【DFO】Team System Management Model Designer Power Tool v2.1 のすごいところ
環境: Visual Studio Team System 2008 (エディションは問わず)
オプション: System Center Operations Manager 2007
こんにちは。以前よりお伝えしております、Visual Studio Team System Management Model Designer Power Tool (TSMMD)ですが、今回は、CTP版と比べて格段に扱いやすくなったポイントを押さえつつ、全体像も見ていくことにしましょう。
「TSMMD ってなんだ?」という方は、先日投稿したプレゼンの動画と下記の過去投稿をご覧ください:
- Management Model Designer 紹介 ~ 管理可能性を高めるモデル
TSMMDの簡単な紹介とインストール方法を記載してあります。
※TSMMDの入手先は、この投稿に記載したものをご利用ください - Management Model の考察 - 1
- Management Model の考察 - 2
- リリース: Team System Management Model Designer (TSMMD) v2.1
さて、以前の TSMMD V2.0 CTP と比べて Good なポイントを長沢的に上げるならば、以下になります:
- ウィザードによる生産性の向上
- ビジュアルの改善による直感による把握可能性の向上
- いろいろなロギングへの対応
- ヘルプも充実
とくにウィザードはかなりいい感じです。今迄のように ManagementModel Explorer によるツリーでの設定も行えますが、ウィザードで作成してから微調整の方が圧倒的に生産性が向上します。
これくらいできるならば、IT Pro と打ち合わせ中にプロジェクタに表示させて、運用面を詰めていくなんてことが現実的になるでしょう (^0^)
ウィザードでは、モデル要素自体(管理対象となる Web Application や Web Service、Database など)の詳細定義を行うところから、それらモデル要素のアスペクトの種類や状態の定義、イベントの定義などまで行うことができるようになっています。これらは、もちろん、ManagementModel Explorer からあとで変更することもあたりまえですが、できます。
モデルや設定情報の検証ができるのは今まで同様です。
上記のスクリーンショットも見ていただければわかりますが、CTP版のイベントログ、WMIイベントだけではなく、Enterprise Library のログイベントや、Windows Eventing 6 にも対応です。
ロギングの仕組みをコード生成したあとに、実際にアプリケーションでその実装(要はAPIをきちんと呼んでくれているかどうか)も検証することができます(C# の場合だけのようです)。
もちろん、System Center Operations Manager 2007 の管理パックも生成できるので、開発者にとっても厄介なロギングのロジック実装から解放できますし、IT Pro も管理パックの作成を行ったり、開発者から情報を聞き出したりする必要もなくなりますね。
このモデリングの良さは、文章だけでお伝えするのはなかなか難しいので、デモを動画で公開できるといいのですが、ちょっと時間がないので・・・まだ考え中です。モデルから、ロギングなどのための API クラスライブラリをガガガガッーと自動生成している様は、結構爽快です。そして、簡単にロギング処理が設定でき、実装できるところもぜひ見ていただきたいポイントなのですが・・・。
動画を掲載しました(^^) 前編 後編
ながさわともはる
Comments
- Anonymous
June 10, 2008
※Silverlight が必要です。まず、Silverlight をインストールしてご覧ください。 ※音声はありませんので、ご安心ください。 ※ビデオは、約 6 分間です。 こんにちは。 先ほどの投稿