Debugger5 インターフェイス
Debugger5 を使用して、デバッガーの状態やデバッグ中のプログラムの状態を問い合わせたり、操作したりできます。Debugger5 は、Debugger4 インターフェイスよりも優先されます。
名前空間: EnvDTE100
アセンブリ: EnvDTE100 (EnvDTE100.dll 内)
構文
'宣言
<GuidAttribute("C8BBAA3A-7E99-4630-942C-570F085141EB")> _
Public Interface Debugger5 _
Inherits Debugger4
[GuidAttribute("C8BBAA3A-7E99-4630-942C-570F085141EB")]
public interface Debugger5 : Debugger4
[GuidAttribute(L"C8BBAA3A-7E99-4630-942C-570F085141EB")]
public interface class Debugger5 : Debugger4
[<GuidAttribute("C8BBAA3A-7E99-4630-942C-570F085141EB")>]
type Debugger5 =
interface
interface Debugger4
end
public interface Debugger5 extends Debugger4
Debugger5 型で公開されるメンバーは以下のとおりです。
プロパティ
名前 | 説明 | |
---|---|---|
AllBreakpointsLastHit | (Debugger4 から継承されます。) | |
AllBreakpointsLastHit | 最後に同時にヒットした、バインドされているブレークポイントのコレクションを取得します。 | |
BreakpointLastHit | (Debugger4 から継承されます。) | |
BreakpointLastHit | 最新のブレークポイント ヒットを取得します。同時にヒットした複数のブレークポイントのコレクションを取得するには、AllBreakpointsLastHit のトピックを参照してください。 | |
Breakpoints | (Debugger4 から継承されます。) | |
Breakpoints | ブレークポイントのコレクションを取得します。 | |
CurrentMode | (Debugger4 から継承されます。) | |
CurrentMode | IDE のコンテキストのデバッガーの現在のモードを取得します。 | |
CurrentProcess | (Debugger4 から継承されます。) | |
CurrentProcess | アクティブなプロセスを取得するか、または設定します。 | |
CurrentProgram | (Debugger4 から継承されます。) | |
CurrentProgram | アクティブなプログラムを設定するか、または返します。 | |
CurrentStackFrame | (Debugger4 から継承されます。) | |
CurrentStackFrame | 現在のスタック フレームを取得するか、または設定します。 | |
CurrentThread | (Debugger4 から継承されます。) | |
CurrentThread | デバッグ中の現在のスレッドを取得するか、または設定します。 | |
DebuggedProcesses | (Debugger4 から継承されます。) | |
DebuggedProcesses | 現在デバッグ中のプロセスのリストを取得します。 | |
DTE | (Debugger4 から継承されます。) | |
DTE | トップ レベルの機能拡張オブジェクトを取得します。 | |
ExceptionGroups | (Debugger4 から継承されます。) | |
ExceptionGroups | デバッガーの例外設定を取得します。これらの設定では、各例外について、デバッガーが実行を中断する前にコードで例外を処理できるようにするかどうかを指定します。 | |
ForceContinue | (Debugger4 から継承されます。) | |
ForceContinue | トレースポイントまたはブレークポイントがマクロの実行を終了したときにデバッガーが中断されるか続行されるかを指定する値を、取得または設定します。既定の動作は、トレースポイントまたはブレークポイントの作成時に、ユーザーがダイアログ ボックスで設定します。このプロパティは、既定の動作の変更に使用できます。 | |
HexDisplayMode | (Debugger4 から継承されます。) | |
HexDisplayMode | 式を 16 進形式と 10 進形式のどちらの形式で出力するかを示す値を取得または設定します。 | |
HexInputMode | (Debugger4 から継承されます。) | |
HexInputMode | 式を 16 進形式と 10 進形式のどちらの形式で評価するかを示す値を取得または設定します。 | |
Languages | (Debugger4 から継承されます。) | |
Languages | デバッガーがサポートしている言語のリストを取得します。 | |
LastBreakReason | (Debugger4 から継承されます。) | |
LastBreakReason | 最後にプログラムが中断されたときの原因を取得します。プログラムが実行中の場合は、DBG_REASON_NONE を返します。 | |
LocalProcesses | (Debugger4 から継承されます。) | |
LocalProcesses | このコンピューター上で現在実行されているプロセスのリストを取得します。 | |
OnlyLoadSymbolsManually | (Debugger4 から継承されます。) | |
OnlyLoadSymbolsManually | シンボルが手動で読み込まれるか自動的に読み込まれるかを指定する値を取得します。Visual Studio のユーザーは、この設定を [オプション] ダイアログ ボックスで決定できます。Visual Studio 内でこの値を設定する方法の詳細については、「方法: シンボルの場所と読み込み動作を指定する」を参照してください。 | |
Parent | (Debugger4 から継承されます。) | |
Parent | 直接の親オブジェクト (DTE) を取得します。 | |
SymbolCachePath | (Debugger4 から継承されます。) | |
SymbolCachePath | シンボル サーバーからシンボルをダウンロードするときに Visual Studio が使用するシンボル キャッシュのパスを含む文字列を取得します。シンボル キャッシュのパスは、[オプション] ダイアログ ボックスで指定できます。詳細については、「方法 : シンボル サーバーを使用する」を参照してください。 | |
SymbolPath | (Debugger4 から継承されます。) | |
SymbolPath | Visual Studio がデバッグに使用する .PDB シンボル ファイルのパスを含む文字列を取得します。Visual Studio のユーザーは、シンボル パスを [オプション] ダイアログ ボックスで指定できます。詳細については、「方法: シンボルの場所と読み込み動作を指定する」を参照してください。 | |
