レッスン 2 : レポート データ ソースのプロパティの変更
このレッスンでは、受信者に配信されるレポートを、レポート マネージャーを使って選択します。 ここで定義するデータ ドリブン サブスクリプションによって、チュートリアル「基本的なテーブル レポートの作成 (SSRS チュートリアル)」で作成されたレポート Sales Order が配信されます。 この後の手順では、レポートがデータの取得に使用するデータ ソースの接続情報を変更します。 データ ドリブン サブスクリプションを介して配信できるのは、保存されている資格情報を使用してレポート データ ソースにアクセスするレポートのみです。 保存されている資格情報は、レポートの自動処理に必要となります。
また、データセットとレポートを変更し、パラメーターを使用して [Order] のレポートをフィルター処理します。これによってサブスクリプションが特定の注文と表示形式で、レポートのさまざまなインスタンスを出力できるようになります。
このトピックの内容
データ ソースのプロパティを変更するには
AdventureWorksDataset を変更するには
レポート パラメーターを追加し、レポートを再パブリッシュするには
レポートを再配置するには
データ ソースのプロパティを変更するには
管理者特権を使用して レポート マネージャー (SSRS) を開始します。たとえば、Internet Explorer アイコンを右クリックして [管理者として実行] をクリックします。
Sales Orders レポートを含むフォルダーを参照して、ショートカット メニューの [管理] をクリックします。
[データ ソース] タブをクリックします。
[接続の種類] で [Microsoft SQL Server] を選択します。
カスタム データ ソースの接続文字列は次のようになります。この文字列は、サンプル データベースがローカルのデータベース サーバーに存在することを想定しています。
Data source=localhost; initial catalog=AdventureWorks2012
[レポート サーバーに保存され、セキュリティで保護された資格情報] をクリックします。
ユーザー名とパスワードを入力します。ユーザー名は、domain\user の形式で入力してください。 AdventureWorks2012 データベースにアクセスする権限がない場合は、このデータベースへの権限があるログイン情報を指定します。
[データ ソースへの接続時に Windows 資格情報として使用する] をクリックし、[OK] をクリックします。 ドメイン アカウントを使用していない場合 (SQL Server ログインを使用している場合など) は、このチェック ボックスをオンにしないでください。
[接続テスト] をクリックして、データ ソースに接続できることを確認します。
[適用] をクリックします。
レポートを表示し、指定した資格情報を使用してレポートが実行されていることを確認します。 レポートを表示するには、[表示] タブをクリックします。 レポートが開いたら、従業員名を選択してから [レポートの表示] をクリックする必要があります。
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AdventureWorksDataset を変更するには
SQL Server Data Tools で Sales Orders レポートを開きます。
データセット AdventureWorksDataset を右クリックし、[データセットのプロパティ] をクリックします。
Group By ステートメントの前に WHERE (UPPER(SalesOrderNumber) =UPPER(@OrderNumber) or @OrderNumber IS NULL) ステートメントを追加します。 完全なクエリ構文は次のとおりです。
SELECT soh.OrderDate AS Date, soh.SalesOrderNumber AS [Order], pps.Name AS Subcat, pp.Name AS Product, SUM(sd.OrderQty) AS Qty, SUM(sd.LineTotal) AS LineTotal FROM Sales.SalesPerson AS sp INNER JOIN Sales.SalesOrderHeader AS soh ON sp.BusinessEntityID = soh.SalesPersonID INNER JOIN Sales.SalesOrderDetail AS sd ON sd.SalesOrderID = soh.SalesOrderID INNER JOIN Production.Product AS pp ON sd.ProductID = pp.ProductID INNER JOIN Production.ProductSubcategory AS pps ON pp.ProductSubcategoryID = pps.ProductSubcategoryID INNER JOIN Production.ProductCategory AS ppc ON ppc.ProductCategoryID = pps.ProductCategoryID WHERE (UPPER(SalesOrderNumber) =UPPER(@OrderNumber) or @OrderNumber IS NULL) GROUP BY ppc.Name, soh.OrderDate, soh.SalesOrderNumber, pps.Name, pp.Name, soh.SalesPersonID HAVING (ppc.Name = 'Clothing')
[OK] をクリックします。
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レポート パラメーターを追加し、レポートを再パブリッシュするには
レポート データ ペインで、[新規作成] をクリックし、[パラメーター] をクリックします。
[名前] に「OrderNumber」と入力します。
[プロンプト] で、「OrderNumber」と入力します。
[空白の値 ("") を許可] を選択します。
[NULL 値を許可] を選択します。
[OK] をクリックします。 次の図のように、パラメーターがレポート データ ペインに追加されます。
[プレビュー] タブをクリックしてレポートを実行します。レポート最上部のパラメーター入力ボックスに注意してください。 次のいずれかを実行できます。
[レポートの表示] をクリックして、パラメーターを使用しない完全なレポートを表示する。
Null オプションの選択を解除して注文番号を入力する。たとえば「so71949」と入力すると、レポートに注文が 1 つだけ表示されます。
レポートを再配置して、このレッスンで適用した変更を、次のレッスンのサブスクリプション構成で利用できるようにします。 テーブルのチュートリアルで使用されるプロジェクト プロパティの詳細については、「レッスン 6 : グループと合計の追加 (Reporting Services)」の「レポートをレポート サーバーにパブリッシュするには (オプション)」セクションを参照してください。
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レポートを再配置するには
レポートを再配置して、このレッスンで適用した変更を、次のレッスンのサブスクリプション構成で利用できるようにします。 テーブルのチュートリアルで使用されるプロジェクト プロパティの詳細については、「レッスン 6 : グループと合計の追加 (Reporting Services)」の「レポートをレポート サーバーにパブリッシュするには (オプション)」セクションを参照してください。
ツール バーの [ビルド] をクリックし、[チュートリアルの配置] をクリックします。
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次の手順
保存されている資格情報を使用してデータを取得するレポートを構成しました。 次に、レポート マネージャーの [データ ドリブン サブスクリプション] ページを使用してサブスクリプションを指定します。 「レッスン 3 : データ ドリブン サブスクリプションの定義」を参照してください。
関連項目
タスク
データ ドリブン サブスクリプションの作成 (SSRS チュートリアル)