RecognizerContext.PrefixText プロパティ
RecognizerContext オブジェクトの Strokes コレクションより前にある文字を取得または設定します。
名前空間 : Microsoft.Ink
アセンブリ : Microsoft.Ink (Microsoft.Ink.dll 内)
構文
'宣言
Public Property PrefixText As String
'使用
Dim instance As RecognizerContext
Dim value As String
value = instance.PrefixText
instance.PrefixText = value
public string PrefixText { get; set; }
public:
property String^ PrefixText {
String^ get ();
void set (String^ value);
}
/** @property */
public String get_PrefixText()
/** @property */
public void set_PrefixText(String value)
public function get PrefixText () : String
public function set PrefixText (value : String)
プロパティ値
型 : System.String
RecognizerContext オブジェクトの Strokes コレクションより前にある文字。長さは 1000 文字未満にする必要があります。
解説
プレフィックスを使用すると、認識エンジンに手書きに関する詳細なコンテキストを提供できるため、認識結果が向上します。
PrefixText プロパティの設定が成功するのは、Strokes プロパティが nullnull 参照 (Visual Basic では Nothing) の場合のみです。PrefixText プロパティを設定してから、Strokes コレクションを RecognizerContext の Strokes プロパティに結び付けるか、Strokes プロパティを nullnull 参照 (Visual Basic では Nothing) に設定してから、PrefixText プロパティを設定する必要があります。
メモ : |
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後者の方法を使用する場合は、Strokes コレクションを RecognizerContext オブジェクトの Strokes プロパティに再度結び付ける必要があります。 |
PrefixText を null に設定すると、RecognizerContext オブジェクトからすべてのプレフィックス テキストが削除されます。
Coerce フラグと WordModeRecognitionModes フラグの両方を RecognitionFlags プロパティに設定していない限り、プレフィックス テキストは無視されます。
SuffixText プロパティは、認識エンジン コンテキストでストロークの後にある文字を取得または設定し、認識結果の向上に役立てます。
インクをテキストに変換するときアプリケーションが修正インターフェイスを提供すると、ユーザーは単語内の文字を選択し、ペンを使用して置き換え文字を生成することができます。アプリケーションは、PrefixText プロパティと SuffixText プロパティを使用して新しいインクの認識を向上させます。
例
この C# の例では、RecognizerContext オブジェクト theRecognizerContext のプレフィックス テキストを返します。
string thePrefixText = theRecognizerContext.PrefixText;
この Microsoft® Visual Basic® .NET の例では、RecognizerContext オブジェクト theRecognizerContext のプレフィックス テキストを返します。
Dim thePrefixText As String = theRecognizerContext.PrefixText
プラットフォーム
Windows Vista
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バージョン情報
.NET Framework
サポート対象 : 3.0