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RecognitionModes 列挙体

認識エンジンがインクを解釈して、結果文字列を決定する方法を指定する値を定義します。この列挙体には、メンバ値のビットごとの組み合わせを可能にする FlagsAttribute 属性があります。

この列挙体には、メンバ値のビットごとの組み合わせを可能にする FlagsAttribute 属性が含まれています。

名前空間 :  Microsoft.Ink
アセンブリ :  Microsoft.Ink (Microsoft.Ink.dll 内)

構文

'宣言
<FlagsAttribute> _
Public Enumeration RecognitionModes
'使用
Dim instance As RecognitionModes
[FlagsAttribute]
public enum RecognitionModes
[FlagsAttribute]
public enum class RecognitionModes
/** @attribute FlagsAttribute */
public enum RecognitionModes
public enum RecognitionModes

メンバ

メンバ名 説明
None 認識エンジンが認識モードを適用しないことを指定します。
WordMode 認識エンジンが、インクを 1 つの語として扱うことを指定します。たとえば、コンテキストに "to get her" が含まれる場合、認識エンジンは "together" を返します。
TopInkBreaksOnly 複数の区切りを無効にします。これにより認識エンジンの、インクの複数の認識区切りに基づいて認識結果を返す機能が無効になります。認識区切りの各区切りは、単語 (ラテン スクリプトの認識エンジンの場合) または文字 (東アジア文字の認識エンジンの場合) に対応します。"together" という語の場合、1 つの語である "together" を基にして代替結果を返します。認識エンジンは、文字列が "to get her" などの異なる区切りの変化形であるとは見なしません。このフラグを有効にすると、認識速度が向上します。
Coerce 認識エンジンが、コンテキストに指定した擬似事実に基づいて結果を強制することを指定します。たとえば、Telephone の擬似事実が指定され、ユーザーが「hello」という語を入力した場合、認識エンジンはランダムな電話番号や空の文字列を返す可能性があります。このフラグが指定されていない場合、認識エンジンは結果として "hello" を返します。入力スコープおよび擬似事実は、単語レベルの代替候補における制限です。COERCE が有効な場合でも、文字の代替候補は指定された入力スコープの範囲外にすることができます。
PrefixOk 部分単語認識を適用します。
LineMode 認識エンジンの内部で改行が発生しないようにし、すべてのインクが 1 行として認識されるように指定します。
DisablePersonalization 認識エンジンのパーソナル化を無効にします。
AutoSpace 認識エンジンが文字間隔の自動調整を実行することを指定します。

解説

ms552532.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

辞書内の一部の複合語は、ラテン スクリプトの認識エンジンにより 1 つの語として扱われます。たとえば、WordMode フラグを使用した場合、ラテン スクリプトの認識エンジンは "Los Angeles" を 1 つの語として扱います。加えて、英語 (英国)、英語 (米国)、ドイツ語、およびフランス語の Date 擬似事実など、特定の擬似事実は、日付を表す一部の語を 1 つの語として扱います。たとえば、WordMode フラグを使用した場合、これらの認識エンジンは "January 21, 2000" を 1 つの語として扱います。

プラットフォーム

Windows Vista

.NET Framework および .NET Compact Framework では、各プラットフォームのすべてのバージョンはサポートしていません。サポートされているバージョンについては、「.NET Framework システム要件」を参照してください。

バージョン情報

.NET Framework

サポート対象 : 3.0

参照

参照

Microsoft.Ink 名前空間

Factoid

WordList

RecognizerContext.RecognitionFlags