スキャン プロファイル スキーマ
スキャン プロファイル スキーマは、スキャナーやカメラなどの Windows イメージ取得 (WIA) 項目のプロパティを格納するために使用できる XML 形式を定義します。 これらの永続的なファイルを使用すると、ユーザーが項目のプロパティ設定を覚えておく必要なく、アプリケーションで自動スキャンを提供できます。
IWiaItem2 デバイスにはスキャン プロファイルを含めることができます。 ただし、WIA_CATEGORY_FINISHED_FILE型とWIA_CATEGORY_ROOT型の IWiaItem2 項目にはプロファイルを含めることはできません。
スキャン プロファイルは、IScanProfile、IScanProfileMgr、および IScanProfileUI インターフェイスを使用して作成および管理されます。 アプリケーションのユーザーは、 IScanProfileUI::ScanProfileDialog メソッドを使用して、限られた方法でプロファイルを変更できます。
すべてのスキャン プロファイルには、、、 <Properties>
の各要素<ProfileGUID>, <DeviceID>, <ProfileName>, <WiaItem>
があります。 デバイスの既定のプロファイルにも 要素があります <Default>
。
<ProfileGUID>
スキャン プロファイルの作成後、<DeviceID>
要素と 要素を変更することはできません。 要素と 要素の <ProfileName>
値は <WiaItem>
変更できます。 要素は <Default>
追加または削除できます。 これは、IScanProfile::SetName、IScanProfile::SetItem、および IScanProfileMgr::SetDefault メソッドを使用してプログラムで実行できます。 これらのプロパティは、 ユーザーが IScanProfileUI::ScanProfileDialog メソッドを使用して変更することもできます。
要素には <Properties>
子が <Property>
含まれています。 WIA アイテムまたはデバイス プロパティをプロファイルに追加するには、これらを使用します。 また、独自のイメージ取得子 <Property>
を開発することもできます。 これにより、スキャン プロファイル スキーマが拡張可能になります。 (スキーマの拡張の詳細については、「 カスタム プロパティの定義」、「 IScanProfile::GetProperty」、「 IScanProfile::SetProperty」を参照してください)。
完全なスキャン プロファイル スキーマを次に示します。 サンプル プロファイルは次のとおりです。
<?xml version="1.0"?>
<xs:schema xmlns:xs="https://www.w3.org/2001/XMLSchema"
targetNamespace="https://www.microsoft.com"
xmlns="https://www.microsoft.com"
elementFormDefault="qualified">
<xs:element name="ScanProfile">
<xs:complexType>
<xs:sequence>
<xs:element name="ProfileGUID" type="xs:string"/>
<xs:element name="DeviceID" type="xs:string"/>
<xs:element name="ProfileName" type="xs:string"/>
<xs:element name="Default" minOccurs="0">
<xs:complexType>
</xs:complexType>
</xs:element>
<xs:element name="WiaItem" type="xs:string"/>
<xs:element name="Properties" type="Properties"/>
</xs:sequence>
</xs:complexType>
</xs:element>
<xs:complexType name="Properties">
<xs:sequence>
<xs:element name="Property" maxOccurs="unbounded" minOccurs="0">
<xs:complexType>
<xs:simpleContent>
<xs:extension base="xs:string">
<xs:attribute name="id" type="xs:integer" use="required"/>
<xs:attribute name="type" type="xs:integer" use="required"/>
</xs:extension>
</xs:simpleContent>
</xs:complexType>
</xs:element>
</xs:sequence>
</xs:complexType>
</xs:schema>
[ 例の表示 ] をクリックしてサンプル プロファイルを表示します。
<ScanProfile>
<ProfileGUID>
{F862E217-32B0-4396-987A-2191224925CD}
</ProfileGUID>
<DeviceID>
{6BDD1FC6-810F-11D0-BEC7-08002BE2092F}\0001
</DeviceID>
<ProfileName>
Last used settings
</ProfileName>
<WiaItem>
{FB607B1F-43F3-488B-855B-FB703EC342A6}
</WiaItem>
<Properties>
<Property id="4103" type="3">
3
</Property>
<Property id="4106" type="72">
{B96B3CAB-0728-11D3-9D7B-0000F81EF32E}
</Property>
<Property id="6147" type="3">
300
</Property>
<Property id="6154" type="3">
0
</Property>
<Property id="6155" type="3">
0
</Property>
</Properties>
</ScanProfile>
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