Printer.ScaleMode プロパティ
更新 : 2007 年 11 月
グラフィックス メソッドを使用する際の、オブジェクトの座標測定単位を示す値を取得または設定します。
名前空間 : Microsoft.VisualBasic.PowerPacks.Printing.Compatibility.VB6
アセンブリ : Microsoft.VisualBasic.PowerPacks.Vs (Microsoft.VisualBasic.PowerPacks.Vs.dll 内)
構文
'宣言
Public Property ScaleMode As Short
'使用
Dim instance As Printer
Dim value As Short
value = instance.ScaleMode
instance.ScaleMode = value
public short ScaleMode { get; set; }
public:
property short ScaleMode {
short get ();
void set (short value);
}
public function get ScaleMode () : short
public function set ScaleMode (value : short)
プロパティ値
型 : System.Int16
Short を返します。
解説
関連する ScaleHeight、ScaleWidth、ScaleLeft、および ScaleTop の各プロパティを使用することで、正と負の値を持つカスタム座標系を作成できます。次に示すように、これら 4 つのスケール プロパティは ScaleMode プロパティと相互に作用します。
- 他のスケール プロパティのいずれかを任意の値に設定すると、ScaleMode が自動的に 0 に設定されます。ScaleMode の 0 という値はユーザー定義を意味します。
ScaleMode プロパティを 0 より大きい数値に設定すると、ScaleHeight および ScaleWidth が新しい測定単位に変更され、ScaleLeft および ScaleTop が 0 に設定されます。CurrentX および CurrentY プロパティ設定値は、現在の点の新しい座標を表すように変更されます。
ScaleMode プロパティの有効な ScaleModeConstants 値の一覧を、次の表に示します。
定数 |
値 |
説明 |
---|---|---|
vbUser |
0 |
ScaleHeight、ScaleWidth、ScaleLeft、および ScaleTop の各プロパティのうち、1 つ以上がカスタム値に設定されることを示します。 |
vbTwips |
1 |
Twip (1 インチ当たり 1,440 twip、1 センチ当たり 567 twip)。これは、既定の設定です。 |
vbPoints |
2 |
ポイント (1 論理インチ当たり 72 ポイント)。 |
vbPixels |
3 |
ピクセル (モニタまたはプリンタの解像度の最小単位)。 |
vbCharacters |
4 |
文字 (水平方向 = 1 単位当たり 120 twip、垂直方向 = 1 単位当たり 240 twip)。 |
vbInches |
5 |
インチ。 |
vbMillimeters |
6 |
ミリメートル (mm)。 |
vbCentimeters |
7 |
センチメートル (cm)。 |
メモ : |
---|
Microsoft.VisualBasic.PowerPacks.Printing.Compatibility.VB6 名前空間の関数とオブジェクトは、Visual Basic 6.0 から Visual Basic 2008 へのアップグレード ツールで使用するために用意されています。ほとんどの場合、これらの関数とオブジェクトは、.NET Framework の他の名前空間にある機能と重複しています。これらが必要になるのは、Visual Basic 6.0 のコード モデルが .NET Framework の実装と大きく異なる場合だけです。 |
例
次の例は、ScaleMode プロパティを設定して、それぞれの ScaleMode 値ごとに円を描画する方法を示しています。
Dim Printer As New Printer
Dim i As Integer
For i = 1 To 6
Printer.ScaleMode = Printer.ScaleMode + 1
Printer.Circle(Printer.ScaleWidth / 2, Printer.ScaleHeight / 2, 5)
Next i
Printer.EndDoc()
アクセス許可
- 直前の呼び出し元に対する完全な信頼。このメンバは、部分的に信頼されているコードから使用することはできません。詳細については、「部分信頼コードからのライブラリの使用」を参照してください。
参照
参照
Microsoft.VisualBasic.PowerPacks.Printing.Compatibility.VB6 名前空間
その他の技術情報
方法 : Printer Compatibility Library を使用してアップグレード エラーを修正する (Visual Basic)