Copilot のトランスクリプトとインタラクションデータをダウンロードする
エージェントが Copilot を使用すると、要約のコピー、返信の提案、フィードバック、チャットのトランスクリプトの使用など、エージェントと Copilot のやり取りが、msdyn_copilotinteraction、msdyn_copilotinteractiondata、msdyn_copilottranscript、msdyn_copilottranscriptdata Dataverse の各テーブルに保存されます。 Web API リクエストを使用して、トランスクリプトとインタラクション データをダウンロードできます。
前提条件
- Copilot ヘルプ パネル で エージェント エクスペリエンス データチェックボックスが選択されていることを確認し、トランザクションと対話データをシステムが Dataverse に保存できるようにします。
- 管理者 またはスーパーバイザーの役割でログインしていることを確認してください。
- 対話 id を取得する.
チャットのトランスクリプトのダウンロード
エージェントが Copilot に質問すると、チャットは base64 エンコード形式でエンコードされたトランスクリプトとして msdyn_transcriptdata Dataverse のテーブルに保存されます。 トランスクリプトをダウンロードして、Copilot によって提供された会話と応答を確認できます。
たとえば、ケースに取り組んでいるときに、エージェントが Copilot に "旅行を予約するにはどうすればいいですか?" と尋ねます。 Copilot はナレッジベースの記事に基づいて応答を生成します。 チャット トランスクリプトダウンロードする場合は、次の手順を実行します。
Web API 呼び出しを使用して、インタラクション ID を取得します。
必要なインタラクション ID を使用して msdyn_copilotinteractions テーブルをフィルタリングし、DataID を取得します。 次の Web API リクエストを使用して、インタラクション ID でデータをフィルター処理します。
[Organization URI]/api/data/v9.1/msdyn_copilotinteractions(<msdyn_copilotinteractionid>) Accept: application/json OData-MaxVersion: 4.0 OData-Version: 4.0レコードの主な属性は次のとおりです。
Attribute Definition 私たちのシナリオの価値 msdyn_copilotinteractionid F0970641-C1E7-EE11-904C-000D3A3BB867 msdyn_シナリオリクエストID 関連する複数のCopilotインタラクションをグループ化します。
たとえば、エージェントがCopilotに質問し、受信した 応答 に「いいね」を付けます。 これらは2つの相互作用として考えられますが、同じシナリオの一部です。93893746-e203-e9b6-18b9-887d68d18daf msdyn_シナリオタイプ エージェントが使用する機能を指します。 質問する msdyn_インタラクションタイプ名 Copilotと特定のエージェントのやり取りを指します。 生成 msdyn_interactionforid エージェントがCopilotと対話したケースまたは会話 1cd6023d-d326-ee11-9966-000d3a3411cf （やり取りが開始されたケース） msdyn_interactioncontext トランスクリプトへの参照などの追加のコンテキスト。 msdyn_interactionデータID インタラクションデータを含むmsdyn_copilotinteractiondataエンティティを参照します DataId の値をコピーします
msdyn_interactioncontext。 サンプル JSON のコンテキストはこちらです。{ "ResponseStatusCode": 20000, "Plugins": { }, "Transcript": { "Id": "c477c6dd-d877-c6d1-9337-31e5b54e4a1b", "DataId": "0a7a438f-c2a5-58d7-e03d-c932812b3095" }, "Filters": { "AgentContextFilters": [ ], "DynamicFilters": { "IsApplied": false } } }この例では、この値は次のとおりです 0a7a438f-c2a5-58d7-e03d-c932812b3095。
次の Web API リクエストは、base64 でエンコードされたトランスクリプト内のトランスクリプトを取得します。
[Organization URI]/api/data/v9.1/msdyn_copilottranscriptdatas(<Trascript:DataID>)/msdyn_transcriptdata) Accept: application/json OData-MaxVersion: 4.0 OData-Version: 4.0この例では、Web APIリクエストは次のようになります。
[Organization URI]/api/data/v9.1/msdyn_copilottranscriptdatas(0a7a438f-c2a5-58d7-e03d-c932812b3095)/msdyn_transcriptdatabase64 でエンコードされたデータをデコードしてトランスクリプトを取得します。 データをデコードするには、オンラインの base64 デコーダー ツールを使用できます。 この例では、デコードされたトランスクリプトは次のように表示されます。
{ "messages": [ { "id": "283c2269-b131-dac2-3aed-847bd99402e7", "requestId": "93893746-e203-e9b6-18b9-887d68d18daf", "message": "How can I book a trip?", "sequence": 0, "user": "user", "timestamp": 1711052758750, "isActivityError": false, "context": {} }, { "id": "eba9e9d5-71e2-9502-0bca-9387246fb094", "requestId": "93893746-e203-e9b6-18b9-887d68d18daf", "message": "To book a trip, follow these steps:\n\n1. Go to the travel portal.\n2. Click on \"Travel\" and then select \"Book a Trip\".