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ApplicationGesture 列挙体

アプリケーション固有の、使用可能な一連のジェスチャの値を定義します。

名前空間 :  Microsoft.Ink
アセンブリ :  Microsoft.Ink (Microsoft.Ink.dll 内)

構文

'宣言
Public Enumeration ApplicationGesture
'使用
Dim instance As ApplicationGesture
public enum ApplicationGesture
public enum class ApplicationGesture
public enum ApplicationGesture
public enum ApplicationGesture

メンバ

メンバ名 説明
AllGestures すべてのアプリケーション固有のジェスチャを認識します。
NoGesture アプリケーション固有のジェスチャを認識しません。
Scratchout このジェスチャは、少なくとも 3 回の前後の動きがある 1 つのストロークとして描画する必要があります。
Triangle 三角形は、ペンを持ち上げずに、1 つのストロークで描画する必要があります。
Square 四角形は、1 つまたは 2 つのストロークで描画できます。1 つのストロークでは、ペンを持ち上げずに四角形全体を描画します。2 つのストロークでは、四角形の 3 辺を描画したあとに、別のストロークで残りの辺を描画します。四角形の描画には、3 つ以上のストロークを使用しないでください。
Star 星は、正確に 5 つの先端を含め、ペンを持ち上げずに、1 つのストロークで描画する必要があります。
Check 上向きのストロークは、短めの下向きのストロークの 2 倍の長さである必要があります。
Curlicue アクションを発生させる渦巻きを開始します。
DoubleCurlicue アクションを発生させる二重の渦巻きを開始します。
Circle 円は、ペンを持ち上げずに、1 つのストロークで描画する必要があります。
DoubleCircle 2 つの円は、互いに重ねて、ペンを持ち上げずに、1 つのストロークで描画する必要があります。
SemiCircleLeft 半円は、左から右へ描画する必要があります。半円の両端は、できるだけ水平な位置にする必要があります。
SemiCircleRight 半円は、右から左へ描画する必要があります。半円の両端は、できるだけ水平な位置にする必要があります。
ChevronUp 矢じりの両側は、できるだけ等しく描画する必要があります。角度は鋭くする必要があり、1 つの点で終端する必要があります。
ChevronDown 矢じりの両側は、できるだけ等しく描画する必要があります。角度は鋭くする必要があり、1 つの点で終端する必要があります。
ChevronLeft 矢じりの両側は、できるだけ等しく描画する必要があります。角度は鋭くする必要があり、1 つの点で終端する必要があります。
ChevronRight 矢じりの両側は、できるだけ等しく描画する必要があります。角度は鋭くする必要があり、1 つの点で終端する必要があります。
ArrowUp 矢印は、1 つのストロークまたは 2 つのストローク (1 つは線、もう 1 つは矢じり) で描画できます。矢印の描画には、3 つ以上のストロークを使用しないでください。
ArrowDown 矢印は、1 つのストロークまたは 2 つのストローク (1 つは線、もう 1 つは矢じり) で描画できます。矢印の描画には、3 つ以上のストロークを使用しないでください。
ArrowLeft 矢印は、1 つのストロークまたは 2 つのストローク (1 つは線、もう 1 つは矢じり) で描画できます。矢印の描画には、3 つ以上のストロークを使用しないでください。
ArrowRight 矢印は、1 つのストロークまたは 2 つのストローク (1 つは線、もう 1 つは矢じり) で描画できます。矢印の描画には、3 つ以上のストロークを使用しないでください。
Up このジェスチャは、上方向の 1 回のすばやいフリックとして描画する必要があります。
Down このジェスチャは、下向きの 1 回のすばやいフリックとして描画する必要があります。
Left このジェスチャは、左向きの 1 回のすばやいフリックとして描画する必要があります。
Right このジェスチャは、右向きの 1 回のすばやいフリックとして描画する必要があります。
UpDown このジェスチャは、上向きのストロークで開始される 1 つのストロークで描画する必要があります。2 つのストロークは、できるだけ互いに近い位置にする必要があります。
DownUp このジェスチャは、下向きのストロークで開始される 1 つのストロークで描画する必要があります。2 つのストロークは、できるだけ互いに近い位置にする必要があります。
LeftRight このジェスチャは、左向きのストロークで開始される 1 つのストロークで描画する必要があります。2 つのストロークは、できるだけ互いに近い位置にする必要があります。
RightLeft このジェスチャは、右向きのストロークで開始される 1 つのストロークで描画する必要があります。2 つのストロークは、できるだけ互いに近い位置にする必要があります。
UpLeftLong このジェスチャは、上向きのストロークで開始される 1 つのストロークで描画する必要があります。左向きのストロークを上向きのストロークの約 2 倍の長さにし、2 つのストロークを直角にする必要があります。
UpRightLong このジェスチャは、上向きのストロークで開始される 1 つのストロークで描画する必要があります。右向きのストロークを上向きのストロークの約 2 倍の長さにし、2 つのストロークを直角にする必要があります。
DownLeftLong このジェスチャは、下向きのストロークで開始される 1 つのストロークで描画する必要があります。左向きのストロークを上向きのストロークの約 2 倍の長さにし、2 つのストロークを直角にする必要があります。
DownRightLong Space キーを押すことを示します。このジェスチャは、下向きのストロークで開始される 1 つのストロークで描画する必要があります。右向きのストロークを上向きのストロークの約 2 倍の長さにし、2 つのストロークを直角にする必要があります。
UpLeft このジェスチャは、上向きのストロークで開始される 1 つのストロークで描画する必要があります。2 つの辺は、できるだけ同じ長さで、直角にする必要があります。
UpRight このジェスチャは、上向きのストロークで開始される 1 つのストロークで描画する必要があります。2 つの辺は、できるだけ同じ長さで、直角にする必要があります。
DownLeft このジェスチャは、下向きのストロークで開始される 1 つのストロークで描画する必要があります。2 つの辺は、できるだけ同じ長さで、直角にする必要があります。
DownRight このジェスチャは、下向きのストロークで開始される 1 つのストロークで描画する必要があります。2 つの辺は、できるだけ同じ長さで、直角にする必要があります。
LeftUp このジェスチャは、左向きのストロークで開始される 1 つのストロークで描画する必要があります。2 つの辺は、できるだけ同じ長さで、直角にする必要があります。
LeftDown このジェスチャは、左向きのストロークで開始される 1 つのストロークで描画する必要があります。2 つの辺は、できるだけ同じ長さで、直角にします。
RightUp このジェスチャは、右向きのストロークで開始される 1 つのストロークで描画する必要があります。2 つの辺は、できるだけ同じ長さで、直角にする必要があります。
RightDown このジェスチャは、右向きのストロークで開始される 1 つのストロークで描画する必要があります。2 つの辺は、できるだけ同じ長さで、直角にする必要があります。
Exclamation 最初に線を描画し、次に、線からできるだけ近い位置にすばやく点を描画する必要があります。
Tap マウスのクリックを示します。ずれを最小限にするために、すばやくタップする必要があります。
DoubleTap マウスのダブルクリックを示します。最適な結果の位置に近い位置で、すばやくタップします。

