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InkOverlay.MouseUp イベント

マウス ポインタが InkOverlay オブジェクト上にあるときに、ユーザーがマウス ボタンを離すと発生します。

名前空間 :  Microsoft.Ink
アセンブリ :  Microsoft.Ink (Microsoft.Ink.dll 内)

構文

'宣言
Public Event MouseUp As InkCollectorMouseUpEventHandler
'使用
Dim instance As InkOverlay
Dim handler As InkCollectorMouseUpEventHandler

AddHandler instance.MouseUp, handler
public event InkCollectorMouseUpEventHandler MouseUp
public:
 event InkCollectorMouseUpEventHandler^ MouseUp {
    void add (InkCollectorMouseUpEventHandler^ value);
    void remove (InkCollectorMouseUpEventHandler^ value);
}
/** @event */
public void add_MouseUp (InkCollectorMouseUpEventHandler value)
/** @event */
public void remove_MouseUp (InkCollectorMouseUpEventHandler value)
JScript では、イベントは使用できません。

解説

イベント ハンドラは、このイベントについてのデータを格納している CancelMouseEventArgs 型の引数を受け取ります。

InkCollectorMouseUpEventHandler デリゲートを作成する場合は、イベントを処理するメソッドを指定します。イベントをイベント ハンドラに関連付けるには、デリゲートのインスタンスをイベントに追加します。デリゲートを削除しない限り、そのイベントが発生すると常にイベント ハンドラが呼び出されます。パフォーマンス上の理由から、既定のイベント対象は無効ですが、イベント ハンドラを追加すると、自動的に有効になります。

リアルタイムのインク パフォーマンスを向上するために、インク処理中にマウス カーソルを非表示にします。そのためには、MouseDown イベント ハンドラのマウス カーソルを非表示にし、MouseUp イベント ハンドラのマウス カーソルを表示します。

ms567638.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

CancelMouseEventArgs オブジェクトの X および Y プロパティはピクセル単位です。インク空間と関連付けられている HIMETRIC 単位ではありません。これは、このイベントがペンの動きを認識しないアプリケーションの関連するマウス イベントを置き換え、そのようなアプリケーションはピクセル単位で描かれるからです。

ms567638.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

一部のコントロールは、MouseDownMouseMove、および MouseUp イベント間の特定のリレーションシップに依存しています。これらのイベントの一部をキャンセルした場合、予期せぬ結果が生じる可能性があります。

プラットフォーム

Windows Vista

.NET Framework および .NET Compact Framework では、各プラットフォームのすべてのバージョンはサポートしていません。サポートされているバージョンについては、「.NET Framework システム要件」を参照してください。

バージョン情報

.NET Framework

サポート対象 : 3.0

参照

参照

InkOverlay クラス

InkOverlay メンバ

Microsoft.Ink 名前空間

CancelMouseEventArgs

InkOverlay.MouseDown

InkOverlay.MouseMove