでメンテナンス作業タイプを選択したときに、自動的に作業指示書ジョブ プロジェクトに転送されます。

作業指示書ジョブの原価を追跡するには、最初に作業指示書プロジェクトを設定する必要があります。 詳細については、作業指示書プロジェクトの設定 を参照してください。

作業指示書ジョブ プロジェクト

作業指示書に作業指示書ジョブを作成する場合、作業指示書プロジェクトは、作業指示書プロジェクトの設定ページ (資産管理>設定>作業指示書>プロジェクト設定) での作業指示書の親プロジェクト設定によって決定されます。

作業指示書ジョブ プロジェクトは、次の作業指示書の情報の組み合わせを使用して作成されます。

  • 作業指示書で選択された作業指示書タイプ
  • 作業指示書ジョブの資産に関連する機能の場所
  • 作業指示書ジョブの資産に関連する資産タイプ
  • 作業指示書に対して設定された開始予定時刻および終了予定時刻

この情報の一部は、作業指示書に含まれていない可能性があります。 したがって、作業指示書の親プロジェクトの検索は、利用可能なデータの組み合わせを使用し、作業指示書データに対応するプロジェクト ID を選択することによって行われます。

たとえば、次の図では、トラック エンジン資産タイプが設定されているため、トラック エンジン資産タイプで作成されたすべての作業指示書ジョブが、プロジェクト ID 000186 のサブ プロジェクトであることを意味します。

図 1。

作業指示書ジョブのプロジェクト ID、および関連する活動番号の目的は、プロジェクト管理および会計モジュールで、作業指示書ジョブに関連する原価と、そのジョブで選択された資産を追跡することです。 (プロジェクト ID および活動番号を表示するには、資産管理>作業指示書>すべての作業指示書選択してから、作業指示書を選択します。行の詳細クイック タブでは、プロジェクト ID フィールドにプロジェクト ID が表示され、活動番号フィールドには活動番号が表示されます。) 資産管理の原価管理の詳細については、原価および日付の管理を参照してください。

下の図では、作業指示書プロジェクトおよび関連するプロジェクト活動の概要をグラフィカルに表示しています。

図 2。

作業指示書に新しい作業指示書ジョブが作成されると、そのジョブの作業指示書プロジェクトが自動的に作成されます。 作業指示書ジョブに関連する資産の財務分析コードが自動的に作業指示書プロジェクトに転送されます。

作業指示書ジョブに対して作成されたプロジェクト活動には、関連する情報が関連付けられています。 この情報は、メンテナンス作業タイプ、メンテナンス作業タイプ バリアントおよび取引に関する情報です。 このようなデータは、たとえば、作業指示書から発注書を作成する場合 (調達 を参照してください) や、時間登録のためにプロジェクト管理および会計モジュールを使用する場合などに役立ちます。

資産を機能的な場所にインストールしていたのに、後でその資産を別の機能的な場所にインストールした場合は、新しい機能的な場所に関連する財務分析コードは資産上で自動的に更新されます。 その後、資産の作業指示書ジョブを作成すると、作業指示書ジョブの作業指示書プロジェクトがその資産に関連付けられている財務分析コードを自動的に取得します。 つまり、機能的な場所を使用すると、常に、特定の時点にインストールされていた資産の機能的な場所で原価を追跡できます。 財務分析コードの自動更新により、プロジェクトの制御とレポート作成の原価を完全に追跡するのに役立ちます。

作業指示書プロジェクト、作業指示書のライフサイクルの状態、プロジェクト ステージ、およびプロジェクト タイプ

作業指示書のライフサイクル状態と関連するプロジェクト ステージを作業指示書で正しく使用するためには、プロジェクト管理および会計モジュールに関する依存関係を考慮してください。

  • プロジェクト管理および会計モジュールでは、プロジェクト ステージがプロジェクト管理および会計パラメーター ページのプロジェクト タイプに対して設定されます。
  • プロジェクト管理および会計パラメーター ページで、使用するすべてのプロジェクト タイプの関連するプロジェクト ステージを選択するためにはこのチェック ボックスを使用します。 次の図では、5 つのステージ (作成済見積済スケジュール済処理中、および完了済) が、時間/実費払いおよび内部プロジェクト タイプに対して選択されています。 この 5 つのステージは、内部メンテナンス作業およびサービス メンテナンス作業の両方に関連しています。
  • 資産管理モジュールで、プロジェクト タイプは、作業指示書プロジェクトの設定ページ>プロジェクト グループ タブ (資産管理>設定>作業指示書>プロジェクト設定) で設定するプロジェクト グループによって定義されます。
  • 作業指示書プロジェクトの設定ページで設定するプロジェクト グループは、作業指示書を作成するときに使用されます。 作業指示書が作成されると、その作業指示書の作業指示書プロジェクトが自動的に作成されます。
  • 作業指示書ライフサイクルの状態には、それぞれ関連するプロジェクト ステージが必要です。
  • 作業指示書ライフサイクルの状態に関連するプロジェクト ステージは、作業指示書プロジェクトで定義されているプロジェクト グループの有効ステージとして定義する必要があります。 作業指示書プロジェクトが作業指示書に自動的に作成されます。
  • 新しい作業指示書を作成する場合、作業指示書プロジェクトの自動割り当ては、作業指示書プロジェクトの設定ページでの設定に基づいています。

次の図は、作業指示書プロジェクト グループ、関連するプロジェクト タイプ、プロジェクト ステージ、および作業指示書ライフサイクルの状態の間の関連付けを示しています。

図 3。

図 4。

図 5。

作業指示書プロジェクト設定方法の詳細については、作業指示書プロジェクト設定 を参照してください。 作業指示書ライフサイクル状態の作成方法の詳細については、作業指示書ライフサイクルの状態 を参照してください。

次の図は、資産管理モジュールで作成された各種プロジェクトの概要をグラフィカルに表示して、プロジェクト管理および会計モジュールと統合できるようにしたものです。 プロジェクトが関連付けられている作業プロセスも表示されます。

図 6。