GraphQL 用の Microsoft Fabric APIとは
Note
GraphQL 用 Microsoft Fabric API はプレビュー段階です。
GraphQL 用 Microsoft Fabric APIは、広く導入されている使い慣れた API テクノロジを使用して、複数のデータ ソースの迅速かつ効率的なクエリを可能にするデータ アクセス レイヤです。 この API を使用すると、バックエンド データ ソースの詳細を抽象化できるため、アプリケーション ロジックに集中し、クライアントが必要とするすべてのデータを 1 回の呼び出しで提供できます。 GraphQL では、単純な照会言語と簡単に操作できる結果セットを使用します。これにより、アプリケーションが Fabric のデータにアクセスするのにかかる時間が最小限に抑えられます。
GraphQL 用 API を使用してデータを公開する
Microsoft Fabric の GraphQL 項目へのデータ ソースの公開は、迅速かつ簡単です。 公開するデータ ソースを選択し、API を使用してそのデータ ソース内のどのオブジェクトを表示するかを示します。 必要に応じて、選択したフィールド間のリレーションシップを定義します。 これらの手順を完了すると、API エンドポイントでクエリを受け入れる準備が整います。
サポートされているデータ ソース (プレビュー)
現在、サポートされている次のデータ ソースは、GraphQL 用 Fabric API を通じて公開できます。
- Microsoft Fabric の Data Warehouse
- SQL Analytics エンドポイント経由の Microsoft Fabric のレイクハウス
- SQL Analytics エンドポイント経由の Microsoft Fabric ミラー化データベース
- データマート
機能
GraphQL 用 Fabric API には、次のものが含まれます。
- データ ソース スキーマの自動検出。
- クエリと変更の自動生成。
- リゾルバーの自動生成。
- SQL データベースとデータ ウェアハウスのビューのサポート。
- SQL データベースとデータ ウェアハウスのストアド プロシージャのサポート。
- 対応するファンアウト クエリを使用した複数のデータ ソースのサポート。
- 一対一、一対多、多対多のリレーションシップを作成する機能。
- データ ソースから公開する個々のオブジェクトを選択する機能。
- データ ソース テーブルから特定の列を公開する機能。
対話型の編集エクスペリエンス
GraphQL 用 API には、クエリや変更を簡単に開発してテストできるエディターが含まれています。 エディターの機能には次のようなものがあります。
- クエリまたは変更の出力を視覚化する結果ペイン
- クエリまたは変更のパラメーターのサポート
- GraphQL 構文とスキーマ オブジェクトの名前をサポートする Intellisense