次の方法で共有


DEVPROP_TYPE_NTSTATUS

DEVPROP_TYPE_NTSTATUS 識別子は基本データ型識別子であり、Ntstatus.h で定義されている NTSTATUS 状態コードの値を表します。

解説

Windows Vista 以降のバージョンの Windows では、統合デバイス プロパティのモデルによって、Microsoft Win32 エラー コードの値の DEVPROP_TYPE_ERROR の基本データ型識別子も定義されます。

DEVPROP_TYPE_NTSTATUS は、DEVPROP_TYPEMOD_ARRAY のプロパティ データ型修飾子とのみ組み合わせることができます。

この型のプロパティを設定する

基本データ型が DEVPROP_TYPE_NTSTATUS であるプロパティを設定するには、対応する SetupDiSetXxx のプロパティ関数を呼び出し、関数の入力パラメーターを次のように設定します。

  • PropertyType パラメーターを DEVPROP_TYPE_NTSTATUS に設定します。

  • PropertyBuffer パラメーターを、少なくとも 1 つの NTSTATUS 値を含むことができるバッファーを指すポインターに設定します。

  • PropertyBufferSize パラメーターを sizeof(NTSTATUS) に設定します。

  • 必要に応じて他の関数パラメーターを設定し、プロパティを設定してください。

NTSTATUS エラー コードの値に対し説明用のテキストを取得する

NTSTATUS エラー コードの値に関連付けられている説明用のテキストを取得するには、FormatMessage 関数 (Windows SDK に記載されています) を、次のように呼び出します。

  • FORMAT_MESSAGE_FROM_SYSTEM フラグのビットごとの OR と、FORMAT_MESSAGE_FROM_HMODULE フラグを、値として dqflags パラメーターに入れます。

  • lpSource のパラメーターを NtDLL.dll モジュールのハンドルに設定します。このモジュールが説明テキストのソースです。

  • dwMessageID のパラメーターをエラー コードの値に設定します。

  • 必要に応じて他のオプションやパラメーターを設定して、説明用のテキストを取得してください。

要件

バージョン

Windows Vista 以降のバージョンの Windows。

ヘッダー

Devpropdef.h (Devpropdef.h を含む)

関連項目

DEVPROP_TYPE_ERROR

DEVPROP_TYPEMOD_ARRAY