PowerPivot ウィンドウ: タブ
ここでは、PowerPivot ウィンドウにある [ホーム] タブについて説明します。また、このタブで使用できるダイアログ ボックスについても説明します。 ユーザー インターフェイスの概要と、PowerPivot ウィンドウを開く方法については、「PowerPivot UI の概要」を参照してください。[ホーム] タブでは、新しいデータの追加、Excel や他のアプリケーションからのデータのコピーと貼り付け、書式の適用、およびデータの並べ替えとフィルター処理を行うことができます。
注 |
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Windows Vista および Windows 7 では、PowerPivot ウィンドウの機能をリボンから実行できます。このセクションではその手順について説明しています。 Windows XP では、同じ機能を一連のメニューから実行できます。 Windows XP を使用している場合、メニュー コマンドとリボン コマンドの対応については、「Windows XP の PowerPivot UI」を参照してください。 |
[ホーム] タブのオプション
[ホーム] タブのオプションは、グループ化されています。
クリップボード
このグループでは、データを現在の PowerPivot ブックにコピーして貼り付けることができます。
[貼り付け]: クリップボードのデータを PowerPivot ウィンドウの新しいテーブルに貼り付けます。
[貼り付け追加]: クリップボードのデータを PowerPivot ウィンドウの既存のテーブルの最後に追加します。
[貼り付け置換]: クリップボードのデータを使用して、PowerPivot ブックの既存のテーブルのデータを置き換えます。
[コピー]: ブックの選択したデータをクリップボードにコピーします。
テーブル状のデータを外部アプリケーションからコピーし、PowerPivot ブックに貼り付けることができます。 Excel や Word からコピーされたデータなど、クリップボードから貼り付けるデータは HTML 形式である必要があります。 詳細については、「PowerPivot へのデータのコピーと貼り付け」を参照してください。
外部データの取り込み
このグループでは、外部データ ソースに接続し、そのソースからデータをインポートすることができます。 サポートされているデータ ソースについては、「PowerPivot ブックでサポートされているデータ ソース」を参照してください。
[データベース]: SQL Server、Microsoft Access、および SQL Server Analysis Services キューブのほか、SharePoint にパブリッシュされた PowerPivot ブックに接続します。 詳細については、「データベースからのデータのインポート」および「Analysis Services または PowerPivot からのデータのインポート」を参照してください。 他のリレーショナル ソースに接続するには、[その他のソース] をクリックします。
[レポートから]: Reporting Services レポートで利用できるデータ フィードに接続します。 詳細については、「Reporting Services レポートのデータのインポート」を参照してください。
[データ フィードから]: オンライン データ ソースから生成されたデータ フィードに接続します。 詳細については、「データ フィードでのデータのインポート」を参照してください。
[テキストから]: コンマ区切りファイルやタブ区切りファイルなどのテキスト ファイルからデータを取得します。
[その他のソース]: Excel ブックや、SQL Azure、SQL Server 並列データ ウェアハウス、DB2、Informix、Oracle、Sybase、Teradata などのデータベースを含むその他のソースからデータを取得します。
[更新]: 現在のブックで使用されている 1 つまたは複数のデータ ソースを更新します。
PowerPivot for Excel には、よく似ている 2 つの異なる操作があります。
データの更新とは、外部データ ソースから最新のデータを取得することです。 詳細については、「PowerPivot でデータを更新する各種の方法」を参照してください。
再計算とは、数式を含んでいるブックで列とテーブルを更新することです。 詳細については、「数式の再計算」を参照してください。
ピボットテーブル
[ピボットテーブル] ボタンを使用すると、PowerPivot ウィンドウのデータに基づいた 1 つ以上のピボットテーブルを Excel ブックに挿入することができます。 詳細については、「ピボットテーブル レポートまたはピボットグラフ レポートの作成」を参照してください。
書式設定
このグループでは、列のデータを書式設定し、データ型を操作することができます。
[データ型]: 選択した列の現在のデータ型が表示されます。 矢印をクリックしてデータ型の一覧を表示し、データ型を変更します。 選択したデータ型に列のコンテンツとの互換性がない場合は、エラーが表示されます。
[書式]: 現在選択されている列の書式が表示されます。 他の書式設定オプションが使用可能な場合は、矢印をクリックして新しい書式を選択します。
[通貨書式の適用]: クリックすると [通貨書式] ダイアログ ボックスが表示され、通貨の書式と記号を指定できます。
[パーセンテージ形式の適用]: 現在選択されている列のすべての数値をパーセンテージとして表示します。
[桁区切り記号]: 現在選択されている列のすべての数値に桁区切り記号を表示します。 元に戻すには、Ctrl キーを押しながら Z キーを押します。
[小数点表示桁上げ] および [小数点表示桁下げ]: 数値に表示される小数点以下の桁数を増減させます。 これらのオプションを選択しても、値が変更されたり、その有効桁数が増えたりするわけではありません。表示形式のみが影響を受けます。
データ型と書式設定の詳細については、「列のデータ型の設定」を参照してください。
並べ替えとフィルター処理
このグループでは、フィルターの適用と並べ替えによって、テーブルに表示される値を選択することができます。
[小さい順に並べ替え] および [アルファベットの昇順で並べ替え]: クリックすると、小さい方から順に並べ替えられます。 数値の場合は、小さい数値から順に並べ替えられます。 テキストの場合は、A から Z の順に並べ替えられます。
[大きい順に並べ替え] および [アルファベットの降順で並べ替え]: クリックすると、大きい方から順に並べ替えられます。 数値の場合は、大きい数値から順に並べ替えられます。 テキストの場合は、Z から A の順に並べ替えられます。
[並べ替えをクリア]: クリックすると、並べ替えが取り消され、列が自然な順序で表示されます。自然な順序とは、データがインポートされた順序のことです。
[すべてのフィルターをクリア]: クリックすると、フィルターが削除され、テーブル内のすべての行が表示されます。 このオプションは、フィルターが少なくとも 1 つの列に適用されている場合にのみ使用できます。
注 このボタンをクリックすると、すべてのフィルターが削除されます。 フィルターを選択的にクリアするには、クリアするフィルターが含まれている列の列見出しを右クリックして、[フィルター] をクリックしてから、[<列名> のフィルターをクリア] を選択します。
詳細については、「PowerPivot でのデータのフィルター処理と並べ替え」を参照してください。
メジャー
このグループでは、基本的なメジャーを簡単に作成し、メジャーに基づく KPI を作成することができます。
[オート SUM]。列を選択して [オート SUM] をクリックするか、ドロップダウン メニューでその他の関数のいずれかをクリックします。 メジャーが計算領域の列の下に表示されます。
[KPI の作成]。計算領域でメジャーをクリックし、[ホーム] タブで [KPI の作成] をクリックします。 [主要業績評価指標] (KPI) ダイアログ ボックスが表示されます。
ビュー
このグループでは、テーブルと列の表示方法を変更することができます。
[データ ビュー]。PowerPivot ウィンドウの既定の列ベースのビューです。
[ダイアグラム ビュー]。このビューでは、ビジュアル ダイアグラムにテーブルを表示できます。 リレーションシップと階層の作成および管理に最適なビューです。
[非表示項目の表示]。このビューをクリックすると、クライアント ツールで非表示になっているオブジェクトが表示されます。
[計算領域]。このボタンをクリックすると、計算領域の表示/非表示が切り替わります。計算領域はデータ ビューの場合のみに列の下に表示されます。
ダイアログ ボックスとテーブルのインポート ウィザード
以下のトピックでは、[ホーム] タブで使用できるダイアログ ボックスとウィザードについて説明しています。