RecognizerContext.RecognitionFlags プロパティ
認識エンジンがインクを解釈して、結果文字列を決定する方法を指定するフラグを取得または設定します。
名前空間 : Microsoft.Ink
アセンブリ : Microsoft.Ink (Microsoft.Ink.dll 内)
構文
'宣言
Public Property RecognitionFlags As RecognitionModes
'使用
Dim instance As RecognizerContext
Dim value As RecognitionModes
value = instance.RecognitionFlags
instance.RecognitionFlags = value
public RecognitionModes RecognitionFlags { get; set; }
public:
property RecognitionModes RecognitionFlags {
RecognitionModes get ();
void set (RecognitionModes value);
}
/** @property */
public RecognitionModes get_RecognitionFlags()
/** @property */
public void set_RecognitionFlags(RecognitionModes value)
public function get RecognitionFlags () : RecognitionModes
public function set RecognitionFlags (value : RecognitionModes)
プロパティ値
型 : Microsoft.Ink.RecognitionModes
認識エンジンがインクを解釈して、結果文字列を決定する方法を指定するフラグを取得または設定する RecognitionModes 列挙体のメンバ。
解説
RecognitionFlags プロパティは、認識エンジンがすべてのインクを 1 つの単語として処理するか、またはコンテキストに指定した擬似事実に基づいて結果を強制するかなどを指定するフラグを取得または設定します。
RecognitionFlags プロパティの設定が成功するのは、Strokes プロパティが nullnull 参照 (Visual Basic では Nothing) の場合のみです。RecognitionFlags プロパティを設定してから、Strokes コレクションを RecognizerContext の Strokes プロパティに結び付けるか、Strokes プロパティを nullnull 参照 (Visual Basic では Nothing) に設定してから、RecognitionModes フラグを設定する必要があります。
メモ : |
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後者の方法を使用する場合は、Strokes コレクションを RecognizerContext の Strokes プロパティに再度結び付ける必要があります。 |
使用可能なモードの一覧については、RecognitionModes 列挙型を参照してください。
メモ : |
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ビットごとの OR 演算子を使用してモードを組み合わせることができます。 |
例
この例では、RecognizerContext オブジェクトがインスタンス化され、Factoid プロパティが、電話番号を優先するバイアス認識に設定されます。その後、RecognitionFlags プロパティが RecognitionModes 列挙体メンバ Coerce に設定されます。これは、認識が電話番号を返すように強制します。
Dim RC As RecognizerContext = New RecognizerContext()
RC.Factoid = "(!IS_TELEPHONE_LOCALNUMBER)"
RC.RecognitionFlags = RecognitionModes.Coerce
RecognizerContext RC = new RecognizerContext();
RC.Factoid = "(!IS_TELEPHONE_LOCALNUMBER)";
RC.RecognitionFlags = RecognitionModes.Coerce;
プラットフォーム
Windows Vista
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バージョン情報
.NET Framework
サポート対象 : 3.0