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通知クラスの定義

通知クラスは、アプリケーションによって生成される通知の種類の 1 つを定義します。Notification Services アプリケーションを定義する際に、アプリケーションがサポートする通知の種類ごとに 1 つの通知クラスを作成します。

Notification Services は、アプリケーション作成時に各通知クラス定義の情報を使用して、通知データの格納と操作に使用するテーブル、ビュー、ストアド プロシージャ、および関数を作成し、通知の書式設定と配信のためのコンテンツ フォーマッタおよび配信プロトコルを関連付け、通知クラスの操作設定を指定します。

通知クラスを定義するための通常の手順を次に示します。

  1. 通知クラスに名前を付けます。必要に応じて、通知クラスに関連付けられたデータベース オブジェクト (通知テーブルなど) のための SQL Server ファイル グループを指定します。
  2. 通知クラスのスキーマを定義します。このスキーマは、書式が未設定の通知データの形式を定義します。この書式が未設定のデータが書式設定されてサブスクライバに送信されます。Notification Services は、このスキーマを使用して、通知データを格納するテーブルやその他のデータベース オブジェクトを作成します。
  3. 通知クラスのコンテンツ フォーマッタを宣言します。コンテンツ フォーマッタは、書式が未設定の通知データを受け取って、受信者への表示に適した形式に書式設定します。
  4. 必要に応じて、ダイジェスト配信またはマルチキャスト配信を選択します。
  5. 必要に応じて、通知のバッチ サイズを指定します。
  6. 通知配信に使用する配信プロトコルを 1 つ以上構成します。
  7. 必要に応じて、通知の有効期限を指定します。

アプリケーションが複数の種類の通知をサポートする場合は、アプリケーションに複数の通知クラスを持たせることができます。たとえば、株価アプリケーションは現在の株価およびポートフォリオの 1 日の終値に関する通知を生成できます。通知の種類ごとに独自の通知クラスがあり、この通知クラスには独自のスキーマと設定があります。

このセクションの内容

トピック 内容

コア通知クラスの定義

コア通知クラスの名前やファイル グループのプロパティ、およびこれらのプロパティの設定方法について説明します。

通知スキーマの定義

データベース テーブルへの通知データの格納方法、およびこれらのテーブルに対するフィールドの定義方法について説明します。

コンテンツ フォーマッタの構成

コンテンツ フォーマッタによる通知の書式設定方法、およびコンテンツ フォーマッタの構成方法について説明します。

ダイジェスト配信またはマルチキャスト配信の指定

ダイジェスト オプションとマルチキャスト オプションの機能、およびこれらのオプションの構成方法について説明します。

通知バッチ サイズの指定

通知バッチ サイズの制限が必要な理由、およびバッチの最大サイズの設定方法について説明します。

配信プロトコルの名前とフィールドの指定

Notification Services による配信プロトコルを使用した通知の配信、およびアプリケーションで配信プロトコルを構成する方法に関するトピックを提供します。

通知の有効期限の指定

通知の有効期限の設定方法、および Notification Services による有効期限の使用方法について説明します。

XSLT コンテンツ フォーマッタ

XSL 変換を使用して通知を書式設定する標準コンテンツ フォーマッタ、およびアプリケーションでコンテンツ フォーマッタを使用する場合の定義方法に関するトピックを提供します。

標準配信プロトコル

標準配信プロトコルである SMTP や File、およびアプリケーションでこれらのプロトコルを使用する場合の定義方法に関するトピックを提供します。

参照

関連項目

Microsoft.SqlServer.Management.Nmo.NotificationClass

概念

通知の書式設定と配信アーキテクチャ

その他の技術情報

Notification Services アプリケーションの定義
NotificationClasses 要素 (ADF)

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手