PowerPivot UI の概要
このトピックでは、PowerPivot for Excel のユーザー インターフェイスの主要な要素について説明します。このトピックには次のセクションがあります。
Excel と PowerPivot ウィンドウの起動
PowerPivot ウィンドウへのデータの追加
PowerPivot ウィンドウの操作
Excel の [PowerPivot] タブとフィールドの一覧の操作
次の手順
詳細なチュートリアルについては、「PowerPivot for Excel チュートリアルの概要」を参照してください。
注 |
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実行中の Windows のバージョンによって、PowerPivot ウィンドウの一部が異なります。 このトピックと PowerPivot for Excel のその他のヘルプ トピックは、Windows Vista と Windows 7 のユーザー インターフェイスに焦点を合わせています。 Windows XP を実行している場合は、このトピックに目を通してから「Windows XP の PowerPivot UI」を参照してください。 |
Excel と PowerPivot ウィンドウの起動
操作を開始するには、次の手順を実行します。
PowerPivot for Excel がインストールされているコンピューターで Excel 2010 を開きます。 インストールの詳細については、「PowerPivot for Excel のインストール」を参照してください。
Excel リボンの [PowerPivot] タブをクリックします。
[PowerPivot] タブの [PowerPivot ウィンドウ] をクリックします。
PowerPivot for Excel アドインがインストールされている場合は、Excel ワークシートでもここで開いた PowerPivot ウィンドウでもデータを操作できます。 ワークシート ウィンドウには、使い慣れた Excel 機能のほかに、[PowerPivot] タブと PowerPivot フィールド リストがあります。 PowerPivot ウィンドウには、データ テーブルの追加やそのテーブル間のリレーションシップの作成に固有の機能が多数あります。 実行するアプリケーションは 1 つだけで、操作するすべてのデータが同じブック ファイルに保存されます。 ただし、アプリケーション ウィンドウは独立しており、PowerPivot ウィンドウは Excel 上に開きます。また、Windows タスク バーでも別のアイテムとして一覧表示されます。ここでは、PowerPivot ウィンドウで作業し、このトピックの後半で Excel ウィンドウおよび [PowerPivot] タブに戻ります。
PowerPivot ウィンドウへのデータの追加
データを PowerPivot ウィンドウに貼り付けます。これにより、データが存在する場合にのみ有効になる UI 要素を確認できるようになります。
次の表のデータ (表見出しを含む) を選択およびコピーします。
SalesDate
Subcategory
Product
Sales
Quantity
1/5/2009
Accessories
Carrying Case
254995
68
1/5/2009
Accessories
Mini Battery Charger
1099.56
44
1/5/2009
Digital
Slim Digital
6512
44
1/6/2009
Accessories
Telephoto Conversion Lens
1662.5
18
1/6/2009
Accessories
Tripod
938.34
18
1/6/2009
Accessories
USB Cable
1230.25
26
PowerPivot ウィンドウの [ホーム] タブで、[貼り付け] をクリックします。
[貼り付けプレビュー] ダイアログ ボックスで [OK] をクリックします。
PowerPivot ウィンドウにデータを取り込む方法は、データの貼り付け以外にも多数存在します。 詳細については、「PowerPivot でのデータの追加とメンテナンス」を参照してください。
PowerPivot ウィンドウの操作
先ほどデータを貼り付けた PowerPivot ウィンドウは、Excel ウィンドウ上に表示されています。 2 つのウィンドウを切り替えるには、PowerPivot ウィンドウのクイック アクセス ツール バーの [Excel] ボタンをクリックするか、Excel ウィンドウの [PowerPivot] タブで [PowerPivot ウィンドウ] をクリックします。Excel を終了せずに PowerPivot ウィンドウを閉じるには、PowerPivot ウィンドウで、PowerPivot ボタンの [閉じる] をクリックします。
PowerPivot リボンには、次のタブがあります。
[ホーム] タブ。ここでは、新しいデータの追加、Excel および他のアプリケーションからのデータのコピーと貼り付け、書式の適用、およびデータの並べ替えとフィルター処理を行うことができます。 このタブの詳細については、「PowerPivot ウィンドウ: [ホーム] タブ」を参照してください。
[デザイン] タブ。ここでは、テーブルのプロパティの変更、リレーションシップの作成と管理、および既存のデータ ソースへの接続の変更を行うことができます。 また、列を追加したり列の値を計算するタイミングを変更したりすることもできます。 詳細については、「PowerPivot ウィンドウ: [デザイン] タブ」を参照してください。
[詳細設定] タブ。ここでは、新しいパースペクティブの作成、計算領域での暗黙的なメジャーの視覚化、および Power View のようなレポート アプリケーションでレポート デザインの操作性を向上させるプロパティの設定を行うことができます。 詳細については、「PowerPivot ウィンドウ: [詳細設定] タブ」を参照してください。
[リンク テーブル] コンテキスト タブ。ここでは、Excel のテーブルにリンクされているテーブルを操作できます。 詳細については、「PowerPivot ウィンドウ: [リンク テーブル] タブ」を参照してください。
Excel テーブルにリンクされている PowerPivot テーブルを選択した場合にのみ、PowerPivot リボンの [リンク テーブル] コンテキスト タブを使用できます。 リンク テーブルの詳細と、リンク テーブルを使用してデータを調整する方法の詳細については、「Excel のリンク テーブルを使用したデータの追加」を参照してください。数分間操作してみて、機能の使用感をつかんでください。 たとえば、テーブルのデータの並べ替え、列の追加や非表示などを試してください。
Excel の [PowerPivot] タブと PowerPivot フィールド リストの操作
前述の手順で Excel ウィンドウに戻ることができますが、今回は次の手順を実行してください。
PowerPivot ウィンドウの [ホーム] タブが表示されていることを確認します。
[ピボットテーブル] をクリックします。
[ピボットテーブルの作成] ダイアログ ボックスで、[OK] をクリックします。
Excel ウィンドウに戻りました。[PowerPivot] タブが選択されており、[PowerPivot フィールド リスト] が表示されています。 詳細については、「PowerPivot フィールドの一覧」を参照してください。 Excel の [PowerPivot] タブには、ピボットテーブル、メジャー、およびリンク テーブルを操作し、PowerPivot ウィンドウを開くツールが用意されています。 詳細については、「[PowerPivot] タブの概要」を参照してください。
[PowerPivot フィールド リスト] には、フィールド リストとスライサーを操作するツールが用意されています。このツールを使用すると、ピボットテーブルのデータをフィルター処理できます。 ピボットテーブルにフィールドを追加するには、次の図のように、フィールド リストからフィールドを選択します。
ピボットテーブルにフィールドが追加され、ワークシートに表示されます。 詳細については、「ピボットテーブル レポートまたはピボットグラフ レポートのフィールド レイアウトの作成と変更」を参照してください。
次の手順
ここまでの作業で、PowerPivot for Excel のユーザー インターフェイスについて把握しました。次の「PowerPivot for Excel チュートリアルの概要」では、詳細なチュートリアルを行います。
関連項目
タスク
PowerPivot for Excel チュートリアルの概要