スキルについて
適用: Microsoft Dynamics AX 2012 R3, Microsoft Dynamics AX 2012 R2, Microsoft Dynamics AX 2012 Feature Pack, Microsoft Dynamics AX 2012
作業者、申請者、または連絡担当者が必要なスキルを追跡できます。また、特定のジョブに必要なスキルを指定できます。
たとえば、次のようなスキルを追跡できます。
監督 : 他の従業員の作業を監督する能力。
リーダーシップ : 従業員や業務を率いる能力。
計画 : 先を見通し、その展望を形作り、さらに、それを行動に移す能力。
HTML : HTML コードを記述する能力。
個人またはジョブにスキルを割り当てて、スキル マッピング検索を作成またはスキル プロファイルを作成する前に "スキル" フォームでスキルに関する情報を入力する必要があります。詳細については、「スキル (フォーム)」を参照してください。各スキルに対して、スキル タイプおよび評価モデルを選択できます。評価モデルにより、従業員の実際のスキル レベル、達成に必要な作業レベル、ジョブに必要なスキルを評価できます。詳細については、「評価モデルの作成」を参照してください。
職務スキルの指定
ジョブに関する情報を入力すると、ジョブで作業する前に、従業員が持つべきスキルを指定できます。詳細については、「キー タスク: ジョブ」を参照してください。
作業者、申請者、または連絡担当者のスキルの入力
作業者、申請者、または連絡担当者の目標スキルまたは実際のスキルを入力できます。目標スキルとは、その従業員が達成を計画しているスキルです。実際のスキルとは、従業員が現在持っているスキルです。
詳細については、「コンピテンシー-スキル (フォーム)」を参照してください。
スキル マッピング検索
タスクの特定のタイプを実行したり、作業グループに参加したり、特定の職位に配属される資格を有する作業者、申請者、または連絡担当者を検索するスキル マッピング検索を作成できます。後でスキル プロファイルとして保存できるよう、スキル マッピング検索を保存できます。
注意
スキル マッピング検索に含めるよう選択した作業者、申請者、および連絡担当者のみを、スキル マッピングの結果一覧に表示したり、スキル プロファイルに含めることができます。スキル マッピング検索に作業者、申請者、または連絡担当者を含めるには、次のフォームの [スキル マッピング] チェック ボックスまたは [スキル マッピングの対象に含める] チェック ボックスをオンにします。
スキル ギャップ分析およびスキル プロファイル分析
特定の日付における作業者、申請者、または連絡担当者のコンピテンシーの一覧を表示するスキル プロファイル分析を作成できます。個人のスキルを特定のジョブに必要なスキルと比較するスキル ギャップ分析を作成できます。
スキル プロファイル分析およびスキル ギャップ分析は、1 種類のスキル プロファイルのグラフィック表示または 2 種類のスキル プロファイルの比較も提供します。このグラフィック表示はスキル チャートと呼ばれます。
各スキルはスキル チャートの区分として表示されます。同時に 12 個の区分のみが表示されます。プロファイルに 12 以上のスキルが含まれている場合は、チャートの右側の上矢印または下矢印をクリックしてチャートに表示されるスキルを変更します。チャートを回転させると、新しいスキルがチャートに追加され、これまで表示されていたスキルが非表示になります。
ホイール内に表示される色は、ホイールの右側の凡例を表します。凡例を表示または非表示にするには、[凡例の表示] チェック ボックスをオンまたはオフにします。
スキル ギャップ分析 : 目標レベルは常に暗めの色です。実際のレベルは、目標のスキル レベルと実際のスキル レベルを比較できるように目標レベル上に重ねて表示され、目標と同系色でやや明るい半透明の影で示されます。
スキル プロファイル分析 : スキル チャートの最も外側に、すべてのスキルの目標レベルが表示されます。ユーザーに実際のスキル レベルと同じレベルの目標スキル レベルがある場合は、各区分のリングは塗り潰されます。
チャート内のリングの数は、プロファイルでスキルに割り当てられたスキル レベルの数に一致します。チャートの区分をクリックすると、フォーム下部のテーブルで選択されているスキルが変更されます。
詳細については、「スキル ギャップ分析またはスキル プロファイル分析の作成」を参照してください。