EDI および AS2 状態レポートの構成
ここでは、EDI および AS2 状態レポートの有効化、EDI、バッチ処理、および AS2 の各状態レポートに対する状態レポート フィルターと表示列の構成について説明します。
状態レポートの有効化
EDI 状態レポートは、EDI サブシステムと BAM サブシステムをBizTalk Serverがそのサーバーにインストールされている場合にのみ、サーバーで使用できます。 BAM インフラストラクチャがインストールされていない場合は、EDI/AS2 状態レポートを有効にできません。 また、サーバーが EDI 状態レポート データ ストアにアクセスできるように、サーバーは EDI Processing BizTalk Server グループのメンバである必要もあります。
[契約のプロパティ] ダイアログ ボックスの [全般] タブの [全般プロパティ] ページで [レポートをオンにする] プロパティが選択されている場合、状態レポート UI でパーティのインターチェンジに EDI メッセージ エントリが入力されます。 インターチェンジを送信または送信するパーティが決定されない場合、X12 と EDIFACT の両方のフォールバック 契約で Activate EDI レポート プロパティが選択されている場合にのみ、それらのインターチェンジに EDI メッセージ エントリが入力されます。 これは、EDI インターチェンジおよび関連する ACK の状態レポートに適用されます。 バッチ状態レポートは、契約が決定され、[契約のプロパティ] ダイアログ ボックスの [全般] タブの [全般プロパティ] ページで [レポートを有効にする] プロパティが選択されている場合にのみ有効になります。
トランザクション セットは、[契約のプロパティ] ダイアログ ボックスの [全般プロパティ] タブの [全般プロパティ] ページで [レポート用のメッセージ ペイロードを格納する] プロパティが選択されている場合、またはフォールバック 契約プロパティで [レポート用のトランザクション セット/ペイロードを格納する] が設定されている場合、追跡データベースに格納されます。 このプロパティが選択されている場合のみ、トランザクション セットの詳細およびメッセージ コンテンツ状態レポートを使用できます。
[契約のプロパティ] ダイアログ ボックスの [全般] タブの [全般プロパティ] ページで [レポートをオンにする] プロパティが選択されている場合、状態レポート UI に AS2 メッセージ エントリが入力されます。 否認不可データベースに AS2 メッセージまたは MDN を格納するには、[契約のプロパティ] ダイアログ ボックスの [一方向 AS2 契約] タブの [ 送信者の否認不可 ] ページまたは [受信者の否認不可 ] ページで適切な プロパティ を選択する必要があります。 これらのプロパティにより、AS2 メッセージおよび関連する MDN の状態レポートが有効になります。
[契約のプロパティ] ダイアログ ボックスの [一方向 AS2 契約] タブの [送信者 MDN 設定] ページで [MDN が受信されなかった場合に AS2 メッセージを再送信する] プロパティが有効になっている場合、信頼できるメッセージングの状態レポートが表示されます。
状態レポートの有効化の詳細については、「 EDI および AS2 状態レポートの有効化」を参照してください。
状態レポートのフィルターと表示列
EDI および AS2 状態レポートにより、状態レポート用に保存されるデータの範囲をカスタマイズできます。 これを行うには、BizTalk Server管理コンソールの [グループ ハブ] ページで行います。 状態レポートの状態レポート ペインを表示した後、レポートに表示するデータの範囲を選択できます。 そのためには、状態レポートのクエリ式に含めるフィルター値を選択します。
状態レポートに表示するデータの種類をカスタマイズすることもできます。
Note
状態レポートが有効になっている場合、常にすべての状態がストレージに保存されます。 クエリ式または状態列をカスタマイズすることで、表示する保存データを定義します。
詳細については、「 EDI および AS2 状態レポートの構成」を参照してください。
参照
EDI および AS2 状態レポート
EDI インターチェンジと関連する ACK の状態レポート
バッチの状態レポート
インターチェンジの集計レポート
トランザクション セットの集計レポート
AS2 メッセージおよび関連する MDN の状態レポート