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レッスン 4: レポート全体へのフィルタの適用 (レポート ビルダ 1.0)

フィルタ機能を使用すると、必要なデータだけをレポートに表示できます。フィルタは 1 つ以上のフィルタ条件で構成されます。フィルタ条件は、レポート ビルダがレポートにデータを含めるかどうかを判断するために使用する基準を指定します。返されるデータを調整する場合、論理演算子を使用してフィルタをグループ化し、グループ化された条件を他のグループ化されたフィルタ条件内に入れ子にすることができます。

前のレッスンでは、式内の基になる集計にフィルタを適用しました。このレッスンでは、レポート全体にフィルタを適用します。フィルタを作成し、3 つのフィルタ条件を指定してから、そのフィルタを保存します。レポートにフィルタを適用した後、そのレポートを再度実行すると、条件を満たすデータだけが表示されます。

レポート全体にフィルタを適用するには

  1. [レポート] メニューの [フィルタ] をクリックします。

    [データのフィルタ選択] ダイアログ ボックスが表示されます。

  2. [エンティティ] ボックスの一覧で [Product] が選択されていることを確認します。

  3. [フィールド] ボックスで、[Product Category] をダブルクリックします。

  4. [フィルタ] 領域で、ドロップダウン ボックスの矢印をクリックして、[Clothing] をクリックします。

    これで、使用できる製品カテゴリの中から衣料だけがレポートに返されます。

  5. [フィールド] ボックスの一覧で、[# Sales in Last 2 Years] フィールドと [Total Qty in Last 2 Years] フィールドをクリックし、それらを [フィルタ] 領域にドラッグします。

  6. [# Sales in Last 2 Years] の [等しい] をクリックし、[より大きい] をクリックします。

  7. [# Sales in Last 2 Years] テキスト ボックスに「100」と入力します。

    これで返されるデータの範囲が狭められ、衣料の中で品目ごとの販売数量が 100 着を超えるデータだけが返されます。

  8. [Total Qty in Last 2 Years] の [等しい] をクリックし、[より大きい] をクリックします。

  9. [Total Qty in Last 2 Years] テキスト ボックスに「1000」と入力します。

    これで返されるデータの範囲が狭められ、衣料の中で品目ごとの販売数量が 100 着を超え、合計販売数量が 1000 着を超えるデータだけが返されます。

グループ化されたフィルタ条件を作成するには

  1. [フィルタ] 領域で、[# Sales in Last 2 years] フィールドと [Total Qty in Last 2 Years] の間で [And] をクリックします。

  2. [Or] をクリックします。

    これで 2 つのフィールドが [いずれかを満たす] 句によってグループ化されます。レポートを実行すると、品目ごとの販売数量が 100 着を超える衣料、または合計販売数量が 1000 着を超える衣料のみがデータとして返されます。

  3. フィルタを保存するには、[OK] をクリックします。

レポートを実行するには

  • [表示] メニューの [レポートの実行] をクリックします。

    1 ページのレポートに、フィルタで指定した条件を満たす衣料データが表示されます。

レッスン 1 でレポートを実行したときは、12 ページにわたって 504 行のデータが表示されました。レポートに適用した新しい計算フィールドとフィルタによって、正確に要件を満たす 20 行のデータが 1 ページに表示されるようになります。これで、このチュートリアルは正常に完了しました。