Team Foundation Server 用の SQL Server の照合順序システム要件
SQL Server をインストールする場合には、Team Foundation Server の配置に影響する可能性がある照合順序の設定について 2 つの要素を考慮する必要があります。
Team Foundation Server の要件
Team Foundation Server 配置の SQL Server のすべてのインスタンスで同じ設定を使用する必要がある
データベース エンジンおよび SQL Server Analysis Services の照合順序の設定を指定できます。照合順序の設定には、SQL Server データベースの構造と機能の基本となる、文字セット、並べ替え順序、およびロケール固有のその他の設定が含まれます。インストール後にこれらの設定を変更することはできません。
Team Foundation Server の要件
Team Foundation Server で使用する場合、SQL Server の照合順序は、大文字小文字を区別せず、アクセント記号を区別するように設定する必要があります。また、バイナリにはしないでください。複数の SQL Server が Team Foundation Server のデータベース エンジンまたは SQL Server Analysis Services のインスタンスを実行している場合は、これらのすべてのサーバーで同じ照合順序設定を使用する必要があります。
SQL Server の既定の照合順序設定は、オペレーティング システムのロケールに基づきます。U.S. English とその他のほとんどのロケールの既定の設定は、Team Foundation Server の要件を満たしています。ただし、この設定では、組織で Team Foundation Server に格納する必要のあるデータがすべてサポートされるとは限りません。そのような場合は、データをサポートし、アクセント記号を区別し、大文字小文字を区別せず、バイナリではない設定を見つける必要があります。
データベース エンジン サービスまたは Analysis Services をインストールする場合、[照合順序] タブをクリックし、[カスタマイズ] をクリックして、[サーバー構成] ページで照合順序の設定を変更できます。必要に応じて、[Windows 照合順序指定子と並べ替え順序] のオプションを指定できます。たとえば、追加の文字をサポートする必要がある場合は、[Latin1_General] を指定し、[AS] チェック ボックスをオンにできます。
その他のほとんどのロケールでは、[Windows 照合順序指定子と並べ替え順序] のオプションが既定の設定になります。設定が Team Foundation Server の要件と一致していることを確認してください。この設定を変更する必要がある場合、目的のロケール名の後に "_100" が付いているオプションがあれば、それを指定してください。たとえば、次の場合に Unicode CJK 拡張 A 文字または Unicode サロゲートを使用する場合は、Japanese_100 を使用できます。
クエリやプロジェクトなどの、Team Foundation Server のオブジェクトの名前。
バージョン管理システムにチェックインされるファイルまたはパス。
検索に使用する作業項目フィールド。
SQL Server をインストールするときは、全角文字やひらがな/カタカナ文字などの問題を回避するために、かなと全角を区別するチェック ボックスをオンにする必要があります。
詳細については、Microsoft Web サイトの「セットアップでの照合順序の設定」を参照してください。
フルテキスト検索のクエリと照合順序設定
フルテキスト検索のクエリをサポートするには、SQL Server データベースの照合順序の設定が、SQL Server にワード ブレーカーが登録されている言語に対応する設定になっている必要があります。サポートされていない言語を使用している場合は、テキスト文字列を持つ Contains または Contains Words の演算子を指定する作業項目クエリを実行すると、予期しない結果が表示される可能性があります。
詳細については、次のトピックを参照してください。
参照
概念
Team Foundation Server 用の SQL Server の手動インストール
Team Foundation Server のインストール