\n3. Fill in your name, contact information, and the dates of your trip.\n4. Choose your destination from the drop-down menu. Here's the data you'll be working with:\n\n```json\n{\n \"id\": \"11bb11bb-cc22-dd33-ee44-55ff55ff55ff\",\n \"title\": \"Booking Travel\",\n \"source\": \"internal_kb\"\n}\n```\n\n5. Select a hotel from the drop-down menu and specify the check-in and check-out dates. If you don't want to book a hotel, you can check the \"I do not want to book a hotel\" box.\n6. Choose the type of rental car you want. If you don't want to rent a car, you can check the \"I do not want to rent a car\" box.\n7. Click \"Submit\".\n\nOnce you've submitted your booking request, you will receive a follow-up communication from an agent with a quote. You can also add any notes or additional information by clicking on the case from the My Bookings screen.", "sequence": 1, "user": "bot", "timestamp": 1711052776968, "isActivityError": false, "sources": [ { "id": "11bb11bb-cc22-dd33-ee44-55ff55ff55ff", "title": "Booking Travel", "source": "internal_kb" } ], "context": { "customerIntent": "How to book a trip?" } } ], "context": { "chatId": "21b27e83-299d-a639-3e4a-8dcd6332e184", "sessionId": "session-id-2", "entityId": "11bb11bb-cc22-dd33-ee44-55ff55ff55ff", "entityName": "knowledgearticle" } }
逐語的フィードバックを取得する
エージェントがCopilotと対話する場合、Copilotが提供する応答に関するフィードバックを提供できます。 フィードバックは msdyn_copilotinteraction テーブルに保存されます Dataverse。
たとえば、Copilotの 応答 は正確ではないため、エージェントはフィードバックを提供するために親指を下に向けたアイコンを選択します。 エージェントは逐語的なフィードバックも提供します。 アプリケーションは、ThumbsDownに設定された msdyn_copilotinteraction テーブルにレコードを作成します。 msdyn_interactiontypename
レコードの主な属性は次のとおりです。
| Attribute | 例のサンプルデータ |
|---|---|
| msdyn_copilotinteractionid | 817ff9e4-cbe7-ee11-904c-000d3a3bb867 |
| msdyn_シナリオリクエストID | 93893746-e203-e9b6-18b9-887d68d18daf |
| msdyn_シナリオタイプ | 質問する |
| msdyn_インタラクションタイプ名 | ThumbsDown |
| msdyn_interactionforid | 1cd6023d-d326-ee11-9966-000d3a3411cf |
| msdyn_interactioncontext | |
| msdyn_interactionデータID | 807ff9e4-cbe7-ee11-904c-000d3a3bb867 |
エージェントから提供される逐語的なフィードバックは次のように取得できます。
テーブルから必要な値を取得します。
msdyn_interactiondataidmsdyn_copilotinteraction次のWeb API要求を実行して、base64エンコード形式で逐語的なフィードバックを取得します。
[Organization URI]/api/data/v9.1/msdyn_copilotinteractiondatas(<msdyn_copilotinteractiondataid>) Accept: application/json OData-MaxVersion: 4.0 OData-Version: 4.0この例では、Web APIリクエストは次のようになります。
[Organization URI]/api/data/v9.1/msdyn_copilotinteractiondatas(807ff9e4-cbe7-ee11-904c-000d3a3bb867)base64でエンコードされたデータをデコードして、逐語的なフィードバックを取得します。 データをデコードするには、オンラインの base64 デコーダー ツールを使用できます。 この例では、逐語的なフィードバックは
msdyn_verbatim列で利用できます。{ "@odata.context": "https://ocrealtimeperftest001.crm.dynamics.com/api/data/v9.1/$metadata#msdyn_copilotinteractiondatas/$entity", "@odata.etag": "W/\"29538313\"", "_owningbusinessunit_value": "0e9ec0a2-eb6a-ed11-9561-000d3a336228", "statecode": 0, "statuscode": 1, "_createdby_value": "586cb7a8-eb6a-ed11-9561-000d3a336228", "msdyn_copilotinteractiondataid": "807ff9e4-cbe7-ee11-904c-000d3a3bb867", "_ownerid_value": "586cb7a8-eb6a-ed11-9561-000d3a336228", "modifiedon": "2024-03-21T21:42:21Z", "msdyn_verbatim": "Article