次の方法で共有


レッスン 4:SSIS でエラー フロー リダイレクションを追加する

適用対象: SQL Server Azure Data Factory の SSIS Integration Runtime

Microsoft Integration Services では、変換プロセスで発生するエラーを処理する目的で、Integration Services で変換できないデータの処理方法をコンポーネントごとに、および列ごとに決定できます。 特定の列の失敗を無視するか、失敗した行全体をリダイレクトするか、コンポーネント単位で失敗を判定するように選択できます。 既定では、エラーの発生時に Integration Services のコンポーネントは失敗するよう構成されています。 コンポーネントが失敗と見なされると、パッケージが失敗と見なされ、処理が停止します。

失敗によりパッケージ実行を停止させるのではなく、潜在的な処理エラーを設定しておき、それが発生したときに処理することができます。 1 つの選択肢は、失敗を全部無視し、パッケージの実行を常に成功させることです。 失敗した行を別の処理パスにリダイレクトすることもできます。そのパスでデータやエラーを保存し、調査し、再処理できます。

このレッスンでは、「レッスン 3: SSIS でのログ記録の追加」で作成したパッケージのコピーを作成します。 この新しいパッケージを使用し、壊れたサンプル データ ファイルを作成します。 この破損ファイルは、パッケージを実行するときに変換エラーを発生させます。

エラー データを処理するには、失敗した行をエラー ファイルに書き込むフラット ファイル変換先を追加し、構成します。

Integration Services でエラー データをファイルに書き込む前に、エラーの説明を取得するスクリプト コンポーネントを追加します。 その後 Lookup Currency Key 変換を再構成して、処理できなかったデータをスクリプト変換にリダイレクトするようにします。

前提条件

Note

まだ行っていない場合は、レッスン 1 の前提条件を参照してください。

レッスンの作業

このレッスンの内容は次のとおりです。

レッスンの開始

ステップ 1:レッスン 3 のパッケージをコピーする