tanh
、 tanhf
、 tanhl
双曲線タンジェントを計算します。
構文
double tanh( double x );
float tanhf( float x );
long double tanhl( long double x );
#define tanh(x) // Requires C11 or higher
float tanh( float x ); // C++ only
long double tanh( long double x ); // C++ only
パラメーター
x
角度 (ラジアン)。
戻り値
tanh
関数は、x
のハイパーボリック タンジェント値を返します。 エラーの戻り値はありません。
入力 | SEH 例外 | _matherr 例外 |
---|---|---|
± QNaN、IND | なし | _DOMAIN |
解説
C++ ではオーバーロードが可能であるため、tanh
または float
の値を受け取って返す long double
のオーバーロードを呼び出すことができます。 C プログラムでは、この関数を呼び出すために <tgmath.h>
マクロが使用されていない限り、tanh
は常に double
を受け取って返します。
<tgmath.h>
のtanh
マクロを使用する場合、引数の型によって、選択される関数のバージョンが決まります。 詳細については、「ジェネリック型数値演算」を参照してください。
既定では、この関数のグローバル状態の適用対象は、アプリケーションになります。 この動作を変更するには、「CRT でのグローバル状態」を参照してください。
要件
ルーチンによって返される値 | 必須ヘッダー (C) | 必須ヘッダー (C) |
---|---|---|
tanh 、 tanhf 、 tanhl |
<math.h> |
<cmath> または <math.h> |
tanh マクロ |
<tgmath.h> |
互換性の詳細については、「 Compatibility」を参照してください。
例
// crt_tanh.c
// This program displays the tangent of pi / 4
// and the hyperbolic tangent of the result.
// Compile by using: cl crt_tanh.c
#include <math.h>
#include <stdio.h>
int main( void )
{
double pi = 3.1415926535;
double x, y;
x = tan( pi / 4 );
y = tanh( x );
printf( "tan( %f ) = %f\n", pi/4, x );
printf( "tanh( %f ) = %f\n", x, y );
}
tan( 0.785398 ) = 1.000000
tanh( 1.000000 ) = 0.761594
関連項目
数値演算と浮動小数点のサポート
acosh
、 acoshf
、 acoshl
asinh
、 asinhf
、 asinhl
atanh
、 atanhf
、 atanhl
cosh
、 coshf
、 coshl
sinh
、 sinhf
、 sinhl