ルーティングされたレコードのスキル コントロールを追加する
Dynamics 365 には、フォームに埋め込むことができるカスタムコントロールが用意されており、ルーティングされたレコードのスキルを表示することができます。 Customer Service workspace、または Customer Service 用オムニチャネル (非推奨) アプリでルーティングされたレコードのスキルコントロールを表示するには、マルチセッション フォームにコントロールを追加します。
前提条件
- スキル コントロールを追加するには、システム管理者またはシステム カスタマイザーのセキュリティロール、またはそれと同等の権限が必要です。 セキュリティ ロールの詳細については、ユーザー プロファイルを表示するに移動します。
- ルーティングされたレコードに対してスキル コントロールが読み込まれ表示されるようにするためには、これらの Web サイトへのアクセスを許可する 必要があります。
- Customer Service用オムニチャネル がプロビジョニングされました。
- 統合ルーティングが有効化されます。
- スキル を スキル コントロールに表示するには、 統合ルーティングを設定する必要があります。
スキル コントロールの追加
次の例では、スキル という名前のスキル コントロールを 対話型エクスペリエンスのサポート案件 フォームへ追加します:
Power Apps で、必要な環境を選択し、カスタマイズするソリューションを選択します。
テーブル に移動して、サポート案件>フォーム を選択します。
対話型エクスペリエンスのサポート案件 フォームを選択します。
コンポーネントを選択し、コンポーネント サイト マップで、1 列セクション をフォームにドラッグ アンド ドロップします。
セクションを選択し、右側のペインでラベルなどのプロパティを入力します。
サイト マップのテーブル列で 新しいテーブル列 を選択し、右側のペインで次の手順を実行します。
- プロパティ タブで、表示オプション に詳細を入力します。
- コンポーネントを展開し、コンポーネント を選択します。
- コンポーネントの追加 で、さらにコンポーネントを取得を選択します。
- CC_OCRoutedEtnRelatedRecordsControl を検索し、コンポーネント を選択して、追加 を選択します。 コンポーネントがリストに追加されます。
- コンポーネントを再度選択します。
- 選択したキューに基づいてスキルをフィルター処理するには、CC_OCRoutedEtnRelatedRecordsControl の追加 ペインで、CC_FetchXML または CC_skillFilter_FetchXml の静的値フィールドに、キューの要件に一致する関連するスキル セットをキュレートするために定義したフェッチ XML を入力します。 この記事に記載されている XML のサンプル取り込み を使用することができます。
完了 を選択してから、ソリューションを保存して公開します。
実行時に、エージェントは顧客サービス ハブでルーティングされたすべてのサポート案件レコードのスキル コントロールを表示することができます。 ルーティングされたレコードに必要なスキルをリアルタイムで更新することもできます。
スキル コントロールにパラメータを設定することはお勧めしませんが、レコードの論理コレクション名やリレーションシップ名を手動で入力する場合は、以下の OData クエリを使用して情報を取得することができます。
論理コレクション名: 以下の OData クエリを実行し、CC_OCRoutedEntityName_value プロパティの 値 フィールドに同じ値を入力します。
GET [Organization_URI]/api/data/v9.1/EntityDefinitions(LogicalName='{EntityLogicalName}')?$select=LogicalCollectionName,LogicalName
関係名: 一対多、多対一、多対多の関係について、以下のいずれかの OData クエリを実行し、CC_OCRoutedEntityRelationshipName_value プロパティの 値 フィールドに同じものを入力します。
GET [Organization_URI]/api/data/v9.1/EntityDefinitions(LogicalName='incident')/OneToManyRelationships
GET [Organization_URI]/api/data/v9.1/EntityDefinitions(LogicalName='incident')/ManyToOneRelationships
GET [Organization_URI]/api/data/v9.1/EntityDefinitions(LogicalName=%27incident%27)/ManyToManyRelationships
XML のサンプル取り込み
<fetch version="1.0" output-format="xml-platform" mapping="logical" distinct="true">
<entity name="characteristic">
<attribute name="name" />
<order attribute="name" descending="false" />
<link-entity name="sc_characteristic_queue" from="characteristicid" to="characteristicid" visible="false" intersect="true">
<link-entity name="queue" from="queueid" to="queueid" alias="am">
<link-entity name="queueitem" from="queueid" to="queueid" link-type="inner" alias="an">
<filter type="and">
<condition attribute='objectid' operator='eq' value='eq_contextEntityId' />
</filter>
</link-entity>
</link-entity>
</link-entity>
</entity>
</fetch>
関連情報
統合ルーティングの概要
レコード ルーティングの設定
統合ルーティングの設定
Web API を使用したテーブル定義のクエリ
フォーム上のコンポーネントを追加、構成、移動、削除する