コード エディターとテキスト エディター
エディターは、統合開発環境 (IDE: Integrated Development Environment) のワード プロセッサです。 テキストの編集に使用される場合は、テキスト エディターと呼ばれます。 一般には、Visual Studio の開発言語でソース コードを編集するときに使用され、その場合はコード エディターと呼ばれます。
複数のコード エディターを開いて異なるフォームまたはモジュールでコードを表示し、それらのコード間でコピーと貼り付けができます。 コード エディターを開くさまざまな方法を次の表に示します。
コード エディターの呼び出し元 |
方法 |
---|---|
ソリューション エクスプローラー |
フォームまたはモジュールを選択して [コードの表示] ツール バー ボタンをクリックするか、フォームまたはモジュールをダブルクリックします。 |
Windows フォームのフォームまたは Web フォームのフォーム |
フォームまたはフォームの任意のコントロールを選択し、[表示] メニューの [コード] をクリックします。 フォームを右クリックし、[コードの表示] をクリックすることもできます。 多くの場合、デザイン サーフェイスのコンポーネントをダブルクリックして、コード エディターを開くこともできます。 |
[ファイル] メニュー |
[新規作成] または [開く] をクリックすると、コード ファイルが表示されます。 |
コード エディターのインスタンスで編集用に開かれたすべてのドキュメントには、[ウィンドウ] メニューからアクセスできます。 IDE の HTML デザイナー、CSS エディター、および XML エディターの機能にも、このエディターが採用されています。
ほとんどの開発言語では、コード エディターには次の機能が用意されています。
オブジェクトのプロパティ、メソッド、およびイベントに対するデザイン時のアクセス。
IntelliSense のステートメント入力補完。
コード セクションを折りたたんで表示する。
オブジェクトまたは要素のソース コードを表示するコード定義ウィンドウ。
ひな形のモデル コード ブロックを追加できるコード スニペット挿入機能。
インデント、タブ、ドラッグ アンド ドロップなどの動作を定義するオプション。
Unicode コード ページ。
ユーザー インターフェイス要素一覧
コード ペイン
編集対象のコードやテキストが表示される領域です。 開発言語に対応した IntelliSense ステートメント入力候補機能を提供します。 詳細については、「IntelliSense の使用方法」を参照してください。インジケーター マージン
コード エディターの左側に表示される灰色の領域で、ブレークポイント、ブックマーク、およびショートカットのインジケーターが表示されます。 この領域をクリックすると、隣接するコード行にブレークポイントが設定されます。マージン
インジケーター マージンと編集ウィンドウの中間に表示される領域です。この領域をクリックして、対応するコード行を選択できます。 [オプション] ダイアログ ボックスの [変更履歴を記録する] をクリックした場合、コードに対する変更はここで追跡されます。 詳細については、「[全般] ([オプション] ダイアログ ボックス - [テキスト エディター])」を参照してください。水平スクロール バーと垂直スクロール バー
コード ペインを横方向および縦方向にスクロールできます。これにより、ペインの表示可能領域を超えるコードを参照できます。
このセクションの内容
自動一致機能
かっこの指定の誤りや閉じていないコード セグメントをすぐに検出する方法について説明します。方法: 参照の強調表示を使用する
1 回のクリックで 1 つのシンボルのすべてのインスタンスを強調表示する方法について説明します。 また、強調表示されたシンボル間を移動する方法についても説明します。[ブックマーク] ウィンドウ
特定のコード行に印を付けたり、ジャンプしたりする場合に使用します。[コード定義ウィンドウ]
編集ウィンドウで選択されたシンボルの定義を表示します。コード スニペット ピッカー
コード スニペット フォルダーに格納されているコード セグメントを挿入できます。コード スニペット マネージャー
スニペットのスキャン対象フォルダーを指定できます。
関連項目
テキスト、コード、およびマークアップの編集
コード エディターの設定および使用に関するトピックへのリンクを示します。エディターのカスタマイズ
テキスト エディターのオプションを設定する方法について説明します。[全般] ([オプション] ダイアログ ボックス - [テキスト エディター])
インデント サイズやタブ サイズ、ドラッグ アンド ドロップの動作、エディターのエミュレーションのほか、エディターのマージンやスクロール バーを表示するかどうかの設定を行うことができます。[全般] ([オプション] ダイアログ ボックス - [テキスト エディター] - [すべての言語])
すべての開発言語に適用するオプションを設定できます。方法 : コード スニペットを管理する
あらかじめ用意されたコード スニペットを挿入したり、スニペットの格納されるフォルダーを管理したりする方法について説明します。エディターの便利なコマンドおよび機能
エディターでテキストやコードを操作するテクニックを紹介します。検索と置換
[検索と置換] ウィンドウおよび関連する検索ツールを使用する方法について説明します。コードへのブックマークの設定
特定のコード行に印を付けたり、ジャンプしたりするためのテクニックを紹介します。コーディング補助機能
コントロールを追加したり設定したりする場合のほか、オブジェクト階層を参照するときに使用するツールについて説明します。