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チュートリアル: 基本的なグラフの作成 (グラフ コントロール)

このチュートリアルでは、Windows フォームまたは Web アプリケーションにグラフ コントロールを追加し、グラフにデータ、タイトル、凡例、および注釈を追加する方法について説明します。

グラフ コントロールの追加

次の手順で、Web アプリケーションの Windows フォームにグラフ コントロールを追加します。

アプリケーションにグラフ コントロールを追加するには

  1. デザイン ビューでツールボックスを開きます。

  2. [データ] カテゴリから、グラフ コントロールをデザイン領域にドラッグします。

    ツールボックスにグラフ コントロールが表示されない場合、ツールボックスを右クリックし、[アイテムの選択] を選択し、[.NET Framework コンポーネント] タブで次の名前空間を選択します。

    注意

    ツールボックスでグラフ コントロールを探しやすくするには、使用しないコントロールを非表示にします。この場合、ツールボックスを右クリックし、[すべて表示] アイテムをオフにします。

  3. デザイン領域のグラフ コントロールを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。

  4. [プロパティ] ウィンドウで、[項目別] ボタンをクリックします。

  5. [プロパティ] ウィンドウの [グラフ] カテゴリで、ChartAreas コレクション プロパティをクリックし、省略記号ボタン ([…]) をクリックします。ChartAreas コレクション エディターが開きます。

    ChartAreas コレクション (ChartAreaCollection オブジェクト) には、グラフ コントロールのすべてのグラフ領域が含まれます。このコレクションには、既に "ChartArea1" というグラフ領域が含まれます。

  6. [追加] をクリックし、[OK] をクリックします。"ChartArea2" という既定の名前の新しい ChartArea オブジェクトがコレクションに追加されます。

    デザイン領域のグラフは、元のサイズの半分に縮小されます。これは、新しく作成されたグラフ領域が下部に配置されましたが、データ系列はまだ追加されていないためです。

  7. [プロパティ] ウィンドウで、Series コレクションをクリックし、省略記号ボタンをクリックします。Series コレクション エディターが開きます。

    Series コレクション (SeriesCollection オブジェクト) には、グラフ コントロールのすべてのデータ系列が含まれます。このコレクションには、既に "Series1" という系列が含まれます。

  8. Series コレクション エディターで、[追加] をクリックし、新しく作成した Series オブジェクトの次のプロパティを設定します。

    プロパティ

    ChartArea

    ChartArea2

    ChartType

    Bar

    Name

    BarChart

  9. [OK] をクリックし、もう一度 [OK] をクリックします。

    これで、それぞれ 1 つのデータ系列を含むグラフ領域が複数ある状態になります。ただし、系列にはまだデータがないため、アプリケーションを実行しても何も表示されません。

グラフへのデータの追加

次の手順で、作成したグラフ コントロールにデータを追加します。

グラフにデータを追加するには

  1. Series コレクション エディターをもう一度開きます。

  2. [メンバー] 領域の [Series1] をクリックします。

  3. Series1 プロパティ領域の [データ] カテゴリで、Points コレクション プロパティをクリックし、省略記号ボタンをクリックします。DataPoint コレクション エディターが開きます。

    Points コレクション (DataPointCollection オブジェクト) には、現在の系列のすべてのデータ ポイントが含まれます。

  4. DataPoint コレクション エディターで、[追加] をクリックし、新しく作成した DataPoint オブジェクトの YValues プロパティに値を割り当てます。

    この手順を繰り返し、コレクション内のデータ ポイントを 5 個にします。

  5. [OK] をクリックし、前の手順を繰り返して BarChart 系列にデータ ポイントを追加します。

  6. Series コレクション エディターで、[OK] をクリックします。

  7. アプリケーションを実行します。

    今度はグラフ コントロールに 2 つのグラフ領域が表示されます。また、この 2 つの系列には作成したデータ ポイントが表示されます。グラフの種類が異なる 2 つの系列があることを確認してください。

グラフへの凡例の追加

次の手順で、作成した各系列に凡例を追加します。

各系列に凡例を追加するには

  1. [プロパティ] ウィンドウの [グラフ] カテゴリで、Legends コレクション プロパティをクリックし、右側の […] ボタンをクリックします。Legend コレクション エディターが開きます。

    Legends コレクション (LegendCollection オブジェクト) には、グラフ コントロールのすべての凡例が含まれます。

  2. Legend コレクション エディターにまだ凡例がない場合、[追加] をクリックします。

  3. Legend オブジェクトの次のプロパティを設定します。

    プロパティ

    DockedToChartArea

    ChartArea1

    Docking

    Right

    IsDockedInsideChartArea

    False

  4. もう一度 [追加] をクリックし、新しく作成した Legend オブジェクトの次のプロパティを設定します。

    プロパティ

    DockedToChartArea

    ChartArea2

    Docking

    Right

  5. [OK] をクリックします。

    デザイン領域に表示される 2 番目の凡例は空です。既定で、両方の系列には最初の凡例が割り当てられます。各系列には異なる凡例を割り当てることができます。

  6. Series コレクション エディターをもう一度開きます。

  7. [メンバー] 領域の [BarChart] をクリックします。

  8. BarChart プロパティ領域の [凡例] カテゴリで、Legend プロパティのドロップダウン リストの [Legend2] をクリックします。

  9. [OK] をクリックします。

  10. アプリケーションを実行します。

グラフへのタイトルの追加

次の手順で、グラフにタイトルを追加します。

グラフにタイトルを追加するには

  1. [プロパティ] ウィンドウの [グラフ] カテゴリで、Titles コレクション プロパティをクリックし、省略記号ボタンをクリックします。Title コレクション エディターが開きます。

    Title コレクション (TitleCollection オブジェクト) には、グラフ コントロールのすべてのタイトルが含まれます。

  2. Title コレクション エディターで、[追加] をクリックします。

  3. Title1 プロパティ領域の [外観] カテゴリで、Text プロパティにグラフのタイトルを入力します。

  4. [OK] をクリックします。

  5. アプリケーションを実行します。

データ ポイントへの注釈の追加

次の手順で、グラフ上のデータ ポイントに注釈を追加します。

データ ポイントに注釈を追加するには

  1. [プロパティ] ウィンドウの [グラフ] カテゴリで、Annotations コレクション プロパティをクリックし、省略記号ボタンをクリックします。Annotations コレクション エディターが開きます。

    Annotations コレクション (AnnotationCollection オブジェクト) には、グラフ コントロールのすべての注釈が含まれます。

  2. Annotation コレクション エディターで、[追加] 矢印をクリックし、[ArrowAnnotation] を選択します。

  3. ArrowAnnotation1 プロパティ領域の [アンカー] カテゴリで、[AnchorDataPoint] 矢印をクリックし、Series1 の最初のデータ ポイントを選択します。

  4. 新しく作成した Legend オブジェクトの次のプロパティを設定します。

    プロパティ

    Height

    -5

    Width

    0

    AnchorOffSetY

    -2.5

  5. [その他] カテゴリで、SmartLabelStyle プロパティを展開し、その IsOverlappedHidden プロパティを False に設定します。

  6. [OK] をクリックします。

  7. アプリケーションを実行します。

次の手順

このチュートリアルでは、Windows フォームまたは Web アプリケーションにグラフ コントロールを追加し、グラフにデータ、タイトル、凡例、および注釈を追加する方法について学習しました。3D グラフの使用方法については、「チュートリアル: 3D グラフへの変更」を参照してください。

関連項目

参照

System.Windows.Forms.DataVisualization.Charting

System.Web.UI.DataVisualization.Charting

その他の技術情報

概要

グラフ コントロールの使用