is outdated", "_owninguser_value": "586cb7a8-eb6a-ed11-9561-000d3a336228", "_modifiedby_value": "586cb7a8-eb6a-ed11-9561-000d3a336228", "versionnumber": 29538313, "createdon": "2024-03-21T21:42:21Z", "msdyn_interactiondata_name": null, "overriddencreatedon": null, "importsequencenumber": null, "_modifiedonbehalfby_value": null, "msdyn_interactiondata": null, "utcconversiontimezonecode": null, "_createdonbehalfby_value": null, "msdyn_name": null, "_owningteam_value": null, "timezoneruleversionnumber": null }
対話データのダウンロード
エージェントと Copilot 間のその他のすべてのやり取りについては、データは Dataverse の msdyn_copilotinteractiondata テーブルに保存されます。
たとえば、エージェントがCopilotを使用して電子メールとケースの概要を生成するというインタラクションが考えられます。 この例の主な属性は次のとおりです。
| Attribute | 私たちのシナリオの価値 |
|---|---|
| msdyn_copilotinteractionid | 0dd941e5-34e7-ee11-904c-000d3a3bb867 |
| msdyn_シナリオリクエストID | 42ae7f8e-736f-1cea-035b-6bf970b48e9c |
| msdyn_シナリオタイプ | ケースの概要 |
| msdyn_インタラクションタイプ名 | 生成 |
| msdyn_interactionforid | 1cd6023d-d326-ee11-9966-000d3a3411cf |
| msdyn_interactioncontext | {"Filters":{"AgentContextFilters":[],"DynamicFilters":{"IsApplied":false}}} |
| msdyn_interactionデータID | f9d841e5-34e7-ee11-904c-000d3a3bb867 |
インタラクションデータは以下のようにダウンロードできます。
Web API 呼び出しを使用して、インタラクション ID を取得します。
次のWeb API要求を実行して、base64エンコード形式で
msdyn_copilotinteractionテーブルからインタラクション データを取得します。[Organization URI]/api/data/v9.1/msdyn_copilotinteractiondatas(<msdyn_interactiondataid>)/msdyn_copilotinteractiondata Accept: application/json OData-MaxVersion: 4.0 OData-Version: 4.0この例では、Web APIリクエストは次のようになります。
[Organization URI]/api/data/v9.1/msdyn_copilotinteractiondatasf9d841e5-34e7-ee11-904c-000d3a3bb867)/msdyn_interactiondatabase64 でエンコードされたデータをデコードしてトランスクリプトを取得します。 データをデコードするには、オンラインの base64 デコーダー ツールを使用できます。 このメール例では、デコードされた対話データは次のように表示されます。
対話 ID を取得する
Copilot との各エージェントの対話は、一意の対話 ID を持つ msdyn_copilotinteraction テーブルに保存されます。 次の Web API 呼び出しを使用して、msdyn_copilotinteractionid フィールドの対話 ID を取得できます。
[Organization URI]/api/data/v9.1/msdyn_copilotinteractions
Accept: application/json
OData-MaxVersion: 4.0
OData-Version: 4.0
応答では、対話の内容が次のように表示されます。
{
"@odata.context": "https://copilotchatorg260224.crm10.dynamics.com/api/data/v9.1/$metadata#msdyn_copilotinteractions",
"value": [
{
"_createdby_value": "78866530-afd0-ee11-904d-6045bdff74d5",
"createdon": "2024-03-06T06:30:58Z",
"_createdonbehalfby_value": null,
"importsequencenumber": null,
"_modifiedby_value": "78866530-afd0-ee11-904d-6045bdff74d5",
"modifiedon": "2024-03-06T06:30:58Z",
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"msdyn_clienttimestamp": "2024-03-06T06:30:51Z",
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"msdyn_interactioncontext": "{}",
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"msdyn_interactionforlogicalname": "systemuser",
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"statecode": 0,
"statuscode": 1,
"timezoneruleversionnumber": 4,
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},
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"createdon": "2024-03-11T04:45:40Z",
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