レポート履歴の管理
レポート履歴は、以前実行したレポートの一連のコピーです。レポート履歴を使用して、長期にわたりレポートのレコードを保持できます。レポート履歴は、レポートの拡張機能です。レポートを移動する場合、レポート履歴はレポートと一緒に移動されます。ただし、レポートを変更したり、そのデータ ソースを削除した場合は、既存のレポート履歴が保存されます。
レポート履歴は、機密情報または個人データを含むレポートを対象としていません。したがって、レポート履歴には、レポートを実行するすべてのユーザーが利用できる一連の資格情報 (格納された資格情報、または自動的にレポートを実行するために使用する資格情報のいずれか) を使用してデータ ソースをクエリするレポートのみを含めることができます。
レポート履歴は、レポート スナップショットで構成されます。レポート スナップショットとは、レイアウト情報および外部データ ソースから特定の時期に取得したデータを含むレポートのインスタンスです。レポート履歴の各スナップショットは、スナップショットが作成された時点でのレポートをそのままの状態でキャプチャします。レイアウトを変更したり、データ ソースを削除した場合、レポート履歴のスナップショットは変更されません。レポート スナップショットの詳細については、「レポート スナップショット」を参照してください。
メモ : |
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レポート履歴は、SQL Server 2005 Express Edition with Advanced Services ではサポートされません。このエディションの機能の詳細については、「SQL Server 2005 Express Edition with Advanced Services の Reporting Services」を参照してください。 |
レポート履歴の表示および管理
レポート履歴を表示または管理するには、レポート マネージャまたは Management Studio を使用します。レポート マネージャでレポートに移動したときに表示されるタブ付きの [履歴] ページを使用するか、Management Studio でレポートの下に表示される [履歴] フォルダを使用して、レポート履歴を表示できます。
レポートへのアクセス権を持っているすべてのユーザーは、そのレポートのレポート履歴を表示できます。これらの権限は、"レポートの表示" タスクによって提供されます。一度に 1 つのレポートのレポート履歴のみを表示することができます。レポート サーバー データベースに格納されているすべてのレポートのすべての履歴を、1 つの場所に表示することはできません。
レポート履歴の作成方法と格納方法を決定するプロパティを設定することで、レポート履歴を管理できます。サーバー レベルで、またはレポートごとに、プロパティを設定できます。レポート履歴の管理は、"レポート履歴の管理" タスクによってサポートされています。詳細については、「レポート履歴のプロパティの構成」を参照してください。
URL によるレポート履歴スナップショットの表示
1 つのスナップショットをレポート履歴から切り離して、単独で表示したり、電子メール経由で受信者に送信することができます。この操作を行うには、URL 経由でレポートにアクセスし、目的のスナップショットを識別する表示パラメータを添付する必要があります。詳細については、「URL アクセスを使用したレポートの表示」を参照してください。
参照
処理手順
レポートを開閉する方法 (レポート マネージャ)
レポートを開く方法と閉じる方法 (Management Studio)
概念
レポートの保存
レポート履歴でのスナップショットの作成、変更、および削除
レポート マネージャを使用したレポートの検索と表示
その他の技術情報
レポート サーバー コンテンツの管理
[履歴] ページ (レポート マネージャ)