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Printer.ScaleHeight プロパティ

更新 : 2007 年 11 月

グラフィックス メソッドを使用する際の、ページ垂直方向の測定単位の数を取得または設定します。

名前空間 :  Microsoft.VisualBasic.PowerPacks.Printing.Compatibility.VB6
アセンブリ :  Microsoft.VisualBasic.PowerPacks.Vs (Microsoft.VisualBasic.PowerPacks.Vs.dll 内)

構文

'宣言
Public Property ScaleHeight As Single
'使用
Dim instance As Printer
Dim value As Single

value = instance.ScaleHeight

instance.ScaleHeight = value
public float ScaleHeight { get; set; }
public:
property float ScaleHeight {
    float get ();
    void set (float value);
}
public function get ScaleHeight () : float
public function set ScaleHeight (value : float)

プロパティ値

型 : System.Single

Single を返します。

解説

ScaleHeight および ScaleWidth プロパティを使用して、描画用または印刷用のカスタム座標スケールを作成できます。たとえば ScaleHeight = 100 というステートメントは、ページの高さの測定単位数を変更します。現在の特定の単位 (たとえば twip やピクセル) の数値の代わりに、高さのユーザー定義単位数は 100 になります。したがって、50 単位の距離はページの高さの半分で、101 単位の距離はページ境界を 1 単位だけ超えます。

標準的な測定単位 (twip、ポイント、ピクセル、文字数、インチ、mm、cm など) によるスケールを定義するには、ScaleMode プロパティを使用します。

ScaleHeight プロパティおよび ScaleWidth プロパティを正の値に設定すると、座標が上から下、および左から右に大きくなります。これらを負の値に設定すると、座標が下から上、および右から左に大きくなります。

これらのプロパティ、および関連する ScaleLeft プロパティと ScaleTop プロパティを使用することで、正と負の値を持つ座標系を作成できます。次に示すように、これら 4 つのスケール プロパティは ScaleMode プロパティと相互に作用します。

  • 別のスケール プロパティをいずれかの値に設定すると、ScaleMode が自動的に 0 に設定されます。ScaleMode の 0 という値はユーザー定義を意味します。

  • ScaleMode を 0 より大きい値に設定すると、ScaleHeight および ScaleWidth が新しい測定単位に変更され、ScaleLeft および ScaleTop が 0 に設定されます。さらに、CurrentX および CurrentY 設定値が現在の点の新しい座標を表すように変更されます。

また、Scale メソッドを使用すると、ScaleHeight、ScaleWidthScaleLeft、および ScaleTop の各プロパティを 1 つのステートメントで設定できます。

メモ :

Microsoft.VisualBasic.PowerPacks.Printing.Compatibility.VB6 名前空間の関数とオブジェクトは、Visual Basic 6.0 から Visual Basic 2008 へのアップグレード ツールで使用するために用意されています。ほとんどの場合、これらの関数とオブジェクトは、.NET Framework の他の名前空間にある機能と重複しています。これらが必要になるのは、Visual Basic 6.0 のコード モデルが .NET Framework の実装と大きく異なる場合だけです。

ScaleHeight および ScaleWidth プロパティの設定方法を次の例で示します。

Dim Printer As New Printer
Dim Radius As Integer
Printer.ScaleHeight = 100
Printer.ScaleWidth = 100
Printer.FillStyle = 1
For Radius = 5 To 50 Step 5
    Printer.Circle(50, 50, Radius)
Next Radius
Printer.EndDoc()

アクセス許可

  • 直前の呼び出し元に対する完全な信頼。このメンバは、部分的に信頼されているコードから使用することはできません。詳細については、「部分信頼コードからのライブラリの使用」を参照してください。

参照

参照

Printer クラス

Printer メンバ

Microsoft.VisualBasic.PowerPacks.Printing.Compatibility.VB6 名前空間

その他の技術情報

Printer Compatibility Library

方法 : Printer Compatibility Library を使用してアップグレード エラーを修正する (Visual Basic)

Printer Compatibility Library を参照するアプリケーションの配置