レッスン 4-2:破損したファイルを作成する
適用対象: SQL Server Azure Data Factory の SSIS Integration Runtime
変換エラーの構成と処理を体験するには、コンポーネントの処理が失敗するサンプル フラット ファイルが必要です。
この実習では、既存のサンプル フラット ファイルのコピーを作成します。 メモ帳でファイルを開き、CurrencyID 列を編集し、参照に失敗する正しくない値を入力します。 破損ファイルの処理時、参照が失敗すると Lookup Currency Key 変換は失敗し、それ以降のパッケージも失敗します。 破損しているサンプル ファイルを作成したら、パッケージを実行して、パッケージのエラーを確認します。
破損しているサンプル フラット ファイルを作成する
メモ帳などのテキスト エディターで Currency_VEB.txt ファイルを開きます。
テキスト エディターの検索置換機能を使用し、 VEB と表示されているすべての箇所を BADに置換します。
他のサンプル データ ファイルと同じフォルダーに、修正したファイルを保存します。このファイルには「 Currency_BAD.txt」という名前を付けてください。
Note
Currency_BAD.txt が他のサンプル データ ファイルと同じフォルダーに保存されていることを確認してください。
テキスト エディターを閉じます。
実行時にエラーが発生することを確認する
[デバッグ] メニューの [デバッグの開始] をクリックします。
データ フローの 3 つ目の反復処理で、Lookup Currency Key 変換が Currency_BAD.txt ファイルを処理しようとし、変換が失敗します。 この変換エラーにより、パッケージ全体が失敗します。
[デバッグ] メニューの [デバッグの停止] を選択します。
デザイン画面で、[実行結果] タブを選択します。
ログの内容を参照し、次の処理不能エラーが発生していることを確認します。
[Lookup Currency Key[27]] Error: Row yielded no match during lookup.
Note
数値 27 はコンポーネントの ID です。 この値はデータ フローを構築したときに割り当てられるもので、パッケージの値とは異なることがあります。