ユーティリティ ダッシュボード (SQL Server ユーティリティ)
SQL Server ユーティリティ ダッシュボードにデータを表示するには、ユーティリティ エクスプローラー ツリーの最上位ノード ("ユーティリティ<UCP_Name>\(ComputerName\UCP)" というラベルが付いたノードを選択します。ダッシュボードには、SQL Server のすべてのマネージド インスタンスと、SQL Server ユーティリティ内のすべてのデータ層アプリケーションの概要データと詳細データが含まれます。 ダッシュボードのデータを更新するには、ユーティリティ エクスプローラーのツリーで最上位ノードを右クリックし、 [更新] をクリックします。
ユーティリティ コントロール ポイントを作成する方法の詳細については、「SQL Server ユーティリティ コントロール ポイントの作成 (SQL Server ユーティリティ)」を参照してください。 SQL Server ユーティリティに SQL Server のインスタンスを追加する方法の詳細については、「SQL Serverのインスタンスの登録 (SQL Server ユーティリティ)」を参照してください。
UI 要素の一覧
マネージド インスタンスの正常性
SQL Server のマネージド インスタンスの正常性状態は、ユーティリティ エクスプローラーのコンテンツ ペインの左側に表示されます。
マネージド インスタンスの正常性パラメーターは次のとおりです。
SQL Serverインスタンスの CPU 使用率
データベース ファイルの使用率
記憶域ボリュームの領域使用率
コンピューターの CPU 使用率
各パラメーターの状態は、次の 3 つのカテゴリに分類されます。
適正使用 - リソース使用率のポリシーに違反していない、 SQL Server のマネージド インスタンスの数
過小使用 - リソースの過小使用ポリシーに違反しているマネージド リソースの数
過大使用 - リソースの過大使用ポリシーに違反しているマネージド リソースの数
利用可能データなし - SQL Server のマネージド インスタンスによって利用できるデータがありません。SQL Server のインスタンスが登録された直後であるため最初のデータ収集操作が完了していないか、またはデータの収集と UCP へのアップロードの際に SQL Server のマネージド インスタンスで問題が発生したことが原因です。
各正常性パラメーターの詳細な状態は、スライド式インジケーターに一覧表示されます。 スライド式インジケーターの右側にある部分は、何個のマネージド インスタンスが各状態カテゴリに存在するかを示します。
SQL Server のマネージド インスタンスまたはデータ層アプリケーションについてフィルターを適用したビューを作成するには、ユーティリティ ダッシュボードのスライド式インジケーターの横にある使用率カテゴリのリンクをクリックします。 たとえば、 ユーティリティ エクスプローラーのコンテンツ ペインで [使用率が高いインスタンス CPU] をクリックすると、SSMS では、現在のポリシー設定に基づいてフィルターが適用され、CPU 使用率の高い SQL Server のマネージド インスタンスについてのリスト ビューが作成されます。
使用率カテゴリのリンクをクリックすると、ユーティリティ エクスプローラー ナビゲーション ウィンドウの対応するノードに (フィルター選択) と表示されます。つまり、 [マネージド インスタンス] のラベルが [マネージド インスタンス (フィルター選択)] になります。 フィルターの設定を表示するには、ナビゲーション ウィンドウでノードを右クリックし、 [フィルター] 、 [フィルターの設定] の順にクリックします。 フィルターの設定をクリアするには、ナビゲーション ウィンドウでノードを右クリックし、 [フィルター] 、 [フィルターの削除] の順にクリックします。
SQL Serverの個々のインスタンスの正常性状態の表示、またはポリシー構成設定の表示または変更の詳細については、「Managed Instance詳細 (SQL Server ユーティリティ)」を参照してください。
ユーティリティの概要
SQL Server のマネージド インスタンスの数と、 SQL Server ユーティリティによって管理されるデータ層アプリケーションの数を表示します。
データ層アプリケーションの正常性
データ層アプリケーションの正常性状態は、ユーティリティ エクスプローラーのコンテンツ ペインの右側に表示されます。
データ層アプリケーションの正常性パラメーターは次のとおりです。
SQL Serverインスタンスの CPU 使用率
データベース ファイルの使用率
記憶域ボリュームの領域使用率
コンピューターの CPU 使用率
各パラメーターの状態は、次の 3 つのカテゴリに分類されます。
適正使用 - リソース使用率のポリシーに違反していないデータ層アプリケーションの数
過大使用 - リソースの過大使用ポリシーに違反しているデータ層アプリケーションの数
過小使用 - リソースの過小使用ポリシーに違反しているデータ層アプリケーションの数
利用可能データなし - データ層アプリケーションによって利用できるデータがありません。データ層アプリケーションを含む SQL Server のマネージド インスタンスがデータを報告していないことが原因です。
各正常性パラメーターの詳細な状態は、スライド式インジケーターに一覧表示されます。 スライド式インジケーターの右側にある部分は、何個のデータ層アプリケーションが各状態カテゴリに存在するかを示します。 個々のデータ層アプリケーションの正常性状態の表示、またはポリシー構成設定の表示または変更の詳細については、「デプロイされたデータ層アプリケーションの詳細 (SQL Server ユーティリティ)」を参照してください。
ユーティリティの記憶域使用率の履歴
使用率の履歴は、 SQL Server ユーティリティ ダッシュボードの下部にある時間グラフに表示されます。 時間データとして、UCP のローカル日時が datetime データ型で表示されることに注意してください。 詳細については、SQL Server オンライン ブックの「 datetime (Transact-SQL) 」を参照してください。 ユーティリティ オブジェクト モデルを使用する場合は、SSMS で datetimeoffset データ型が使用されることに注意してください。 詳細については、SQL Server オンライン ブックの「 datetimeoffset (Transact-SQL) 」を参照してください。
表示領域の左側にあるオプション ボタンを使用して、グラフ表示の対象期間を変更できます。
対象期間のオプションは次のとおりです。
[1 日] : 15 分間隔で表示されます。
[1 週間] : 1 日間隔で表示されます。
[1 か月] : 1 週間間隔で表示されます。
[1 年] : 1 か月間隔で表示されます。
レポート間隔を変更すると、データが自動的に更新されます。
ユーティリティの記憶域使用率
ダッシュボードの右下には、記憶域の使用率を示す円グラフが表示されます。このグラフでは、 SQL Serverのマネージド インスタンスを含むコンピューターにあるボリュームについて、使用済み領域と空き領域の比率を確認できます。 ここに表示されるデータは、15 分ごとに更新されます。
参照
ユーティリティ エクスプローラーを使用した SQL Server ユーティリティの管理
SQL Server のインスタンスの登録 (SQL Server ユーティリティ)
リソース正常性ポリシーの定義の変更 (SQL Server ユーティリティ)