解説

アプリケーション ジェスチャは、アプリケーションによるサポートを選択可能なジェスチャです。ペンと共に機能するように設計されたアプリケーションは、多くの場合、これらのジェスチャを使用します。アプリケーションにおけるジェスチャの形状と、推奨されるセマンティックの動作に関する一覧については、「Application Gestures and Semantic Behavior」を参照してください。

Tap ジェスチャおよび DoubleTap ジェスチャは、アプリケーション ジェスチャおよびシステム ジェスチャ (システム ジェスチャは SystemGesture 列挙型で定義されます) としてサポートされます。これは、Tap または DoubleTap として構築可能なコンポーネントが含まれるアプリケーション ジェスチャ (Exclamation ジェスチャなど) を組み込むことができることを意味します。この場合、アプリケーションでは Tap アプリケーション ジェスチャを有効にし、Tap システム ジェスチャを無効にします。ユーザーがタップすると、アプリケーション ジェスチャが認識されます。これにより、アプリケーション ジェスチャ内で Tap から Tap を認識することも区別することもできる単一のコンポーネントを、アプリケーションがリッスン可能になります。

次のジェスチャに加え、Microsoft ジェスチャ認識エンジンの一部として、多くのジェスチャ グラフィックスがサポートされる予定です。これらの実装されていないジェスチャ グラフィックスの詳細については、「Unimplemented Glyphs」を参照してください。

アプリケーション ジェスチャおよびシステム ジェスチャの詳細については、「Using Gestures」を参照してください。

既定値は NoGesture で、実際には、認識エンジンの推奨される信頼性の最小値を表す限界値です。これは、ジェスチャの有無を表すわけではなく、単なる限界のポイントです。このポイントを下回るものは、ジェスチャ認識エンジンの結果の正確さに十分な信頼性がないために、推奨できません。

たとえば、ジェスチャ配列が値 Circle、LeftRight、NoGesture、RightLeft、および Triangle で構成されているとします。この場合、ジェスチャ認識エンジンの信頼性は Circle では高くなり、LeftRight では低くなります。認識エンジンの信頼性は、RightLeft および Triangle では非常に低くなります。これらが、配列の順序で NoGesture の後になるためです。

ジェスチャ認識エンジンが NoGesture を返す信頼性レベルは、変更できません。

NoGesture が配列内の最初の要素である場合 (認識されたすべてのジェスチャが、推奨される信頼性しきい値より低いことを意味します)、プラットフォームは既定でジェスチャ イベントをキャンセルします。それ以外の場合、プラットフォームでは既定でジェスチャを受け入れます。既定の動作を変更するには、InkCollector.GestureInkOverlay.GestureInkPicture.Gesture、または InkEdit.Gesture イベントをキャプチャします。ジェスチャが受け入れられた場合、ストロークは Microsoft.Ink.Ink オブジェクトに追加されません。ジェスチャがキャンセルされた場合、ストロークは Microsoft.Ink.Ink オブジェクトに追加されます。

プラットフォーム

Windows Vista

.NET Framework および .NET Compact Framework では、各プラットフォームのすべてのバージョンはサポートしていません。サポートされているバージョンについては、「.NET Framework システム要件」を参照してください。

バージョン情報

.NET Framework

サポート対象 : 3.0

参照

参照

Microsoft.Ink 名前空間

Microsoft.Ink.Gesture

Microsoft.Ink.CollectionMode

Microsoft.Ink.InkCollectorGestureEventArgs

Microsoft.Ink.InkEditGestureEventArgs

Microsoft.Ink.SystemGesture

InkCollector.GetGestureStatus

InkOverlay.GetGestureStatus

InkPicture.GetGestureStatus

InkEdit.GetGestureStatus

InkCollector.SetGestureStatus

InkOverlay.SetGestureStatus

InkPicture.SetGestureStatus

InkEdit.SetGestureStatus

GestureRecognizer.EnableGestures

Gesture.Id

その他の技術情報

Command Input on the Tablet PC

Using Gestures