DTE インターフェイス
Visual Studio オートメーション オブジェクト モデルのトップレベルのオブジェクトです。このオブジェクトを使用して機能を提供します。このオブジェクトのドキュメントについては、_DTE を参照してください。
名前空間: EnvDTE
アセンブリ: EnvDTE (EnvDTE.dll 内)
構文
'宣言
<GuidAttribute("04A72314-32E9-48E2-9B87-A63603454F3E")> _
Public Interface DTE _
Inherits _DTE
[GuidAttribute("04A72314-32E9-48E2-9B87-A63603454F3E")]
public interface DTE : _DTE
[GuidAttribute(L"04A72314-32E9-48E2-9B87-A63603454F3E")]
public interface class DTE : _DTE
[<GuidAttribute("04A72314-32E9-48E2-9B87-A63603454F3E")>]
type DTE =
interface
interface _DTE
end
public interface DTE extends _DTE
DTE 型で公開されるメンバーは以下のとおりです。
プロパティ
名前 | 説明 | |
---|---|---|
ActiveDocument | アクティブ ドキュメントを取得します。 (_DTE から継承されます。) | |
ActiveSolutionProjects | 現在選択されているプロジェクトの配列を取得します。 (_DTE から継承されます。) | |
ActiveWindow | 現在アクティブなウィンドウ、または他にアクティブなウィンドウがない場合は最前面に表示されたウィンドウを返します。 (_DTE から継承されます。) | |
AddIns | 現在使用できるすべてのアドインを含む AddIns コレクションを取得します。 (_DTE から継承されます。) | |
Application | インフラストラクチャ。マイクロソフト内部でのみ使用します。 (_DTE から継承されます。) | |
CommandBars | 開発環境のコマンド バーへの参照を取得します。 (_DTE から継承されます。) | |
CommandLineArguments | コマンド ライン引数を表す文字列を取得します。 (_DTE から継承されます。) | |
Commands | Commands コレクションを返します。 (_DTE から継承されます。) | |
ContextAttributes | ContextAttributes コレクションを取得します。このコレクションを使用すると、オートメーション クライアントは、[ダイナミック ヘルプ] ウィンドウで現在選択されている項目に新しい属性を追加し、追加した属性のコンテキスト ヘルプを表示できます。 (_DTE から継承されます。) | |
Debugger | デバッガー オブジェクトを取得します。 (_DTE から継承されます。) | |
DisplayMode | 表示モード (MDI またはタブ付きドキュメント) を取得します。 (_DTE から継承されます。) | |
Documents | 開発環境で開いているドキュメントのコレクションを取得します。 (_DTE から継承されます。) | |
DTE | トップ レベルの機能拡張オブジェクトを取得します。 (_DTE から継承されます。) | |
Edition | 環境のエディションの説明を取得します。 (_DTE から継承されます。) | |
Events | Events オブジェクトへの参照を取得します。 (_DTE から継承されます。) | |
FileName | インフラストラクチャ。マイクロソフト内部でのみ使用します。 (_DTE から継承されます。) | |
Find | グローバル テキスト検索処理を表す Find オブジェクトを取得します。 (_DTE から継承されます。) | |
FullName | オブジェクトのファイルの完全パスと名前を取得します。 (_DTE から継承されます。) | |
Globals | ソリューション (.sln) ファイル、プロジェクト ファイル、またはユーザーのプロファイル データに保存できるアドイン値を格納する Globals オブジェクトを取得します。 (_DTE から継承されます。) | |
IsOpenFile | インフラストラクチャ。マイクロソフト内部でのみ使用します。 (_DTE から継承されます。) | |
ItemOperations | ItemOperations オブジェクトを取得します。 (_DTE から継承されます。) | |
LocaleID | 開発環境を実行しているロケールの ID を取得します。 (_DTE から継承されます。) | |
Macros | Macros オブジェクトを取得します。 (_DTE から継承されます。) | |
MacrosIDE | マクロ IDE のオートメーション モデルのルートを取得します。 (_DTE から継承されます。) | |
MainWindow | メイン開発環境ウィンドウを表す Window オブジェクトを取得します。 (_DTE から継承されます。) | |
Mode | 開発環境のモード (デバッグまたはデザイン) を取得します。 (_DTE から継承されます。) | |
