PROP_ENTRY_INTERFACE_CALLBACK
プロパティの説明と DISPID を入力できます。また、CLSID をプロパティ マップに追加するかどうかを確認するコールバック関数を提供します。
PROP_ENTRY_INTERFACE_CALLBACK(
szDesc,
dispid,
clsid,
pfnFunc,
vt
)
パラメーター
[入力] szDesc
プロパティの説明。[入力] dispid
プロパティの DISPID。[入力] clsid
関連付けられたプロパティ ページの CLSID。関連付けられたプロパティ ページを持たないプロパティの場合には、特別な値 CLSID_NULL を使用します。[入力] pfnFunc
読み込み処理中にデータを制御するコールバック関数。[入力] vt
プロパティの型。
解説
このマクロを含めることで、アプリケーションが IPersistStreamInitImpl::Load プロセスをより詳細に制御できるようにします。コールバック関数 pfnFunc は、IPersistStreamInitImpl::Load が信頼されていないストリームからデータを取得するときに呼び出されます。このコールバック関数はデータをフィルター処理し、どのオブジェクトを読み込むかを制御します。
このマクロは、IPersistStreamInitImpl が基本クラスであり、そのクラスが初期化しても問題がないとアドバタイズされている場合にのみ使用されます。それ以外の場合、このマクロは使用しないでください。
このマクロは、vt が VT_DISPATCH または VT_UNKNOWN の場合にのみ有効です。vt の別の値をこのマクロに渡すと、コンパイル エラーが発生します。vt のそれ以外の値では、PROP_ENTRY_TYPE を使用します。
BEGIN_PROP_MAP マクロと END_PROP_MAP マクロは、プロパティ マップの開始位置と終了位置をそれぞれ示します。
初期化する必要がある Web コントロールを作成する場合は、IPersistStreamInitImpl の代わりに IPersistPropertyBagImpl クラス を使用してプロパティを初期化します。IPersistStreamInitImpl は、バイナリ形式の場合、IPersistPropertyBagImpl に比べて大きなリスクを伴います。
使用例
「BEGIN_PROP_MAP」の例を参照してください。
必要条件
ヘッダー: atlcom.h
参照
関連項目
PROP_ENTRY_INTERFACE_CALLBACK_EX