レッスン 1 : チュートリアル ソリューションを開き、確認する
このレッスンでは、チュートリアル用の SQL Server Management Studio ソリューションを開き、プロジェクトとファイルの内容を確認します。また、このチュートリアルで使用するオブジェクト エクスプローラも確認します。このレッスンでチュートリアル ソリューションをひととおり理解したら、次は、ソリューション ファイルを実際に操作してみましょう。
チュートリアル ソリューションを開く
最初に、これから操作するチュートリアル ソリューションを開きます。
チュートリアル ソリューションを開くには
Windows エクスプローラで、Notification Services のチュートリアル用フォルダを探します。既定では、このフォルダは、C:\Program Files\Microsoft SQL Server\90\Samples\Notification Services\tutorial です。
NSTutorial.ssmssln ファイルを開きます。
SQL Server Management Studio が開き、ソリューション エクスプローラにソリューション ファイルが表示されます。ソリューション エクスプローラとオブジェクト エクスプローラが表示されない場合は、[表示] メニューでそれらを選択します。
Notification Services のインスタンス データを保存するデータベース エンジンのインスタンスに接続します。
- オブジェクト エクスプローラで [接続] をクリックし、[データベース エンジン] を選択します。
[サーバーへの接続] ダイアログ ボックスが表示されます。 - このチュートリアルの Notification Services データを保存するデータベース エンジン インスタンスの名前を、[サーバー名] テキスト ボックスに入力するか、または選択します。
- [認証] テキスト ボックスで、認証モードを選択します。
SQL Server 認証を選択した場合は、ユーザー名とパスワードを入力する必要があります。
- オブジェクト エクスプローラで [接続] をクリックし、[データベース エンジン] を選択します。
[接続] をクリックします。
チュートリアルのソリューションの確認
ソリューション エクスプローラには、Tutorial と Weather という 2 つのプロジェクトがあります。Tutorial プロジェクトには、Notification Services の Tutorial インスタンス用のファイルがあります。Weather プロジェクトには、Weather アプリケーション用のファイルがあります。Tutorial インスタンスは Weather アプリケーションをホストします。
Tutorial プロジェクト
最初に、Tutorial プロジェクトを展開し、[その他] フォルダを展開します。Tutorial プロジェクトには、TutorialICF.xml という名前のファイルが 1 ファイルだけあります。このファイルには、Notification Services の Tutorial インスタンスが記述されています。
Weather プロジェクト
次に、Weather プロジェクトを確認します。このプロジェクトには、Weather アプリケーションの更新と実行に使用するファイルがあります。また、いくつかのチュートリアル レッスンを実行した後で、データベースの変更を確認するためのファイルもあります。
- [クエリ] フォルダには、後で使用する Transact-SQL クエリが含まれています。データベースの変更を確認し、イベントを Weather アプリケーションへ送信するためのクエリです。
- [その他] フォルダには 4 つのファイルがあります。
- WeatherADF.xml : アプリケーション定義ファイル (ADF) です。このファイルには、Weather アプリケーションを記述した XML コードが含まれています。ほとんどのチュートリアルでこのファイルを編集します。
- WeatherTransform.xslt : Extensible Stylesheet Language Transformation (XSLT) ファイルです。Weather アプリケーションの XSLT コンテンツ フォーマッタは、このファイルのコードを使用して、生の通知データを書式付きの通知に変換します。
- AddSubscribers.vbs : Notification Services のインスタンスにサブスクライバを追加するために使用する VBScript ファイルです。通常は、マネージ コードを使用してサブスクリプション管理インターフェイスを作成します。しかし、このスクリプトは、サブスクライバ データとサブスクリプション データを試験的に読み込むための簡易スクリプトです。
- AddSubscribers.vbs : Weather アプリケーションにサブスクリプションを追加するために使用する VBScript ファイルです。やはり、主にプロトタイピングを目的としたスクリプト ファイルです。
オブジェクト エクスプローラ
オブジェクト エクスプローラでは、[Notification Services] フォルダと [データベース] フォルダを使用します。Notification Services インスタンスを作成、更新、登録、有効化、および開始するには、[Notification Services] フォルダから Notification Services のダイアログ ボックスを表示します。[データベース] フォルダには、TutorialNSMain インスタンスと TutorialWeather アプリケーション データベースを追加します。
次のレッスン
レッスン 2 : Tutorial インスタンスの初期ビルドの実行
参照
概念
Notification Services のチュートリアル
その他の技術情報
通知ソリューションの作成
SQL Server Notification Services の紹介