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IEEVisualizerService

重要

Visual Studio 2015 では、この方法での式エバリュエーターの実装は非推奨です。 CLR 式エバリュエーターの実装については、CLR 式エバリュエーターおよびマネージド式エバリュエーターのサンプルに関する記事をご覧ください。

このインターフェイスでは、IDebugProperty3 および IPropertyProxyEESide インターフェイスに機能を提供する主要なメソッドが実装されます。

構文

IEEVisualizerService : IUnknown

実装側の注意

Visual Studio では、このインターフェイスを実装して、式エバリュエーター (EE) で型ビジュアライザーをサポートできるようにします。

呼び出し元に関する注意事項

EE では、CreateVisualizerService を呼び出して、型ビジュアライザーのサポートの一環としてこのインターフェイスを取得します。

Vtable 順序のメソッド

メソッド 説明
GetCustomViewerCount このサービスで認識されているカスタム ビューアーの数を取得します。
GetCustomViewerList カスタム ビューアーのリストを取得します。
GetPropertyProxy プロパティのプロキシ オブジェクトを返します。
GetValueDisplayStringCount 指定したプロパティまたはフィールドに表示する値文字列の数を取得します。

解説

IDE では、IDebugProperty3 インターフェイスを使用して、プロパティのカスタム ビューアーまたは型ビジュアライザーがあるかどうかを判別します。 ビジュアライザー サービスを作成する (CreateVisualizerService を使用) ことにより、EE では IDebugProperty3 および IPropertyProxyEESide (プロパティの値の表示と変更をサポートします) インターフェイスに機能を提供し、型ビジュアライザーをサポートすることができます。

EE にそれ自体で実装されるカスタム ビューアーがある場合、EE では、GetCustomViewerList によって返されるリストの末尾にそれらのカスタム ビューアーの CLSID を追加できます。 これにより、EE では型ビジュアライザーと独自のカスタム ビューアーの両方をサポートできます。 GetCustomViewerCount にカスタム ビューアーの追加が反映されていることを確認してください。

ビジュアライザーとビューアーの違いの詳細については、「型ビジュアライザーとカスタム ビューアー」を参照してください。

要件

ヘッダー: ee.h

名前空間: Microsoft.VisualStudio.Debugger.Interop

アセンブリ: Microsoft.VisualStudio.Debugger.Interop.dll

関連項目