Name | _DTE オブジェクトの名前を設定または取得します。 (_DTE から継承されます。) | |
ObjectExtenders | ObjectExtenders オブジェクトを取得します。 (_DTE から継承されます。) | |
Properties | [ツール] メニューの [オプション] ダイアログ ボックスで使用できるすべてのカテゴリとサブカテゴリを表す Properties コレクションを返します。 (_DTE から継承されます。) | |
RegistryRoot | Visual Studio レジストリ設定のルートへのパスを含む文字列を取得します。 (_DTE から継承されます。) | |
SelectedItems | 環境で現在選択されている項目を含むコレクションを取得します。 (_DTE から継承されます。) | |
Solution | 現在の環境のインスタンスで開いているすべてのプロジェクトを表し、ビルド オブジェクトにアクセスできる Solution オブジェクトを取得します。 (_DTE から継承されます。) | |
SourceControl | オブジェクトの背後にあるファイルのソース コード管理の状態を操作できる、SourceControl オブジェクトを取得します。 (_DTE から継承されます。) | |
StatusBar | メイン開発環境ウィンドウのステータス バーを表す StatusBar オブジェクトを取得します。 (_DTE から継承されます。) | |
SuppressUI | オートメーション コードの実行中に、UI を表示するかどうかを示す値を取得または設定します。 (_DTE から継承されます。) | |
UndoContext | グローバル UndoContext オブジェクトを取得します。 (_DTE から継承されます。) | |
UserControl | 環境がユーザーまたはオートメーションのどちらによって起動されたかを示す値を設定または取得します。 (_DTE から継承されます。) | |
Version | ホスト アプリケーションのバージョン番号を取得します。 (_DTE から継承されます。) | |
WindowConfigurations | 使用できるすべてのウィンドウの構成を表す WindowConfigurations コレクションを取得します。 (_DTE から継承されます。) | |
Windows | オブジェクトで表示されるウィンドウを含む Windows コレクションを取得します。 (_DTE から継承されます。) |
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メソッド
名前 | 説明 | |
---|---|---|
ExecuteCommand | 指定したコマンドを実行します。 (_DTE から継承されます。) | |
GetObject | DTE オブジェクトに遅延バインディングされ、実行時に名前でアクセスできるインターフェイスまたはオブジェクトを取得します。 (_DTE から継承されます。) | |
LaunchWizard | 指定したパラメーターを使ってウィザードを実行します。 (_DTE から継承されます。) | |
OpenFile | インフラストラクチャ。マイクロソフト内部でのみ使用します。 (_DTE から継承されます。) | |
Quit | 環境を閉じます。 (_DTE から継承されます。) | |
SatelliteDllPath | アドインまたはウィザードのインストール ディレクトリと、ローカライズされたリソースを含むダイナミック リンク ライブラリ (DLL: Dynamic Link Library) のファイル名を指定すると、サテライト DLL への計算済みパスを返します。 (_DTE から継承されます。) |
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解説
DTE オブジェクトは、アドイン作成時に実装する OnConnection メソッドによって提供されます。DTE オブジェクトは、Visual Basic の Application オブジェクトです。
VBProjects や CSharpProjects などのプロジェクト固有のプロパティにアクセスするには、構文 DTE.GetObject("VBProjects") を使用します。
EnvDTE 名前空間と DTE オブジェクトを参照する方法の詳細については、「オートメーション アセンブリおよび DTE2 オブジェクトの参照」を参照してください。
例
Sub DTEExample()
Dim objTextDoc As TextDocument
Dim objEP As EditPoint
' Create a new text document.
DTE.ItemOperations.NewFile("General\Text File")
' Get a handle to the new document.
Set objTextDoc = DTE.ActiveDocument.Object("TextDocument")
Set objEP = objTextDoc.StartPoint.CreateEditPoint
' Create an EditPoint and add some text.
objEP.Insert "A test sentence."
End Sub