DXGKARG_CREATENATIVEFENCE構造体 (d3dkmddi.h)
DXGKARG_CREATENATIVEFENCE は、ネイティブ GPU フェンスを記述するために DxgkDdiCreateNativeFence に渡される構造体です。
構文
typedef struct _DXGKARG_CREATENATIVEFENCE {
HANDLE hGlobalNativeFence;
D3DDDI_NATIVEFENCE_TYPE Type;
D3DGPU_VIRTUAL_ADDRESS CurrentValueSystemProcessGpuVa;
D3DGPU_VIRTUAL_ADDRESS MonitoredValueSystemProcessGpuVa;
BYTE pPrivateDriverData[D3DDDI_NATIVE_FENCE_PDD_SIZE];
DXGKARG_CREATENATIVEFENCE_FLAGS Flags;
BYTE Reserved[32];
} DXGKARG_CREATENATIVEFENCE;
メンバー
hGlobalNativeFence
[入力/出力]入力時の hGlobalNativeFence の値は、 オブジェクトの Dxgkrnl によって生成されたハンドルです。
出力時に、KMD によって返される値は、このネイティブ GPU フェンス オブジェクトを参照するために後続のコールバックによって使用される、KMD で管理される内部ハンドルです。
Type
[入力]作成するネイティブ GPU フェンス オブジェクトの種類を示す D3DDDI_NATIVEFENCE_TYPE 値。
CurrentValueSystemProcessGpuVa
[入力]システム プロセス アドレス空間内の GPU の現在の値の読み取り/書き込みマッピング。 OS では、KMD で DXGK_NATIVE_FENCE_CAPS::MapToGpuSystemProcess キャップが TRUE に設定されている場合にのみ、このマッピングが行われます。
MonitoredValueSystemProcessGpuVa
[入力]システム プロセス アドレス空間内の GPU の監視対象値の読み取り/書き込みマッピング。 OS では、KMD で DXGK_NATIVE_FENCE_CAPS::MapToGpuSystemProcess キャップが TRUE に設定されている場合にのみ、このマッピングが行われます。
pPrivateDriverData[D3DDDI_NATIVE_FENCE_PDD_SIZE]
[入力/出力]UMD にコピーされたユーザー モードの CreateNativeFence 呼び出しからのプライベート ドライバー データへのポインター。
Flags
[入力]ネイティブ GPU フェンス オブジェクトを作成するときに使用するフラグを含む DXGKARG_CREATENATIVEFENCE_FLAGS 構造体。
Reserved[32]
システムで使用するために予約されています。
注釈
ネイティブ GPU フェンスの詳細については、「 ネイティブ GPU フェンス オブジェクト」を参照してください。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows 11バージョン 24H2 |
Header | d3dkmddi.h |