Tech Fielders コラムのフィードバックを受けて(2)
Tech Fielders サイトに掲載をしております、コラムですが、先日のポストで第三段まで公開されております。
宣言しておりますとおり、コラムに関するフィードバックをいただいた際には、不定期ですが、そのフィードバックにこのブログでお答えしたり、そして今後のコラム執筆に活かしていく所存です。
いただいたフィードバックはすべて拝見させていただいております(自分のコラムだけではなく Tech Fielders サイト、すべてのコラムのフィードバックを拝見させていただております)。
今回も 『 IT Pro のための ALM 入門 』 に対してフィードバックを多数いただきました!本当にありがとうございます!
※ IT Pro のための と銘打っておりますが、開発者の方、プロジェクト管理者の方にも読んでいただきたいと思っておりますので、まだご覧いただいていない方は、騙されたと思って(?)ぜひご覧ください。
まず、「わかりやすい」、「読みやすい」、「素晴らしい」といったお褒めのお言葉をたくさんいただきました。ありがとうございます。このブログの投稿についても、読みやすいと言っていただける方がたくさんいらっしゃるのですが、自分では文章能力に疑問があるんですけどね。
コンサルタントをしていたからか、文章はわかりやすく書く努力というか、意識はしてはおりますが。なので、上述のように言ってくださると本当にうれしいです。
私は、コテコテの理系で、国語や社会の成績はてんでダメでした。なので高校からして普通科ではなく、理数科に進学したくらいです。ちなみに、大学も応用数学科だったりします。とはいえ、今では引き算もままならないくらい数字には弱い子になってしまいましたけどね。数学で身についたのはロジカルに考える能力だと思っています(^^)
さて、顧客に価値を提供し続けるライフサイクルというところに、同意、共感、気付きを持っていただけた方が多かったのは、非常にうれしい限りです。当たり前ですが、開発のライフサイクルも、開発者をはじめとした皆さんの日々の活動もこれらにつながる大切な要素なわけですね。個々の活動がなければこんなことは実現できません。
もっと具体的な例や、顧客事例を取り扱ってほしいというご要望もいただきました。正直に申し上げるとこれは非常に難しいですね。コラムという媒体でこれを表現していくのは難しいところではあります。
IT エンジニアの皆さんが、コストセンターとして扱われてしまっている現状への問題提起もいただきました。まさにおっしゃる通りだと思います。IT エンジニアの活動はもっと価値のあるものですし、戦略的に経営から見直さなければならない時期にきているのかもしれません。顧客に価値を提供し続けることへの評価もこれに関連していると思います。顧客満足度を掲げることはよくしますが、それをどう実現しているか、あまり目に見えない、縁の下の力持ちに対する評価や価値をどう見ていくのかは、非常に難しところになっていますね。
ALM への投資も同じようなことが言えて、「今までなんとかなっていたから今のままでいいのでは?」とはよく聞く言葉です。仮にこの言葉以外の根拠がないならば、それは怖いことかも知れません。開発環境の整備も同様で、ツールを買う予算であったりもそうですが、開発環境の構築と維持・管理が開発者のボランティアで成り立っているところも少なくありません(意識の高い方が率先して実施しているケースが多いわけですが、体を壊してしまうからもいます)。そういうところも変わっていかないといけないと思うのです。
ちなみに、私は、「顧客の満足」ではなく、「顧客の成功」を企業価値、ミッションとする会社に身を置いていました。ですから、エバンジェリストとしての私は、「IT エンジニアの成功」へ寄与することを目指しております。
話がまたそれましたが(^^; ALM については、いろいろと反響をいただいておりますので、今後も書いていきたいと思っております。まだまだ ALM というととっつきにくかったり、ネガティブな印象もお持ちの方も多いかも知れませんが、決してそんなことはありませんので、 ALM を知って、ぜひ可愛がってください。
ぜひ、また読んでやってください <(_ _)>
長沢智治