wglCopyContext 関数 (wingdi.h)
wglCopyContext 関数は、選択したレンダリング状態のグループを、ある OpenGL レンダリング コンテキストから別の OpenGL レンダリング コンテキストにコピーします。
構文
BOOL wglCopyContext(
HGLRC unnamedParam1,
HGLRC unnamedParam2,
UINT unnamedParam3
);
パラメーター
unnamedParam1
状態情報をコピーするソース OpenGL レンダリング コンテキストを指定します。
unnamedParam2
状態情報のコピー先となる OpenGL レンダリング コンテキストを指定します。
unnamedParam3
hglrcSrc レンダリング状態のどのグループを hglrcDst にコピーするかを指定します。 これには、glPushAttrib 関数に渡されるのと同じシンボリック名のビットごとの OR が含まれます。 GL_ALL_ATTRIB_BITSを使用して、すべてのレンダリング状態情報をコピーできます。
戻り値
関数が成功した場合、戻り値は TRUE になります。 関数が失敗した場合、戻り値は FALSE になります。 詳細なエラー情報を得るには、GetLastError を呼び出します。
解説
wglCopyContext 関数を使用すると、2 つのレンダリング コンテキストのレンダリング状態を同期できます。 レンダリング状態は、同じプロセス内の 2 つのレンダリング コンテキスト間でのみコピーできます。 レンダリング コンテキストは、同じ OpenGL 実装のコンテキストである必要があります。 たとえば、同じプロセスで同じピクセル形式を持つ 2 つのレンダリング コンテキスト間で常にレンダリング状態をコピーできます。
glPushAttrib 関数でのみ使用できる同じ状態情報をコピーできます。 ピクセル パック/アンパック状態、レンダリング モードの状態、選択状態、フィードバック状態など、一部の状態情報をコピーすることはできません。 wglCopyContext を呼び出すときは、宛先レンダリング コンテキスト hglrcDst がスレッドに対して最新ではないことを確認します。
要件
サポートされている最小のクライアント | Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリのみ] |
サポートされている最小のサーバー | Windows 2000 Server [デスクトップ アプリのみ] |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | wingdi.h |
Library | Opengl32.lib |
[DLL] | Opengl32.dll |