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Printer Compatibility Library

更新 : 2007 年 11 月

Visual Basic の Printer Compatibility Library (Microsoft.VisualBasic.PowerPacks.Printing.Printer.dll) を使用すると、Visual Basic 6.0 の Printer オブジェクトを使用するコードを Visual Basic 2008 にアップグレードした後でも正しく実行できます。また、Printer Compatibility Library を使用して、アップグレード後のコードを Visual Basic 2008 で変更することもできます。

Bb629239.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

新しいアプリケーションでは、Printer Compatibility Library を使用することも可能ですが、代わりに Windows フォームの PrintDocument コンポーネントを使用することをお勧めします。Printer Compatibility Library は、Visual Basic 6.0 構文との互換性が必要な場合にのみ使用してください。

概要

Printer Compatibility Library には、Visual Basic 6.0 の Printer オブジェクトのほとんどのプロパティとメソッドが含まれています。ただし、DrawMode、DriverName、hDC、Port、TrackDefault、および Zoom の各プロパティはサポートされなくなりました。

また、付加的な開発を容易にする新しいプロパティとメソッドも含まれています。印刷プレビューの表示やファイルへの出力を可能にする PrintAction プロパティは、その 1 つです。これにより、.NET Framework のメソッドを使用するように書き直さなくても、機能を追加したり印刷コードを変更したりできます。

さらに、Printer Compatibility Library には、システム上のプリンタに関する情報を提供する PrinterCollection クラスも含まれています。このクラスによって公開されるグローバルな Printers コレクションを使用すると、特定のプリンタを選択できます。

参照

概念

印刷の変更点 (Visual Basic 6.0 ユーザー向け)