SymbolPathState | (Debugger4 から継承されます。) | |
SymbolPathState | Visual Studio がデバッグに使用する .PDB シンボル ファイルのすべてのシンボル パスの状態を表す文字列を取得します。 | |
Transports | (Debugger4 から継承されます。) | |
Transports | サポートされているデバッグ トランスポートのコレクションを取得します。 |
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メソッド
名前 | 説明 | |
---|---|---|
Break(Boolean) | (Debugger4 から継承されます。) | |
Break(Boolean) | 指定されたプロセスの現在の状態を解析するために、そのプロセスの実行を一時中断します。 | |
DeleteObjectID | オブジェクト ID を削除します。 | |
DetachAll() | (Debugger4 から継承されます。) | |
DetachAll() | アタッチされたすべてのプログラムからデタッチします。 | |
ExecuteStatement(String, Int32, Boolean) | (Debugger4 から継承されます。) | |
ExecuteStatement(String, Int32, Boolean) | 指定されたステートメントを実行します。 TreatAsExpression フラグが true の場合、文字列は式として解釈され、コマンド ウィンドウ に出力が送られます。 | |
ExportBreakpoints | ファイルにブレークポイントをエクスポートします。 | |
GetExpression(String, Boolean, Int32) | (Debugger4 から継承されます。) | |
GetExpression(String, Boolean, Int32) | 現在のスタック フレームに基づく式を評価します。式が解析はできるが評価できない場合、オブジェクトは返されますが、そのオブジェクトに有効な値は含まれていません。 | |
GetExpression2(String, Boolean, Boolean, Int32) | (Debugger4 から継承されます。) | |
GetExpression2(String, Boolean, Boolean, Int32) | 現在のスタック フレームに基づく式を評価します。式が解析はできるが評価できない場合、オブジェクトは返されますが、そのオブジェクトに有効な値は含まれていません。このメソッドは GetExpression に似ていますが、追加のブール値パラメーターを持ちます。式がステートメントとして評価されることを示すには、このブール値パラメーターを true に設定します。 | |
GetExpression3(String, StackFrame, Boolean, Boolean, Boolean, Int32) | (Debugger4 から継承されます。) | |
GetExpression3(String, StackFrame, Boolean, Boolean, Boolean, Int32) | GetExpression と同様に、式を評価します。ただし、このメソッドでは、評価を実行するスタック フレームを指定できます。また、プロパティの自動評価と暗黙的な関数呼び出しを行うかどうかも指定できます。 | |
GetProcesses(Transport, String) | (Debugger4 から継承されます。) | |
GetProcesses(Transport, String) | 指定されたトランスポートでデバッグ用に接続されているプロセスを表すオブジェクトを取得します。 | |
Go(Boolean) | (Debugger4 から継承されます。) | |
Go(Boolean) | 現在のステートメントからプログラムを実行します。 | |
ImportBreakpoints | ファイルからブレークポイントをインポートします。 | |
RunToCursor(Boolean) | (Debugger4 から継承されます。) | |
RunToCursor(Boolean) | プログラムを、ソース ファイルの現在のカーソル位置まで実行します。 | |
SetNextStatement() | (Debugger4 から継承されます。) | |
SetNextStatement() | 現在のソース ファイルのカーソル位置に従って、次に実行する命令を設定します。 | |
SetSymbolSettings(String, String, String, Boolean, Boolean) | (Debugger4 から継承されます。) | |
SetSymbolSettings(String, String, String, Boolean, Boolean) | Visual Studio がデバッグに使用する .PDB シンボルの各種設定を指定し、すべてのシンボルの再読み込みを強制します。 | |
StepInto(Boolean) | (Debugger4 から継承されます。) | |
StepInto(Boolean) | 可能な場合は、次の関数呼び出しにステップ インします。 | |
StepOut(Boolean) | (Debugger4 から継承されます。) | |
StepOut(Boolean) | 現在の関数からステップ アウトします。 | |
StepOver(Boolean) | (Debugger4 から継承されます。) | |
StepOver(Boolean) | 次の関数呼び出しにステップ オーバーします。 | |
Stop(Boolean) | (Debugger4 から継承されます。) | |
Stop(Boolean) | デバッグを中断し、アタッチされたすべてのプロセスを終了またはデタッチします。 | |
TerminateAll() | (Debugger4 から継承されます。) | |
TerminateAll() | 現在実行されているデバッグ プロセスをすべて終了します。 | |
WriteMinidump(String, dbgMinidumpOption) | (Debugger4 から継承されます。) | |
WriteMinidump(String, dbgMinidumpOption) | プログラムを中断モードで実行している場合、この関数は現在のデバッグ セッションのミニダンプを作成します。 |
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解説
デバッガーは、Debugger プロパティを使用して、DTE2 オブジェクトを通じて使用できます。(このオブジェクトを Debugger5 にキャストする必要があります。IDE (統合開発環境) で 1 つのデバッガー オブジェクトを利用できます。
Debugger5 を使用するには、EnvDTE100.dll への参照を追加する必要があります。ネイティブ開発の場合は、dte100.tlb への参照を追加する必要があります。